検査入院で母のガンが発見され、仕事を辞めて日本に戻ったのは、4年前の5/31でした。それから33日間、母と病院で過ごした日々を、毎年この時期には特に思います。
4年という実感がありません。ものすごく昔だったようでつい最近だったような。家にいるときは朝のお茶とお線香の時間があるので、身近に感じるというのもあるし。
母の日に悲しくならなかったのは今年から。去年までは、感謝の気持ちの中にもまだ悲しみも大きかった。
時間ぐすり。流れていく時の中で、過去3年の日本の夏は、私にとって特別な夏でした。
母を送った夏はもちろん、一周忌、三回忌に梅雨から初夏の日本で過ごした2−3週間。母が旅した場所に行ってみたり、ダニーとマラソン旅行をしてみたり。母がいなくなって、日本が私たちの中で少し遠くなったのは事実です。それ以上にもっと知りたくなった場所でもあり、新しい国にも行ってみたいけれど、長期休暇は里帰りばかりです。
今年は日本に行く予定はありません。今更ですが、今の場所に落ち着きたい気持ちがあります。それだけこの4年、どうやって過ごしてきたのか記憶が曖昧な部分もあります。過去2年は仕事に没頭することであっという間だった。正直それが楽だったから。
母の好きだったさくらんぼ、去年、今年と豊作でした。
お供えして、母の好きだった紅茶を飲んで。今朝も青い空がきれいでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