***時差ありまくりの旅行記を続けます***
去年の結婚記念日 (2018/08/24) あたりに、北カリフォルニアのシャスタ山方面に旅行に出かけました。その模様を振り返っています。
記念日の朝、シャスタ山へ。車で行ける標高2377mの駐車場は、5合目から少し上のあたりです。6:38の日の出に間に合うよう暗いうちに部屋を出ましたが、煙の影響で見えるはずの山並みは見えませんでした。気温は低くてダウンジャケットを持って行って正解。大自然のスケールを感じました。山の空気はやっぱりいい。このあたり、10月後半には雪で閉ざされます。
ストーンサークルもありました。
シャスタ山は標高4322mの休火山。標高差は550m、6.4kのトレイルを登ります。オールドスキーボウルというトレイル名の通り、50年代から70年代終わりまでここではスキーが楽しめました。そのためにここまで道路が整備されています。1978年に起きた雪崩によりリフトが壊れて、リゾートは閉まり、今はその名残の場所を歩くことができます。
登り口からしばらくで、高木限界線になります。岩がゴロゴロする景色は不思議な美しさ。朝日が徐々にボウルを満たしていきます。
結構きつめの登りを進むと、ポカポカ暖かくなってきます。空は煙っているけれど、空気はきれいで美味しい。やっぱり山はいいなあ。
ところどころで、澄んだ美しい鳥のさえずりが聞こえます。
トレイル終盤では、その名の通り、折れたリフトの支柱や壊れたシートなど、スキー場の残骸が朝日に照らされて、ちょっともの悲しい。
トレイルから外れて高山植物を傷つけないよう、歩道に沿って歩きます。入り口には、日本語の注意書きポスターの最後は「写真は撮っても足跡は残さず」とあります。何も取らず、何も残さず。自然は私たちに与えてくれるのみ。敬意忘れずにいたいです。
誰もいなくて、流れのささやきと風のそよぎを感じて歩きます。
キャンプサイトを下ると、水汲み場があります。急な下り登りでしたが、水は冷たくて気持ちがいい!
急な登りからほぼ駐車場という時点で、サングラスがないことに気がつきました。まだまだ運転もするので、これは困った。きっと水に手を伸ばしたときに落としたはず、と覚悟を決めて戻りました。ダニーは一足先に車へ。戻った甲斐あって、無事レスキューすることができました。流されていなくてよかった!このサングラス、実は日本でも登山中に一度落として、この時もかなり登ったのを注意深く探しながら戻って、無事に見つけました。
バニーフラットも歩く予定でしたが、かなり日差しが強い上、煙で見晴らしもよくないので、早めのランチへ。
ハイキングの格好ではちょっとはばかられるようなおしゃれなレストランで、パッタイを食べました。肉厚ホタテは美味しかったけど、ソースが甘くて、少々気取った「これどこ風かわからないけど、オリエンタル目指しました」って感じのヌードルでした。ダニーのバーガーは美味しかったらしい。地方のレストランではアメリカで人気あるメニューを頼めば外れの確率は少ないです。
次の目的地は、プルートケイヴ。19万年前のシャスタ山の噴火による溶岩の流れが固まってできた洞窟で、先住民の生活の場であったとも言われています。アクセスもわかりづらい、途中で自然の天窓がある場所以外は、真っ暗闇。懐中電灯、ヘッドランプ、軍手必須と聞いて、ゾクゾク&ワクワクしてました。
運良く、今洞窟から出てきたという二人組と出会いました。そうでなければ、入り口(少し下ったところにある)を見過ごして、ずんずん進んでいたところでした。写真の解像度が低くてわからないかもしれませんが、暗いトンネル入り口右下にはダニーが写っています。機会があったら、解像度高めた写真を載せますね。
スケールが本当にすごいのです。今地震が起きたらどうしよう、不安だったのも事実。
天窓から光が入る場所以外は、掛け値なしの真っ暗闇です。フラッシュで撮った写真には、砂の粒子が舞う様が写っていました。
岩登りは結構きつい箇所もあります。それだけにスリル満点。
静けさ、暗闇、そして光。また訪れたい場所です。
ほこりまみれになったけれど、大丈夫。次なる目的地は、天然温泉ですから!
森の中で、ミネラルたっぷりの熱々のお湯に入ることができます。個室のバスタブで温まり、サウナに入ったあと、階段を降りて外の川にざぶん!これを3回(一時間農地だったと思う)繰り返すします。温泉はミネラル分が強いので、お湯の中で肌をこすらないように注意が必要です。湯船では水着を脱いで、サウナや川では水着着用がおすすめ。小魚も泳いでいる川の水は身を切るように冷たく、最初はひざ下が精一杯でした。それでも慣れると最高!永遠にループできそうな気持ちよさに変わります。朝から夕方まで、大自然の恵みに抱かれた一日でした。
ホテルに戻って着替えてから、ディナーへ。友人に聞いて予約したDunsmuire駅近くのレストランは、大勢の人で賑わっていました。
スパークリングワインに続いて、前菜のスープにのっているのは「カエルに見えた!」というコメントが続々と寄せられたセージの素揚げです。
ダニーは確か、冷たいメロンスープを食べてたはず。スープは飲むではなく、食べる!とは、私の師匠、O氏が常々言っていたことでした。
ベジタリアンのサラダをシェアして、ダニーはウズラのグリル、これが美味しかったらしい。私はトマトパスタで、こちらも美味しかったけど、もう9ヶ月近く前のことなので、詳しいことは忘れました。悪しからず。
デザートは一人一品頼んだけど、さほど印象に残らずでした。当日歩いた分のカロリー以上に補給できたことは間違いなし。
そしてシャスタ山にいるときに、日本のYちゃんから、ハワイ旅行のお誘いテキストを受信。10月にマウイ島に行くという楽しみができたのです。
盛りだくさんの10周年記念日でした。
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