2018年9月1日土曜日

同窓会へ

9月。ふ〜。去年の年間更新数20を超えて、ほっとしています。

8月初旬、留学先の高校の同窓会に行ってきました。仕事が立て込んでいるので、今年はスキップしようとしていたと私を説得したのはダニー。仕事に終わりはないよ、行かないと後で後悔するんじゃない?人生を一時停止するのはどうかな?と言われました。確かに仕事最優先のパターンから抜け切れていない。。。オンオフバランスを取るのが、今年の第一目標だったし。過去2回、一緒に同窓会に出た彼も、みんなと会えるのを楽しみにしています。仲間も私たちを待っていてくれるし。迷いを引きずりつつ、三日休みを取って行ってきました。
6時前のフライトでチェックインは3時半。荷造りもギリギリで睡眠2時間でふらふらでした。行きはテキサス経由です。カリフォルニアと違って、眼下の景色は緑が濃かった。

ヒューストンの空港は改装中で、ハイテク感あふれるデザインでした。こちらはブレードランナーや犬が島などの映画を思い起こさせる色調のアジアレストラン。もう別のジャンルかも。日本語のサインもあったけど「味」が「口」と「未」に分かれてて笑っちゃいました。

イベントは金曜と土曜の夜。ホテルにチェックインしたのは金曜の3時過ぎでした。恐れていた暑さや湿気はなくて、日差しは強いけれど爽やかな感じ。ホテル玄関の柱に、こんなステッカーが!この辺りは信仰心の篤い人たちが多いのですが、関係あるのかな?
3時前から起きてて、2時間の時差。もう1日終わる感じですが、イベントはこれから。遅昼を食べに入ったパブで、ダニーはスパゲティパイなるものを注文。スパゲティを型に入れてソースをかけて焼いたラザニアみたいなものを、さらにソースのお皿に入れてトッピング&ベイク。恐ろしいほどのカロリーだってことはわかります。私は何食べたか忘れた。
会場は公園内の公民館みたいな素朴な建物。夕方には極度の疲労で、友人たちのと再会は嬉しかったけれど、薄暗い会場はクーラーが効きすぎて超寒い。それでもって、たまらず眠い。。。次回は1日余計に休みを取って参加しようと決めました。
病気で早くも亡くなった友人たちの写真は、ライトアップされたツリーに。ご冥福を祈ります。
懐かしの写真を集めたスライドショーに大笑いしたり、あちこちで近況や昔話に花が咲きました。

翌日土曜日も快晴。同窓会の後に温泉町に一泊する予定なのに、水着セット一式忘れてきた私。ホテルの目の前がショッピングセンターだったので、イベント前に買い物に行きました。ちょうどその週は、消費税ゼロのセール日!水着2着、靴やなにやらをいいお値段でゲットすることができました。ダニーの忘れ物も無事補充できました。

モール内のメキシカンレストランでのランチが予想以上においしく、大満足でした。
土曜の夜は、私たちのクラスだけでなく、高校の卒業生なら誰でも参加できる催しでした。3年前から始まったとのこと。4年間一緒に過ごすので、卒業年が違う友達に会えるのもうれしい。残念ながら誰も知ってる人はいませんでした〜。私たちのクラスはおそらく全体で200人くらいいたかな?右の写真が集まったクラスメイトたち。今年は子供を大学に見送る家族が多くて、数が少なかったです。早くに結婚して、おじいちゃんおばあちゃんになった友、外交官としてスロベニアから戻ってきた友もいれば、高校の時と同じ家に家族で住む友もいます。SNSのおかげでまた繋がれたこと、嬉しく思います。次回また5年後に会おうね!と約束して別れました。アフターパーティーもあったけれど、疲労が限界に達したのでこの日は失礼しました。

翌日曜日も快晴。州都のリトルロックから南西に1時間の温泉町、その名もホットスプリングスに足を伸ばしました。高校の夏休み、帰国前にボーイフレンドのRと日帰りで遊園地&観光に来た懐かしい街です。
タワーからの眺め。空が広くて、眼下は緑のカーペット。

ハイキングも考えたけれど、気温がかなり上がってきたので、ダニーの熱中症を心配して街中の散策にとどめました。

街の歴史は古く、1500年代半ばには、スペイン人探検家がこの地で温泉水を飲んだ記録があります。バスハウスと呼ばれる湯治場が並ぶ、バスハウス通り。今は博物館として保存されている建物や改装中の場所もありますが、現役のクアハウスもあります。
1985年まで営業していたこちらのバスハウスは、今は国立公園の事務所とショップです。飲料温泉水が出る蛇口もあり、天然湯はかなり温度が高いので、冷やして提供しているそうです。こっくりミネラル味たっぷり、にがりの味がしました。




