2011年7月19日火曜日

シャスタで生きて逝った人

ここから500kmほど北上したところにシャスタ山があります。標高4322m、山頂は万年雪に覆われ、アメリカ先住民に神の山としてあがめられていたシャスタ。その雪解け水はミネラルウォーターのクリスタルガイザーの源泉です。隣のシャスティーナ山(3758m)とそびえる姿は美しく雄大です。

そこで暮らすアヤコさんという日本人シェフのお話については、以前のブログで紹介しました。その後、彼女は癌が再発。そして日本のお母様にも癌が見つかり、しばらく里帰りしてお母様にお食事を作られたりしていました。時々ブログにお邪魔して心のこもったマクロビ料理やシャスタ山での生活、痛みと果敢に戦う姿に感銘を受けていました。

びわの葉や里芋で作ったシップやこんにゃくを温めて患部に貼ったり、ひまし油でマッサージをしたりといった自然療法で、最期の最期の本当につらい時まで薬を飲まなかった闘病生活。最期はご家族に見守られながら、シャスタ山が見えるリビングのベッドで旅立たれたと娘さんがブログで知らせてくれました。愛する人が痛みに苦しむのを支えるのはおつらかったことでしょう。でも最期まで信念をもって自分の心と体をケアしたアヤコさんを尊重したご家族の強さに胸をうたれました。

ブログのコメント欄でお話ししただけですが、彼女が語るびわの葉茶や手作り梅干しを広めるという夢、食事の大切さなど心から賛同して応援していました。ご本人も時間がかかったとはいいながら、どんなにつらくても「病気は自分が作り出したもの」と受け止め、自然療法に前向きに取り組んでいた彼女の勇気を心より尊敬します。

痛みから解放されたアヤコさんのご冥福を心からお祈りします。安らかにお休みください。

2 件のコメント:

  1. アヤコさんのこと覚えています。
    娘さんの書かれたブログも読ませていただきました。ご本人の意思を尊重され、ご家族もすばらしいと思います。

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  2. 最期まで自分の意志を貫いたアヤコさんの強さに感銘を受けますが、本当に、それを支えたご家族の皆様はすばらしいですよね。

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