2009年11月17日火曜日

Amazing Story

これは去年友人から聞いた話で、メールでシェアして多くの反響を得たものです。最近またどういう話だったっけ?とメールをもらったので、こちらで紹介します。

数年前までサンフランシスコにカブト寿司という人気のお寿司屋さんがありました。しかしある日突然オーナーがかわり、常連客はいったいどうしたことか?とびっくり。オーナー夫妻の行方もわからまま、月日は経ちました。

昨年の米国独立記念日の週末。友人の友人でカブトの常連だった日本人が友人とシャスタ山(サンフランシスコから車で北へ5時間のところにある4千メートルを超す神山)へ遊
びにいきました。いつもは綿密に旅行の計画を立てるその人は、その旅行に限り、PCを持っていって調べながらいこう、と出発。しかしPCを忘れてしまったそうです。シャスタ山についたものの何の情報もなく、どこで何をするか、食事はどこでとるかなど右も左もわからない状態。

そんな中、適当に車を走らせていると、オーガニック日本料理の看板が目につき、おなかもすいたので、その一軒家を改造したレストランに入りました。すると驚くことに、数年前姿を消したカブト寿司のご夫妻がいたのです。彼らはサンフランシスコを去った後、シャスタ山で新しいお店を開いていたのです。

常連も多かったお店を急にたたんだのは、奥さんががんを煩っていたからだでした。連絡せずサンフランシスコを去ったことについて、ご夫妻はとても恐縮していたそうです。奥さんは甲状腺がん、度重なる手術、肺への移転、様々な治療を続けながら、仕事に没頭して不安を忘れようとしていました。しかし、ついに立っていることもできなくなり、更なる手術を受けるかどうか迷っていた奥さんは、医者からの説明に納得できずにいました。そして、ご主人に納得してもらった上で、どんなことがあっても二度と病院に戻らないと決め、日本から本を取り寄せ食事療法を始めることにしたのです。この辺りは下記リンクに詳しいので、興味のある方は読んでみてください
http://www.vivifyshasta.com/vivify_ayako_message.html

奥さんは、シャスタ山の生きた水、農薬を使わない新鮮な野菜を中心としたマクロビオテックの食事療法を続けて、時が経つにつれ元気になりました。病院には戻らないと決めたので、がんが完全に治ったのかは定かではないそうです。しかし、食事を根本的に見直した経験から食べ物と水の大切さを文字通り身を以て感じて、新鮮で安全な食材を使った料理を出すレストランオープンを踏み切ったそうです。

この話をしてくれた友人は、マクロビオテックの大家である久司先生の本を日本から取り寄せて真剣に読んでいたところでした。そこにこの話。これも共時性のなせる技でしょうか。実際の経験をした友人の友人は、スピリチュアルな世界を信じていない人のようですが、まるで引き合わされたかのようなご夫妻との対面には、首をひねっていたそうです。

2 件のコメント:

  1. こんなにしっかりとまとまった文章で読むとあらためて感動します。 そしていまここさんの文章力にも感服。Andy(女) いつまで性別を明記するつもりなのか・・・

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  2. 貴重なおはなしをシェアしてくれてありがとう。お店のサイトもかわって写真がすてきになっていましたね。私もみんなに元気を味わってもらいたい、そんな気持ちでこれからも料理を作っていきます。

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