2017年8月27日日曜日

2017 夏 鉄旅⓵ 立山黒部アルペンルート

またまた時間が。。。日本から戻って早6週間。途切れながらも書き足していたこのポスト、変更が保存できていなくて😱ですが、気を取り直して、始めます。

戻ってから仕事の締め切りに追われつつ、日本からきた友人を案内してワインカントリーに行ったり、先週末はダニーの一番上の兄家族がうちにディナーに来てくれたり、暇な週末はゼロでした。書くこと溜まってる!まずは、7月の日本から。

さて、7/1(土)にレールパスの旅をキックオフ!みっちりの計画をどこまでこなせるか。途中変更することも覚悟で走り出しました。

1日は日帰りで立山へ。立山へは幼い頃、両親と行ったことがあります。雪渓の上を歩いたこと、母が繭でできたすずらんの鈴を買ってくれたこと、雪壁の白さと空の青さのコントラストをはっきり覚えています。当時一泊した室堂あたりを散策したいと思っていました。

立山黒部アルペンルートが開通したのは1971年6月1日。人気ルートで土曜日とあり、事前にチケットを予約しました。しかし数日前から、当日は雨であることが確定。行き先を金沢に変えようか悩みつつ、行ってみることに。

東京06:16、北陸新幹線始発かがやき501で富山へ。遅くまで飲んでた割には、朝の弱いダニーも元気です。

まずは駅弁選び!

いくら寿司はお金が飛ばないための重石です。


北陸新幹線のトイレが広さ、設備ともに一番かもしれません。落ち着いた色の内装もいいw

 
このテンションマックスの嬉しそうな顔!
 
Brewed for good times. 言わんとしていることはわかるんだけど、笑ってしまうJPコピー 
予報通り晴れ間は望めない1日になりそうで、ギリギリまで、金沢での美術館巡りに切り替えようかと迷いましたが、今回は下見と割り切ろう。

電鉄富山駅まではJRから歩いてすぐです。アルペンルートは、立山から扇沢までで、どちらからも入れますが、今回は立山から扇沢に抜けることにしました。帰りは扇沢からバスで長野へ出て、新幹線です。
レトロかわいい電鉄富山駅。特急列車もレトロ。
 
水田の緑が瑞々しくて、素晴らしかった。途中から雨が降り出しました。
立山到着前。川は降雨量の多さで濁流と化しています。
1時間ちょっとで館山駅着。そうか、7/1は山開きなんですね!
駅前では、山開きイベントが賑やかに開催されていました。あいにくの天気ですが、幼稚園児たちが、テントの下でフィンガー5(なつかし〜)の「恋のダイアル6700」にあわせてかわいいダンスを踊っていました。ビデオでお見せできないのが残念。
予約したケーブルカーの時間まで地酒テイスティングを楽しみました。どれもと〜っても美味しかったです。美味しい水とお米の産地には美味しいお酒あり。もうこのまま麓でお酒&お風呂でもいいかと思ってしまったほどでした。

パンフレットによると黒部ダムの観光期間は4/15-11/30, 観光放水期間は6/26-10/15とで、当日もあいにくの天気ながら、ケーブルカー乗り場から放水の模様を見ることができました。日本一の高さ186mの高さから毎秒10t以上に水が放水される迫力はすごいだろうなと胸躍ります。
富山地鉄電車の次は、立山ケーブルカーで美女平へ。標高差500m, 平均勾配24度、1.3kmの坂を7分かけて登ります。傾斜、かなり急です。


天気が良ければ美女平も散策に向いていますが、全てが霞の中でした。
なので、ちょうど臨時運行の立山高原バスがあったので、一気に室堂まで行くことにしました。標高差1500m, 23kmを50分で移動します。

霞の向こうに見えるのは、日本一の落差350mの称名滝です。バスの運転手さんもスピードを落としてしばし停まってくれます。滝つぼまで行って下から見上げたらすごい迫力なんでしょうね。

弥陀ヶ原、天狗平と経由して、室堂へ。
変化に富んだ景色のワインディングロードをひたすら走ります。
雪の大谷も現在です!ただ雨で暗いし外には出られずで、今回は車窓から見学しただけ。

外に出て散策を試みましたが、ものすごい風と雨での3分で断念。天気が良ければ、みくりが池を回って、天然温泉に入ることもできたのですが、ちゃんとしたカッパも持っていなかった我々には無理でした。

室堂で食べたお蕎麦、美味しかったです!


