2009年6月29日月曜日

思い立ってヨセミテ

本格的な夏日が続いているこのごろ。私たちは週末を前倒しすることにして、ヨセミテ国立公園まで足を伸ばしました。シーズン中にもかかわらず、以前ダニーが弟夫妻、両親と泊まったコテージに電話をかけると、キャンセルがあって部屋が空いているというではありませんか!ヨセミテが私たちを呼んでいる♪ 


車で4時間ほどで公園ゲートに到着。中に入ると、エル・キャピタンが堂々と目の前に姿を現します。この一枚岩、ロック・クライマーの挑戦の場所としても有名で、数組のクライマーの姿を岩肌に見つけました。




日の入りは午後8時過ぎ。グレイシャー・ポイントからたそがれのハーフ・ドームを眺めました。



翌日も快晴!バレーからグレイシャー・ポイントまでの往復9マイル(約15キロ)のハイキングに挑戦しました。実はこのコース、かなり難易度が高いもので、そうとは知らず元気に出発した私たちも途中かなりへばりました。もうあと少しかな?というところですれ違ったおじさんに「後どのくらいですか?」と聞いたら「半分くらいかな?初めてののぼり?頑張ってね!」と。それ以降が特に長かった。。。考えてみれば、標高1200mから2200mまで一キロも登るんです。ふもとから見上げていたヨセミテ滝が目の高さになり、やがて眼下になった時の嬉しさ!そして一番のハイライトは、頂上で食べたアイスクリームでした。
帰りも同じコースでまだ日が高いバレーに戻りました。
その後ちょっと足を伸ばして、湖までドライブ。たそがれの湖畔でしばし静寂のひと時。コテージの帰り道、とっぷりと暮れた夜のエル・キャピタンの岩肌にはクライマーのライトがちらちら光っていました。

翌日。。。恐れていた筋肉痛はそれほどひどくなく、コテージで朝ごはんを食べてドライブを楽しんだ後、帰路へ。


途中カリフォルニアで一番古いバーであるIron Saloonに立ち寄ってFish & Chips とビールの昼食を取り戻ってきました。



来年こそはハーフ・ドームに登るぞ!と熱い思いを胸に戻ってきました。

2009年6月24日水曜日

ボランティア活動

ミッシェル・オバマがカリフォルニアを訪れた。国を挙げてボランティア活動を推奨するためだ。より多くのアメリカ人にボランティア活動を通して社会とかかわってほしいとして、ボランティア団体の会議で演説を行った。彼女自身、子供の脳の発育には体を動かすことが大事と、学校の校庭に滑り台を設置するプロジェクトに参加して、大勢のボランティアと滑り台を取り付けていた。

アメリカではボランティア活動への参加実績が評価される機会が多い。学校の願書に活動記録を書く欄があるし、年間を通して定期的、または季節的にボランティア活動をしている一般の人もいる。企業を通して活動に参加することもできるし、各地域公共団体のウェブサイトから近くでボランティア活動ができるところを検索することもできる。私も最近、近所の教会がやっているフード・バンクと呼ばれる食料の寄付をうけて配布するところに申し込みをしたが、人手が足りているようで参加できなかった。

政府は今回新しいウェブサイトhttp://www.serve.gov/を立ち上げた。ここでは郵便番号からボランティア団体を検索し絞り込むことができる。何か自分にできることを探してみようと思う。

2009年6月18日木曜日

Afternoon Tea

友人たちとアライド・アーツ・ギルドで午後のお茶をした。http://www.alliedartsguild.org/

1929年に設立されたアライド・アーツ・ギルドは芸術家のサポート、小児病院のサポート、イベントの開催などさまざまな活動を行っている。

住宅地に囲まれた門をくぐると、そこには美しい庭が広がり、スペイン建築の建物はそれぞれビストロ、ギャラリー、ガーデニング用品やギフトを売る素敵なお店となっている。

午後の日差しは温かく、風がとってもさわやか。庭師の人たちがはさみを動かすたびに、緑の香りが色濃く立ち上る。薔薇のシーズンは終わりかけていたけれど、ジャスミンの甘い香りが鼻をくすぐる。車で数分のところにこんな素敵な場所があるなんて嬉しい発見!
お茶のほうは、プレゼンテーションは合格、お味・ディテールは正直言って今ひとつ。