Ozark バスハウスは、地元アーティストの作品を展示する美術館でした。



ビジターセンター兼博物館として公開されているFordyce Springsは、タイル装飾のフロントが美しい3階建ての建物。オリジナルの床やタイル、エレベーターなども残っています。湯治客がくつろぐサロンや特別室、セラピー室、ジム、様々なデザインの箱風呂やシャワーなど、興味深い展示がありました。



ちょっと拷問の機械?とも見えるシャワー

リハビリ用の浴槽や女性のサロン
 1916年には超贅沢だったエレベーターは、OTIS製。今も現役で、これで3階へ移動。

滞在用の個室のほか、大きな体育館もありました。
地下に降りると、源泉も見ることができます。
その昔、マフィアによる違法ギャンブル場もたくさんあったこの地。ギャングスター博物館なるものありました。入らなかったけど看板だけ撮影。ビルの壁にカラフルな壁画もいくつかありました。


同級生の一押しのパブでランチをとりました。肉を食べない私には、この州のメニューは結構厳しい。。。唯一事前から目をつけていた、ポートベロマッシュルームのベジバーガーはメニューから降ろされていました。それも異常気象でマッシュルームが取れず値段が高騰したのが理由だそう。サラダをいただきましたがいたってフツーで覚えていない。ビールは美味しかったです。
ダリ風の口ひげが印象的なバーテンダーが、地元のウイスキーをテイスティングさせてくれました。流通も地元だけなので、ここでしか味わえない貴重な体験でした。カウンターで隣同士になったリトルロックから旅行に来たという2カップルと楽しくおしゃべり。日本から留学できて、なんども同窓会に出席していると話したら、「私たちの州に戻ってきてくれてありがとう!」ととても喜ばれました。旅行で楽しいのは、こういったふれあいですね。

歴史あるアーリントンホテル
クゥアパアバスハウスでは、実際に温泉にたっぷり浸かりました。温度が違う湯船が4つあり、プール感覚でのーんびり。ミネラルたっぷりの水も飲み放題で、デトックスできた。
ウインドウショッピングだけのはずが、コットンのリゾートドレスもゲットしました。
アーリントンホテルは外見も中身も時が止まったようです。ちょっとシャイニングのホテルを思い出させる感じ。
オフシーズンでもないだろうけれど、ひっそりとしていました。
温泉を堪能した後は、地ビールテイスティング。

20分ほど離れた湖畔の宿に移動しました。ここは全米のロマンチックな宿トップ10内にランキングされているB&Bです。
各部屋にはパティオがついていて、湖畔の景色を楽しめます。ただ蚊がすごい!テーブルには虫除けスプレーがありましたが、あまりの虫の多さに、散歩は駆け足になりました。
各部屋デザインが違います。
ディナーは、また街に戻りメキシコ料理店に。外の席だったけれど、水辺でなかったので蚊の心配もありませんでした。ここも同級生おすすめだけあって、おいしかったです!
量が多くてびっくりした!私のお皿には大ぶりのエビが一ダース乗ってきました。

宿に戻って、ロビーエリアでくつろいで、温泉でやっと疲れが溶けていくのを感じながらゆっくり眠りました。
最終日、月曜。朝も蚊が多い。湿気を含んだ甘い空気は、日本の夏休みの香りです。ゆっくり散歩したかったけど、またまた駆け足になりました。
朝ごはんはフレッシュベリ&クリーム、ベーグルフレンチトーストとベジタリアンソーセージでした。薄いコーヒーが好みとしてはちょっと残念だけど、アメリカ全土ではこちらの方が主流です。クランベリーとグレープフルーツのジュースが美味しかった。朝から赤パワーに元気をもらいました。
ボート遊びはまたの機会に。
お昼は、ボーイフレンドだったRと一緒にお昼をとることになっていました。5年ぶりです。前回は彼のご両親やお兄さんにも会えました。去年パパはお亡くなりになり、昔たくさん撮った写真をRに送ったらとても喜んでもらえました。月日は流れ、雲もひとところにとどまることは決してない。
レストランに向かう途中の雲の動きが、とてもドラマティックでした。地元のレストランは素材を活かした料理が名物で、月曜もたくさんの地元の人たちで賑わっていました。
 野菜たっぷりのピザが美味しかった!ダニーとRはタマリを味わっていました。
 なんかみんなカラーコーディネートしたみたい!
5年前の写真はこちら。彼の娘さんはもう高校生、上の男の子は大学生になったばかりです。早いねえ、時が経つのは。
Rと別れて空港に向かい、アーカンソーのクリントン空港から、テキサスのブッシュ空港へ旅立ちました。
途中雨のカーテンがあちこちで光っていました。この雨のおかげで、緑の山々が萌えているのです。山火事が多いカリフォルニアに少し分けて欲しいなあ。
ヒューストン初のフライトが遅れて、家に着いたのは真夜中近くだったけれど、ダニーが言った通り、無理してでも出かけてよかった同窓会でした。

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