次に乗ったケーブルカーもこんな感じ。
黒部平も雨。。。
ダニーが買い食いしたわさびコロッケ&ブラックソフトクリームが思いの外、美味!
どの観光地にも必ずあるソフトクリーム、フレーバーのカスタマイズを思いついた会社のアイデアはすごいなと今更ながらに感心しました。

ロープウェイの次はケーブルカーで黒部湖駅へ。そこから歩いてダムへ向かいます。
トンネルの中はひんやりして、フリースを着込んでその上に雨合羽を羽織ります。
上から覗き込むとかなり迫力あります。
とほほ、、だったのは放水も中止になっていたこと。
ダニーは高度の関係かちょっとめまいして休憩している間に、展望台テラスに行きました。ちょうど空が明るくなって雨が止み、しばし傘なしで歩くことができました。

最後のルートは扇沢までのトロリーバス(6.1km/10分)です。途中、ダム工事の最大の難関だった破砕帯を通りました。破砕帯とは、細かく砕けた岩の間に地下水が含まれた弱い地層で、掘る先から崩れる難所のこと。毎秒660リットルの勢いで地下水が湧き出すというのだからすごい!関西電力は、戦後の経済復興時の電力確保のために、会社設立5年後にこの世紀の大事業(工事費は資本金の5倍!)を計画した決断もすごい。今年はその破砕帯突破50周年、その節目にくることができたのも何かのご縁ですかね。映画「黒い太陽」を観てみたくなりました。1000万人以上の作業員の功績をたたえ、171人の殉職者のご冥福をお祈りします。
日本でトロリーバスが走っているのはここだけだそう。ちょっと意外でした。バスを降りてロビーに行く途中、お土産物のスタンドがいくつかあり、そこで雷鳥のイラストが書かれたお菓子を売っていました。なんだかすごく懐かしくて「これ、昔から売っていますか?」と聞いたら、販売から40年とのこと。味見したら食べたことある!家族旅行のお土産にしたんだ。控えめの甘さがとっても美味しい焼き菓子です。
黒部ダムは富山県と長野県にまたがる形なので、帰りは長野駅から新幹線で帰ることにしました。特急バスの時間まで、地酒テイスティング!


時折渡る橋の下の流れは、どこも水位が上がっていてすごいことになってました。
無事長野駅に到着しました。木がふんだんに使われている落ち着く駅です。
駅そばのお蕎麦屋さんで生そばを二人で3杯!ごちそうさまでした。
いたるところにいる、ゆるキャラたち。彼らたちについてはまとめて載せます!

新幹線の駅は楽しいですね〜。お酒やお醤油までテイスティングできます。
翌日はお墓まいり。8時半の新幹線を予約していましたが、指定券を取り直して少し早めに帰路につきました。
新幹線が走り出してすぐ、車内に一斉に’ピロピロピロ〜’と聞きなれない音が流れます。なんだなんだ、と思ったら自分の携帯が鳴ってる。ダニーの携帯もしかりで、あちこちで他の人たちの携帯のも鳴ってます。スクリーンには、近隣一帯に発令されていた大雨警報が今解除されたというお知らせが表示されていました。行く所々で大雨警報、土砂崩れ、川の氾濫というニュースが流れていた1日、無事に過ごせて感謝です。

2 件のコメント:

  1. おねーちゃん、スケール大きい景色の写真ばかりで、実際にあの場所に立ったら足がすくみそうな位のダムだね。夏に行ったのにまだあんなに雪が積もっているんだね。一年中雪が積もっているのだろうか?久しぶりにブログ更新嬉しいなぁ。今後の旅日記も注目してまぁ~す。

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとう!更新ベースが遅すぎる。。。でもボチボチ続けるね。
      夏でも雪渓は残っているはずよ。とても素敵なところなので、次回は泊まってハイキングを楽しみたいな。

      削除