                                レストラン内部
何しろポットに入ってでてくるお湯がぬるい。。。これでは本格的なお茶は楽しめない。基本の基本。
4人で二つのポットをシェアするのだけれど、これはお湯だけで、それぞれはティーバッグをカップに入れてお湯を足しながら飲む。これでは最初のカップは濃すぎ、次からはどんどん薄くなって均一に出ない。ティーバッグを変えてくれるでもなく、これでafternoon teaとは!ジャスミン茶を頼んだ友人はぬるいお湯ではまったく風味を楽しめず、ブラックティーに変更した。やっぱりお茶を楽しむにはポットもしっかり温めて、熱々のお湯でゆっくり淹れたい。

種類は豊富だったけれどペストリー、バン、スコーンも焼きすぎで今ひとつ。おいしそうには見えるのに残念。
あめ色にいためた玉ねぎとポートベロ・マッシュルームのソテーを載せたペストリーはまあまあ。
最後のスイーツ・プレートにのっていたドルチェ・デ・レーチェのミニクッキーが一番おいしかった。お茶はさておき、素敵な空間で友人たちと楽しい時間が過ごせたことに感謝!

2009年6月17日水曜日

世界で一番価値のある560円

お金で買えるもの。モノ、情報、サービスなどなど。その時々によってほしいものも変わるし、手に入れたときの満足度もまちまち。でも、私にとっていつも満足を与えてくれるもの、それは本。古今東西、もう亡くなった人から自分よりすごく年下の人まで、すばらしい本を残し、今も書いてくれている。それぞれが自分の信じるところ、いいたいことを世界中とシェアしようとしてくれている。すばらしいことだと思う。

一番好きな映画は?食べ物は?色は?場所は?画家は?匂いは?花は?スポーツは?音楽は?俳優は?作曲家は?本は?あげればきりがない自分の中の一番。それでも私はあえて、本についていえば、マルクス・アウレーリウスの自省録をあげるだろう。121-180に生きたアウレーリウスはローマ皇帝で哲人。ローマの戦国時代に生きた彼は、ストアの教えに沿って日々を振り返り、自己の成長を死ぬまで続けた人だ。

”生きがいについて”、”こころの旅"、”人間をみつめて”など名著を残した神谷美恵子氏の名訳で、このような名著に触れることの幸福を心より感謝する。

2009年6月16日火曜日

真夜中のフムス

明日の夕食にヒヨコマメを使うため、戻しておいた豆を煮た。
重曹と小麦粉を入れて戻すと臭みが抜けるというので、そのとおりに一晩置いた。よくすすいで1時間から2時間煮るつもりで鍋を火にかけた。灰汁を取りながらしばらく煮て、15分後にまた灰汁を取るために鍋のふたを取ったら、すでに豆が煮崩れかかっている!味見したら、形は崩れていても、ほっこりおいしく煮あがっている。崩れた豆は明日には使えないから、急遽フムスを作った。ピタパンを焼いて、レモン汁がにんにくと胡麻の味わいを引き立てているまだ温かいフムスをたっぷりつけていただきます!
ま、今日はデザートをスキップしたからいいか。。。

簡単で栄養も抜群!野菜につけても、パンやクラッカーにつけてもおいしいので、ぜひお試しあれ。

にんにく 4片
ヒヨコマメ 2カップ
タヒニ(胡麻ペースト)1/3カップ
レモン汁 大さじ6 
塩(あればコーシャソルト)小さじ 1 1/2
水または豆のゆで汁 大さじ2
チリソース(タバスコなど) 8ふり またはお好みで

にんにくをフードプロセッサでみじん切りにする。
残りの材料を加え、滑らかにして出来上がり。

2009年6月7日日曜日

祝! 初ヤード・セール


ヤードセール、なかなか楽しかったです。

前日の金曜日は昼から倉庫と家を行ったり来たりで荷物を運び、我が家は2階なので重いものを運ぶのには一苦労でした。

当日は6時おきでおにぎりを作り、7時過ぎからお宝(本人はそのつもり)を運び出していると、早くも7時半には人が!日系三世だという女性は、こけしや日本の民芸品を探しに来たのだとか。水曜日に地元の日本食スーパーに張り紙をしたのが効いたようです。しかし残念ながら彼女が探しているようなものはお宝の中にはないので、売り上げはゼロでした。

