2015年2月24日火曜日

London 2015 Day 2

今年始めのロンドンでの日々を振り返っています。もう2ヶ月以上前かあ。でも書いておきたい出来事満載なので続けます。

1/4(日)は昔の職場の友人と会う約束をし、前夜にお気に入りのコンサートホールのサイトを見たら日曜朝のコンサートがあることを知りチケットが手に入りました。思い立ってすぐ楽しめるのがロンドン、嬉しい懐かしさです。


お洒落なスクエアに面したイタリアンレストランにて USでは滅多に見ない瓶コーラが新鮮
友人も母上を数年前に癌で亡くして、ご兄弟やその配偶者のかたも病気と格闘した経験を持っていると話してくれました。いろいろ気がかりな事を抱えながらみんなそれぞれの地で生活を続けています。ギャップを感じず沢山の話をして少し一緒に涙も流して最後は最高の笑顔でまたいつか会おうねと約束してさよならしました。
夕暮れの街をぶらぶら歩けばウインドウディスプレイに目が留まります。



絵がみたくなったのでナショナルギャラリーへ。前はダメだったような記憶があるけれど今はフラッシュなしなら撮影OKになっていました。日曜およびホリデーの続きで館内はかなり混んでいてたので効率よく見るために気に入った絵のロケーションを係員に訪ねました。うる覚えのアーティスト名と絵の説明だけで、その係員は何も見ないで丁寧に部屋の番号まで教えてくれて感激!ここは実際に来ようとすると当然遠いのだけれど、なんだか目を閉じればすぐ近くにあるような、そんな気がする不思議な所です。
私が夕飯を作ることになっていたので材料を買って戻ったら、子供たちのティーパーティが続いていました。近所のデイケアに通う子供たちは家族ぐるみでみんな仲良しだそうです。フランス、バスク、アイルランドと国も職業もいろいろなカップルが集まっていて話題も豊かです。夕飯は翌日に延期してその夜はのんびり時間が流れていきました。

2015年2月23日月曜日

持ってきてよかったものたち①

帰国時の荷物は最高記録の8個。無理と言いきるダニーを説き伏せ車に詰め込みました。一つは私が助手席で膝に抱え前が見えない状態で帰ってきました。
その膝に乗せてきた箱の中身は、民芸品とガラスケースでした。当初はいくつかの中身を残して処分して、他の同じようなケースは既に解体してゴミに出していたので同じようにすればいいやと考えていました。出発日が近づいたころ、探していた訳でもないのに、このケースにぴったりの箱が手に入りました。沢山の置物もどれを残すか決められず結局全部持って帰ることにしました。
昔はどこの家にもあった(と思われる)木枠のガラスケースには、主に母が旅行先で買ったこけしやだるま、その他木彫りや陶器の人形などが飾られて、箪笥の上にありました。一つ一つの人形は結構愛らしくて、落ち着いた空間を保ちながら、それぞれの場所にひっそりと並んでいました。中には小さい頃に出かけた家族旅行で買った人形や、私が小学校の修学旅行でお土産に買ってきた置物もありました。
 
箱はぴったりすぎて、出す時に切らなければならなかったほど。お陰で薄いガラスも割れずに無事でした。
違い棚の部分は、荷造りに外したときにぱりんと澄んだ音がして割れてしまったけれど、かけらを張り合わせてみたら案外大丈夫なんだな、これが。実家で撮った写真の通りに並べてみたら違和感なくもとの場所にみんな戻りました。
また捨てられないモノを海の向こうまで持って行ってどうするの?という声が聞こえる中迷いに迷ってつれて来たモノたち。見る度に自然と笑みが漏れてしまうから持ってきて正解でした。

2015年2月16日月曜日

London 2015 Day 1

1/3にダブリンからロンドンへ移動しました。冬の欧州へ行くというのに折りたたみ傘を忘れるという失態。ヒースローに着いたらまず買わなくちゃと少し憂鬱でした。
8時半でも未だ真っ暗で冷たい雨が降っていました。久しぶりのロンドンなのに全く気乗りせず。とにかく東京に帰る日が近づいていることに焦りを覚えていました。定刻予定を大幅に遅れてダブリンを飛び立つころには晴れました。
地下鉄を利用して友人宅へ。到着遅延を知らせる手段がなく焦っていたので傘を買うのを忘れたけれど雨は上がっていました。駅から友人宅まで徒歩5分、一人でホテル泊まりだったらすぐにベッドにもぐりこんでしまいたかったけれど友人に空元気を見せていたらそれなりに大丈夫になってきた。有り難い事です。
限られた時間を有効に使ってね、劇かミュージカルでも観てくれば?と勧めてくれたのでとりあえず劇場街へ。特に空腹ではなかったけれど朝も昼も抜いたので取り急ぎ無難そうなカレー屋に入りました。ダブリンもロンドンもお店ではどこでもWifiが使えるのでとっても便利です。
レビューサイトと友人のお勧めから"Great Britain"を選びました。携帯メッセージを盗聴したタブロイド紙が廃刊になった実際の事件を題材にした風刺コメディです。
開演までの時間、ものすごい人でごった返す街中を歩きました。色とりどりのイルミネーションがとてもきれいです。

 
土地勘は戻ってきたしこの街で8年生活した事実はある。なのに違和感が拭えません。
睡眠不足がたたって途中眠りこけそうになったけれど、Great Britainは忘れかけていた英国風ユーモアがちりばめられていてなかなか笑えました。まだまだ賑やかな街を後に友人宅へ戻りました。

2015年2月15日日曜日

キッチンにて

バレンタインデーの夕飯、久々にダニーと一緒に料理しました。
ロブスターが特売だったのでテルミドールに決定。まずはロブスターを7分ほど茹でて冷水にとって殻から身を取り出します。


ホワイトソースは玉ねぎを焦がさずゆっくりしっとり炒めて作ります。そこに白チェダーとスパイスを加えたソースを作り、身を和えてパン粉とおろしチーズ をのせてオーブンの上火で数分焼いてアツアツをいただきます。
付け合わせには色とりどりのかわいいひとくちポテト。色別に味も食感もそれぞれ違って楽しめます。ほうれん草は贅沢に二袋をソテーしました。付け合わせの使命はソースをしっかり最後まで味わうこと、この選択は大正解でした。



ガトーショコラは卵黄と砂糖をすり混ぜたなかにバターと湯煎に溶かしたチョコを混ぜて、うそ!というほどのココアとほんの少しの小麦粉、メレンゲの順に混ぜてじっくり焼きます。しっとりほろ苦リッチなおいしさ。


今日のトータルカロリー計算したら卒倒すること間違いなしなんですけどね、ま、たまにだし(と年末年始も言っていたが)。

殻はよく洗って出汁をとってみました。どれだけ風味が残っているか?だったけれど、結構いい香りがして使えそうです。

食後のフランジェリコ入エスプレッソのせいか、2時間寝て目が冴えてしまった。空が白んでくるころか。