繰り返しに安らぐ

このごろ、よく言えば地に足がついた生活をしています。日々、同じことの繰り返しで7月はあっという間でした。

[警告！後で虫(というのか？)の画像が出ます]

5時45分起床。一杯の緑茶をいただき、5−10分瞑想する。シャワーを浴びる。今は自分のお弁当だけ作る。駅まで歩いて電車に揺られて会社に着いて。8時間半をオフィスで過ごし、たまに友人とのハッピーアワー。予定がなければ帰って夕飯を作るか、疲れたら外食。夜は殆どコンピュターは触らなくなりました。たまにDVDで映画やドラマを楽しみ、ベッドで30分ほど読書をして眠りにつきます。

先週の土曜は日本からサンフランシスコに旅行に来た大学時代のクラスメイトに会いました。卒業以来会うのは初めて。また在学中もそれほど話す機会はなかったけれど、距離も感じずいろいろな話をしました。学校をでてそれぞれの道を歩む昔の仲間との再会は、いつでもすてきな時間をもたらしてくれます。

予定のない週末は仕事や用事の片付けとハイキング。昨日は臨時で酒テイスティングルームを手伝いました。メインスタッフが日本に休暇で戻り、二人の新人さんが入ったばかり。珍しく午後４時までお客さんは殆ど来ず。そのかわりそれ以降はとてつもない忙しさでした。偶然ミズーリ州からのお客さんがいて、去年通訳の仕事でチェスターフィールドにいった話をしたら、なんとそこにお住まいだとか。一緒に来ていた彼女の息子さんはコロンビアにあるミズーリ州立大学の学生さん。しばし懐かしいミズーリ話（ご興味のある方は「ミズーリにて」でブログ内検索してください）で盛り上がりました（えみこさん、読んでくれてる？）

今日は一人で先週と同じコースを2時間11分でまわりました。話しながらのんびり歩くと3時間、今日は平らな場所と下りでちょこっと走りました。次回は2時間切れるかな？

トレイルを走るのは楽しいけれど、気をつけなければいけないのは、このお方たち。

バナナスラッグといわれる大型ナメクジ。まさにバナナ色だからついたあだ名です。ところで英語であだ名はsobriquet(ソブリケ)とフランス語を使うようです。先週友人たちとハイキング中に初めて見て、今日は気をつけようと心に決めて森に入りました。

太平洋岸のアラスカからカリフォルニアのサンタクルーズに生息するバナナスラッグはナ25cmまで、欧州のものは30cmまで成長するというのですからびっくり！そして20世紀初頭まではネイティブインディアン（これはわかる気がするとして）とドイツからの移民の食材となっていたとか。

腰の高さから撮った写真。画面中央右寄りにいるお方、見えますか？

アップはこちら

途中ナメクジ王国といってもいい森があり、黄色の葉っぱもたくさん落ちているので足下に気をつけて歩きます。15cmほどのお方たちがいや〜、あちこちにいます。朝早く人影はありませんでしたが踏まれては何なので、行き先と逆なら悪いけど、脇にどいてもらいました。後で調べたら彼らは分速17cmで移動できるそうです。結構早いじゃん！そのままにしておけばよかったかな。

彼らは葉っぱや動物の糞をリサイクルして土に戻します。きのこが好物らしい。おいしいもんね、きのこ（笑）。種や胞子も彼らに運ばれて森に広がります。みんなそれぞれの役割があって、森のエコシステムに重要な役割を果たしているんですね。ちなみにカリフォルニア大学サンタクルーズ校のマスコットはこのバナナスラッグ。

10時過ぎて雲の切れ目から光が射してきました。

正面に見えるはずのWindy Hillは霞の中

私は休憩すると疲れるタイプなので、背中には水が入るラクダ袋を背負い、日焼け止めも歩きながら塗りました。下りはトレイルランニングで車まで。おかげで青空市に間に合ったので野菜をたくさん仕入れました。今週は健康的なご飯がたべられるかな。でもね、疲れちゃったらいいんです、外食でも。食材はムダにしないように使い切るけれど、臨機応変。その日に体と気力と相談したっていい。こんな風に考えられるようになったのは最近ですけど。

森の空気を吸って元気一杯、もどってからのランチはダニー特製、メキシカンライス＆ビーンズ。

青空市で買ったトマトで作ったサルサフレスカは新鮮で、シラントロの香りもハラペーニョの辛さもすっきり。それを温かいご飯とまぜ、温めたキューバ風ビーンズ（これはTJ'sの缶詰）とチーズをのせて、風味の異なるホットソースをかけながら食べます。大盛りをぺろっと完食。戻って直ぐシャワーを浴びる前の体重は出掛ける前より1.5kg減でしたが、これで元に戻りました。まあ歩いて痩せた分は水分でしょうけれど。

歩くことが健康にいいのはもちろんですが、うれしいのは気持ちがすっきり前向きになれること。日々同じ事の繰り返しを感謝を持って愛しく思う。今をありがたく思うするということは、エネルギー漏れを起こさない秘訣ですね。