頭を痛めたのがプライシング。結局スーツやコートを除くほとんどの洋服・アクセサリーは1ドルから5ドル、お皿・食器、キッチン用品・電気製品は0.5ドルから10ドル、本は文庫本2ドル、3冊で5ドルという感じ。近所に住む友人も彼女の洋服や靴を持って飛び入り参加しました。

8時開始で8時半ごろから徐々に人が集まってきて、9時には一時混乱するほどの盛況となりました。ヤードセール慣れしている人たちは、掘り出し物を探して朝早くに勝負をかけます。車を降りるとすぐに手袋をはめ、電気製品はない?iPod関連品は?とターゲットを絞っている人。バーゲン品をとにかく探し、それでも値切る人。これらの人の多くは、ヤードセールで仕入れた品をeBayなどのオンラインサイトで売って生計を立てています。他にはご老人ばかりのグループで孫の洋服を探したり、小さな子供をつれた親子がおもちゃを探しにきたり、フリーの箱をほぼ半分空にして”zero waste"に協力してくれた中国人親子が印象的でした。ラジオつきアラームを5ドルから3ドルに値切った男性がお金を払わずにモノとともに消えてしまったのにはびっくり。混雑時を狙って悪事を働いている人もいたようです。

うれしかったのは、ヤードセールめぐりが好きなご老人グループのご婦人に、一番organizeされているガレージセールね!といわれたこと。無駄を省くため、値札などは手書きで特にきれいとはいえませんでしたが、工夫した甲斐があったというものです。また50ドルのアームチェアと15ドルのストールが売れたこと!オンラインサイトで売ろうと思ってなかなか売れなかったもの。100ドル札を持った女性が即決で買って行きました。最後のほうで残った食器類を1ドルで落札した中国人男性が、"this really makes me happy!"といってくれたこと。こっちもものすごく嬉しくなりました。

お昼以降はスローな感じ。値引きも70%以上で、40ドルをつけたフェイク・レザーのロングコートは、8ドルで、息子の通訳で交渉してきたメキシコ人男性のガテマラに住むお母さんに送られることになりました。残ったものは大物の洋服を除いてすべてその日に寄付しました。
朝7時から午後4時まで実働9時間。売り上げは一ヶ月の倉庫代ほど。やはりモノを持つのも整理するのも時間とお金がかかることを実感した一日でした。

2009年6月3日水曜日

Zero Wasteということ

私の住むパロアルト市では、Zero Waste Programと称して2012年までに無駄を限りなくゼロに近づける推奨プログラムを行っています。その一環として、賛同する住民が同日・同時刻に店開きして全市をあげてのヤード・セールが行われます。ヤード・セールとは各家の前庭(ヤード)やガレージで不要になったものを売ること。リサイクル運動が盛んになル前から、アメリカではよく目にする光景でした。

膨大なモノを整理しながら、これからはライフサイクルを考えてモノを買おう!と強く思いました。
気に入ったから、ほしいから、ともするとほしいだけ手に入れるというアプローチから、必要なモノを買い、上手に使い、いらなくなったら第二の家(それを必要とする人、場所)を見つけるところまで責任を持てたらいいなと考えています。

2009年6月2日火曜日

日々忙殺。。。

皆さん忙しい中、こんなタイトルで恐縮ですが。忙しいときは忙しい。本当に5月はどこに行ってしまったのか。決してブログを更新しなかった言い訳では、あるかもしれません。。。
更新継続決意したばっかりなのに、まあ、これからぼちぼちやってきます。

今、あるプロジェクトのリサーチが追い込み。4月後半から忙しかったのですが、5月は夢の中でも電話をかけてる始末(笑)。その割りに結果は思うほどあがらず、気持ちは焦るばかり。

そんなときこそ、エプソム塩のお風呂に入って、疲れを翌朝にためないように気をつけています。