2009年10月24日土曜日

土曜朝6時45分

今日はただの散歩ではありません。まだ暗いうちに友人と待ち合わせ。友人の首にはヘッドランプ。手には厚手のビニール袋数枚、ゴム手袋、傘、エコバッグ、トング。目的地はパロアルトダウンタウン、家から歩いて5分のとある通り。怪しげ(?)な二人組は足早に人気のない歩道を進みます。

持ち物でピンと来ましたか?そうです!今朝は銀杏拾いに行ってきました。パロアルト市では数年前に条例ができて銀杏の木は街路樹として禁止されてしまいました。それ以前は確かにそこここであの強烈なにおいが感じられた記憶が。

私は日本でも銀杏拾いをしたことがありませんでした。しかし一昨日友人がいつも通っている道で実がなっている銀杏の木を見つけたとのこと。それも私と電話で話している最中だったので、ご縁(?笑)を感じずにはいられませんでした。

木は小振りでしたが近辺にはあの強烈なにおいが。確かにちらの人にはかなり迷惑でしょう。ヘッドランプの光を当てるとたわわに実った実が見えます!興奮!木を揺さぶってみましたが実は落ちてこなかったので、友人が持ってきたビニール傘にエコバッグをくくりつけて、アタックNo.1! 助走をつけてジャンプし特定の枝を狙って傘を振り回せば、ばらばらと実が落ちてきました。またまた興奮!通行人はほとんどなく、「掃除のボランティアに見えるよね、教会の前だし、うんうん」と本人同士で勝手に納得しながら、とにかく一生懸命拾いました。サクランボ大の梅干しのような果肉は結構”するり”ととれるのですが,歩道に残していくのは迷惑なので果肉ごと拾って、友人宅の庭で解体作業。

新聞紙を広げて果肉をむいて、新聞紙に厳重に包んだ後、厚手のゴミ袋へ。何度か新聞紙でもみながら拭くと、かなりきれいになりました。しかし銀杏もあんな強烈なにおいで我が身(実)を守っても、人間の食への探求は逃れられなかったのですね。あれを最初に食べようと思った人はすごい。果肉も結構おいしかったりして〜と話しながら皮むきをしましたが、我々には試す勇気はありません。

家に戻り水洗いをしてテラスに干しました。朝日に輝く大粒の実!




不思議そうに近寄ってきたBlue Jay. トマトと違って食べられないでしょ、これは。

ちなみにたまたま広げた新聞は近辺の秋の不動産特集記事。アズール建築様式の超豪邸の広告と銀杏の粒のコントラストに一人朝のテラスで笑ってしまいました。


6 件のコメント:

  1. わたしもミズーリに住んでいたときに近くの公園で銀杏ひろいをしたことがあります。わたしの他にアジア系の男性もせっせと拾っていたっけ。とにかく匂いが強いのよねぇ。明日は足の筋肉痛になりますよ。立ったりしゃがんだりのポーズが多いから。銀杏入りの食事レポート楽しみにしているよ!

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  2. 筋肉痛か。。。確かに潮干狩りと同じ原理ですね。一本の木の下に10分もいなかったから最小限であることを祈ります。まさかと思ったけれど干しておいたらBlue Jayに20粒以上持っていかれていました。ファーマーズマーケットの帰りに改めて木を見上げたら,まだまだ上の方に鈴なりになっていたのでまたいきます。電子レンジで加熱したら爆発したので、フライパンで気長に炒って20粒くらい食べました♪レシピを眺めて残りを何に使おうか今思案中。料理を作ったらレポートしま〜す。

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  3. 完全装備で暗闇を歩く2人と、木の下でエコバッグがくくりついた傘を振り回す2人を想像して笑ってしまいました。

    どんな銀杏料理が登場するかしら〜。楽しみ☆

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  4. エコバッグ&傘はご想像と織りかなり笑える姿だったと思います。ジャンプも数回続けてするといい運度。ダニーは、カリフォルニアだからツリーアビューズで訴えられないように気をつけてと助言をくれました。確かにこの国ではいつ訴訟に巻き込まれるかわからないもんね。

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  5. imakokoさん

    食に対する、その行動力!おみごとです(笑)。
    もし訴えられたとしたら、私は証言台に立つよ。日本人にとってどんなに銀杏が愛しいいものか、そして貴女の食に対する探求心(ただの食いしん坊か?)情状証言しましょう。Not guilty のために。

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  6. mayumiさん、心強いわ!今朝も拾ってきました。鳥対策もばっちり。今テラスで干しているところ。明日あたりから食卓に登場予定です。

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