2016年12月27日火曜日

Happy Holidays!

またもやご無沙汰してしまいました。クリスマスも終わり、今年も残すところあと5日、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

わたしたちは21日夕方に快晴のサンフランシスコを出発し、そのまま晴れ空をアイルランドに運びました!嵐の予報もなんのその〜
ダブリンで家族と過ごすクリスマスも10年目に入り、今年は大きな変化がありました。ダニーママがケアホームに入居したことです。11月初旬にショートステイを体験をしたところ、そのまま入居になりました。寝室が二階にある一軒家での一人暮らしに、ドクターストップがかかったのです。
ホームは家から車で10分、明るく快適な場所でした。訪問も自由で、毎日家族が訪れています。われわれも夕方から9時くらいまで、写真を見たり、何気ない話をしたり、マッサージをしたり。家族からの報告では、色々心配なことがあったけれど、実際の彼女の笑顔は変わらずで安心しました。 
もう家に帰れないというのはかなりショックなことだと思います。でも文句も全く言わず、わたしたちの冗談にいつもの通り笑ったり眉をひそめたり。足のむくみが激しいので、ゆっくりとマッサージをするととても喜んでくれます。お部屋がとても暖かく、夕方に眠気が襲ってくるのでダニーはいつも舟を漕いでいるけれど(笑)、出発前の心配が安心に変わったからかな。

彼女がいない家はガランとしていて、クリスマスに帰ってきたという実感ゼロです。でも、大きな怪我などにならないうちに、いい環境に移ることができたのはよかったと前向きに考えればいいのですよね、きっと。
翌日23日。実家に置いてあるダブリンのガイドブックを何気に開いたら、衝撃の事実が!12月のダブリンの平均日照時間は2時間に満たないそうです。右の写真は午前8時過す技です。クリスマス明けまで嵐の予報とあって、雨は降っていなかったけれど半端ない風が吹きすさぶ中、スーパーに買い出しに行きました。
 
室内なら雨も関係ないので、現代美術館へ行って見ました。ここはダニーも初めての場所。元病院の建物は重厚で中アートより楽しめたかも。



個人的に雨と美術館の組み合わせは大好きです。


と、2時間もすると、激しかった雨も風も止みました〜!さすが、1日に四季があるアイルランド。

敷地内に広がる整形式庭園を散策しました。まだ2時過ぎなのに半端なく太陽が低い。


葉っぱが散った後の樹々のシルエット、綺麗です。すでに芽が出ているものもあって、攻め威力を感じる。
北部のフェニックスパークは、柵で囲まれな公園としては、欧州一の広さを誇ります。
スケールが分かりづらいけれど、Wellington Monumentは高さ62mあります。
白鳥や水鳥が散歩する人たちが持ってきたパン目当てに集まっていました。
クリスマスイブは新居を構えた友人宅にお祝いへ。

 
いつもならママとミサに参列するクリスマスイブですが、今年は町へ。お店は6時には閉まりだしますが、パブが一年で一番混むのはこの日です。クリスマスショッピングを済ませた人たちが、紙袋を抱えて集っていました。

 

デパートのウインドウが一年で一番賑わうのもこの時期です。
お花屋さんも赤と緑で鮮やか!シルバーのネコヤナギもいい感じです。
目抜き通りのグラフトンストリートでは、毎年イヴに有名人が即興ライブをするのですが、誰だかわからなかった。。。U2の曲を歌っていたからもしかしたら?でもBonoの声ではなかったような。ちなみに去年はU2でした。
ダニーの母校、トリニティカレッジ。こんなに静かなキャンパスは初めてでした。


 
テンプルバーやへファニー橋(歩行者専用)のあたりを歩き、パブのはしご。




混雑する店内で、両手にドリンクを抱えて器用に行き来するんで、びっくりしちゃいました。ちょっと無理〜と思ったけれど、ちょうど席が空いて座ることができました。ノリノリのクリスマスソングをみんなで合唱して楽しかったなあ。
イヴは最終バスは9時台ときいていたので、8時過ぎに乗ったら二階席が貸切状態でした。 バスはWiFi完備で快適です。
帰って弟が娘へのクリスマスプレゼントを組み立てるのをお手伝いしながら、おしゃべりして夜は更けゆきました。

