かなり前(日付 9/1/2023) から下書きで放置されていたものを備忘録として公開します。
日本の親戚縁者に宛てた近況報告元に加筆して、当時の写真を拾ってきて貼りました。古すぎる話ですが、よかったらお付き合いください。
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Better late than never という言葉があります。呆れる放置具合のこのブログでもそれが通用するか?8ヶ月振りに開けた新規投稿ページは、レイアウトまですっかり変わっていました。
2020年。怒涛のような一年でしたね。前回投稿した日は、会社でリストラが発表された日でした。5月には Black Lives Matter 運動、8月には早すぎる山火事が大規模に広がりました。火事現場から離れていても空気汚染がひどく、煙で燻んだ低い空にオレンジ色の太陽が浮かぶ光景は不気味そのもの。丸3週間外に出られず、コロナでのロックダウンより朝の散歩に出られないことがストレスでした。
ベイエリアで、最初の不要不急の外出禁止令が出たのは3/17。当時カリフォルニア州の感染者数は617人、死者は11人と記録しています。それが今では累計感染者数は20万人を超え、死亡者は2万4千人に届く勢いで、ICUベッド数も不足しています。
一時期外での飲食が許可され、レストランは外で食べられるようテラス席を作ったり、テントを設営したりして、年末年始に向けて工夫していました。それがまた感謝祭の祝日後の感染者数急増で中止になり、年明けまでロックダウン。お気の毒でなりません。
ありがたいことに、ダニーも私も仕事は続けられています。仕事量も変わらず多いけれど、ここ数ヶ月でオンオフのバランスが取れてきました。ワクチンのニュースも日々更新され、来年に向けての生活の変化が気になるところです。
近くの湾沿いに広がる湿地帯に出かけて、朝日を浴びるのも私の大切な時間です。
私たち二人のストレス解消は、もっぱら料理。今年は立派な栗を韓国スーパーで見つけて、栗ご飯や渋川煮、モンブランやマロングラッセを作りました。
栗三種(渋川煮、マロングラッセ風、甘露煮)を包んだ大福も美味しかったな
さつま芋や柿なども手軽に手に入るので、今までにないほど「日本の秋」を満喫しました。
そうそう、斜向かいのお宅の街路樹には銀杏がたわわに実り、早くは9月半ばに銀杏ご飯を炊きました。
また先々週はおでん作り。日本食スーパーでおでんセットも手に入りますが、手作りは楽しい!がんも、さつま揚げ、ゴボウ巻き、ちくわぶなどは手作りを楽しみました。はんぺんも手作りは美味しいけど、真っ白のふわふわがお鍋にあると気分が上がる!こんにゃくもパウダーから作れるけど、その辺りは市販品にお世話になります。
ダニーの家族も元気にしています。例年は今頃アイルランドですが、今年は国内でも家族全員では集まることができません。ダニーママはケアホームで過ごしていて、先日ちょっと転んでしまったそうです。骨は折れず、特に大きな怪我はなく幸いでした。短期的な記憶が薄れることが多いけれど、いつ話しても楽しそうでいてくれるのは嬉しいことです。直接面会も制限される中、お部屋が中庭に面しているので、家族は時々、窓の外からママの笑顔を見れているようです。
二人だけのクリスマスは初めての経験です。ディナーは少々手間をかけて魚のパイ包み焼き、小さなツリーを飾ったり、家に籠るしかないからとホリデー飾りを工夫しました。
コーンフレークにチョコをまぶして固めた食べるツリーも眺めるたびにほっこりします。
日本のニュースは日々ポッドキャストで追っています。驚くのは、コロナ感染者や死者数の数字が米国の1%程度で済んでいること。人口密度が高く、ほぼ普通の生活ができていながらこの数字とはすごい。Go to キャンペーンを活用していろいろな場所に旅行して、美食を楽しんでいる話を見聞きすると、同じ地球上でパンデミックを経験しているとは思えません。
米国では11月末の感謝祭を終えて、感染者数が増加、ICUの病床数が不足しています。クリスマス、新年と人の移動も止まらないので、私たちも引き続き用心していきます。
冬至冬中冬始め。これから寒さや乾燥がより厳しくなりますので、くれぐれもお体ご自愛の上、どうぞよいお年をお迎えください!
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