SFOから飛ぶ前にターミナルのワインバーで一人乾杯。隣りに座っていたNY出身の写真家の女の子と話が弾みました。彼女は今の両親に養子として迎えられ、ミドルネームを自分で選んでいいと言われてSora(空)にしたという日本好きな女子。早く日本に行ってみたいと目を輝かせていました。30歳になったばかりでこれからやりたい事がたくさんある、でも不安もあると目を輝かせながら、正直に今の心境を語ってくれました。わかるよ〜、その気持ち。30歳になるって大きな節目だものね。年を重ねるって悪くないよと今なら本心から言えるのだけれど、30歳のころはどう考えていたかなあ。思い出せない所がいいんだか悪いんだか(苦笑)。
翌朝到着予定のYさんをのぞく三人が、木曜夕方にポートランド空港で落合いました。こじんまりとして使いやすい空港です。ダウンタウンまでは車で20分弱、ウィラメットリバーを越えると直ぐです。100年以上前の建物を改装したホテルには、丁度ハッピーアワーの時間にチェックイン。早速ワインを楽しみながら、これからの予定を話し合いました。
事前に皆さんしっかりリサーチしてくれていました。私はドライバーの一人として、前日夜に各行き先からの距離と移動目安時間はメモして、電話に行き先を登録しただけ。イマイチ見所や土地勘がまだ備わっていませんでした。
夕闇が濃くなる街に繰り出しました。食のイベントが開かれていて、街中にもイベント会場ができていたけれど、あいにくチケットは売り切れ。
目当ては町中に出ているというフードスタンド。そこここにフードトラックが常駐していました。
ただほとんどがお昼だけ営業するようで、まだ7時過ぎなのに殆ど閉まっていました。ここ試してみる?と消極的に目星をつけた場所も、一回りして戻ってきたら閉まっていました。とほほ。
探しまわった結果、まずはオイスターバーにて一息。
オイスター好きのTさんは満足だったようで何よりです。体調が今ひとつというCさんは、大事を取って生ものを避けてクラムチャウダー。肉&牡蠣が苦手な私はベーコンが入っていないサーモンチャウダー。サーモンチャウダーはフルフルでスープというより泡立てたクリームディップ。リッチすぎて食がすすみません。グルメの街ポートランドでお腹をすかせたまま彷徨い続けます。中華街のゲートをみて、ココなら遅くまでやってるよね〜と行ってみたけど、こちらもほぼ全滅。閉まってるか開いててもがら空き。
放浪の末にやっと見つけたフォーのお店は、スープが豚骨もどきで脂ぎっていて私はお手上げでした。腹ぺこで麺類を残したのは初めての体験です。
確かにご飯がみっちりと巻かれていて、外側はきりたんぽ状。ちくわと見間違えても仕方なし。カクテルは美味しかったです。
帰ろうとしたところ、片言の日本語を話すベトナム人男性が勝手に会話の輪に入ってきました。悪い人じゃないんだけど、腹がすいては無駄話もできず、こちらは上の空。それでもいくつかのおすすめワイナリーなどを教えてもらい、リサーチ結果と照らし合わせ、データベースを確認できたのはよかったかも。
カラフルなドーナツがぐるぐる回るショウケース
グルメの街、ポートランドに期待していただけあって、かなりがっくりきた夜更けでした。結局午前様にドーナツ屋Voodoo Donutsで、普段なら絶対買わないであろうドーナツを買ってホテルでみんなでひとくちずつ食べました。帰りのSF行き機内で、このピンクの箱をいくつも抱えた学生グループに会いました。お土産にはいいかもね。ちなみにお値段は3つで6ドル弱でした。左下のは砕いたオレオクッキーがまぶしてあって、右下はクリーム入り。上のはお店の名を冠したVoodoo。
ポートランドは近年「住みたい街」として人気急上昇中です。セールスタックスが無いので、買い物しても値札こっきり、レストランでもチップ計算が簡単。そして環境保護にも熱心な人が多くて、こんなペイントも見かけました。
危険は感じなかったけれど、中華街のあたりにはホームレスの人たちがたくさんいました。豊かさの光と影は都市部にはつきものなのでしょうか。
初日の感想。ダウンタウンはビジネス街で、オフィスアワーが終わるとさっと人がひき、また夜更けに限られたエリアのバーシーンが盛り上がる感じ。おすすめレストランは街中よりちょっと離れて散らばっているようです。臆せずドライブして美味しいものを食べに行けばよかったかも。戻ってきたい街なので、次回に期待します。
PDXで合流する前に、既に一杯飲んでいたのか〜!
返信削除あれ〜、ちゃんと自己申告してたと思ったけど? :P
削除聞き逃したか?(最近そういうことが多くて 溜)
削除