クリスマス当日、そして家族全員がそろう26日のSt. Stephens's Dayは、ママを囲んでいつもの賑やかな集まりができました。
嵐の予報が一転して晴れ!一番上の兄の家に、姉家族4人と私たちでお邪魔しました。 ママは前日にディナーにお呼ばれしていて、夜のディナーのためお昼は休養。弟家族は下の女の子が水疱瘡&夜のディナーの準備もあるので来られず、二番目と三番目の兄は姉たちの家族と過ごしていました。 
すっごく可愛いクリスマスケーキはもちろん手作り!定番のスモークサーモン、手作りソーダブレッドにバターとホースラディッシュがよく合います。
甥姪たちも年々大きく頼もしくなっていき、お互いの近況報告に加え、英国のEU離脱や米選挙結果など、今年はより話題が豊富でした。


Nutellaに名前入りサービスがあるんですね!自分の瓶は自分で管理して大切に食べなさいってことか。
姪っ子は前日に組み立てたキッチンがお気に入りです。苦労した甲斐、あったね。


オリーブオイルでじっくりローストしただけのポテトが最高でした。


熱々のブランデー&クリスマスプディングとピーチトライフル。お腹はいっぱいだけれど、これを食べなきゃクリスマスじゃないんですよね。
26日のSt. Stephens's Dayも快晴です。姉宅に集合は3時。せっかくの天気なので、歩きに出かけました。たいていの人たちにとって、プレゼント交換はクリスマス当日ですが、うちの家族は毎年26日に行っています。
見晴らしのドライブを経て、湿地帯を散策。


写真では雄大さをお届けできなくて残念。こんな場所に車で20分も走ればくることができます。
道幅が狭いけれど、ほとんど対向車もありません。アイルランドの運転は快適です。
所々で道端の樹々がデコレーションされていて、青空に映えて素敵でした。





姉宅に着く頃はすでに薄暗くなり、夜はとっぷり更けたかと思って時計を見るとまだ5時とかなんですよね(笑)。
みんなが到着して、コートを脱いで、ハグして乾杯。このひとときが大好きです。

毎年、27日はラグビーの大きな試合があるので、それを見るボーイズたちは、奥の今で大画面に釘付け。総勢21名ですが、うまくいくものです。

 女王陛下のおなり〜! 
おばあちゃんの到着を待ちわびていた子供たち。プレゼント交換の始まりです!

 

ディナーはサーモンとブルサンチーズのパイ包み焼き。M姉さん、美味しかった!ごちそうさまでした。
 
デザートはボノフィ、イートンメス、トライフルにひとくちクリスマスプディング。
チーズと食後酒が続きます。私は運転なので食前酒のバブリーのみでしたが、チーズは堪能しました。
義兄はシングルモルトのコレクターで、珍しいのを味見させてもらって喜ぶダニー。ちなみに右の写真は、アイリッシュコーヒーリキュールで、その名も「ホットアイリッシュマン」。「僕の名前がついたお酒でしょ?」とポーズをとるわが夫。ママも笑ってくれたからいっか。。。

 

年末は北アイルランドにすぐ上の兄とフィアンセを訪ねることにしました。大晦日から元旦にかけて雨の予定だけれど、それまで年内は晴れそうです。散歩をしたり、ママに会いに行ったりしながら、早朝と夜は仕事。時差ボケも味方して、このパターンがしっくりきています。

年内にまた更新できるかわからないので、ここでご挨拶させていただきます。
今年は今までで一番更新頻度が低かったこのブログを、今年も見にきてくださった方々、ありがとうございます!大した情報もない備忘録となったつぶやきブログですが、これからもいまここスピリットを忘れずに続けていきます。多くの人たちとの出会いや別れ、毎日の仕事や何やかやで、やっぱり「いまここ」しかないんだと実感しています。

2017年もみなさまにとって、健康な笑顔が一杯の年となりますよう、心よりお祈りしています。