2013年6月29日土曜日

いよいよ!

金曜日夜。母、姉二人が無事サンフランシスコに到着しました。

先週は珍しくこの時期に小雨も降ったサンフランシスコも、ここ数日は夏日和。それでも湿度はいつもより高めですが、日本からくる体にはそれも優しいでしょう。

続き部屋がとれていたので、そこにエキストラベッドを入れて、土曜日からはダニーもお泊まりです。現地係員の方から最近のおすすめレストラン情報も聞いて準備万端。

前回母が来たのは7年前。米系キャリアのビジネスクラスの広さを味わっていた今回のプレミアムエコノミーがつらく眠れなかった模様。前回甘やかしてしまった!?

こうやって四人でサンフランシスコにいるなんて!あらためて驚きと嬉しさがこみ上げできました。

荷解きをしてお風呂に入ってくつろいだあと、ホテル内で食事をしました。地元ビールでかんぱ〜い!特に好評だったのはCioppino。魚介のトマトソース仕立てです。
このソースが大好評でパンをおかわりした私たち。秘密はロブスターの出汁とウエイターのお兄さんが教えてくれました。周りにもたくさんレストランがあるので、金曜夜でも結構空いていた店内。サービスレベルも高くて大満足でした。

リゾットもフラットブレッドもおいしくフェタチーズが珍しかったみたい。

タバコを吸う母と外に出たら、強かった風がすっかり収まっていたのでちょっと歩いてみました。夜のユニオンスクエアは又ちょっと雰囲気が違います。

先日、米最高裁は同性婚カップルの権利否定は違憲とする判決を下し、カリフォルニア州でも同性婚が解禁されました。ゲイの権利主張のフラッグシティでもあるサンフランシスコの喜び様は格別で、街には幸せオーラが満ち満ちています。私も同性カップルの友人はたくさんいます。心からおめでとう!と言いたい。そして今週は年に一度、6月末に行われるプライドパレード。今までにない喜びに満ちたものとなるでしょう。そんな歴史的イベントを祝す時期にこの地に日本の家族といられる幸せに感謝です!

今土曜日朝7時半。ダニーは9時に車で到着予定。今日も快晴!市内を廻る49マイルドライブで見所をまわります。

2013年6月22日土曜日

ごちそう三昧

金曜朝、起きたらお腹&腿周りに赤い発疹が。年に数回、おそらく疲れで出るようです。こういう時は抗ヒスタミン剤を飲んで大人しくしているしかなく、薬を飲むとだるくて車は運転できないし歩くのもおっくうで昨日はお休みしちゃいました。

夜は出張中の友人が遊びにきてくれることになっているし、翌日は結婚式。ちょっと心配したけれど夕方には元気復活。会社が近ければ無理して出社してましたが、思い切って休んで正解でした。

ある大企業担当のグローバル営業責任者として世界に散らばるチームを統括する彼。この後ニューヨークに飛び、一仕事してから日本に帰るそうです。
庭で再会を祝して乾杯!私たちの新居購入を喜んでくれました。お土産の白ワインは、地元専門店で名の知れたセラーをしのぐと勧められたというだけあって、シャルドネは苦手なダニーと私も深いコクをじっくり味わっていただきました。
お互いの家族、仕事、同僚たち、最近の趣味、日本の今などなど話題はつきません。昔いた業界から遠ざかってしまったけれど、第一線で活躍する人の話を聞くのは大好きです。母たちの来日に備えてリスニングスキルを磨かなきゃ!とがんばるダニーは、私たちの日本語での会話もかなり理解していた様子でした。あとは恥ずかしがらず、間違ってもいいからどんどん話す勇気を持てば大丈夫。

ベリーニ用の桃ピューレと前菜の茶葉サラダは私、メインとデザートはダニー担当です。桃二個は大さじ一杯の水とレモンジュースとピューレにします。面倒でもきめ細かいザルで濾すとなめらかさが断然違います。
定番になった茶葉サラダ。今回はちょっとみりんを入れて煮つけ、レタスは4種類、アンディーヴと黄パプリカもいれて味と食感にバリエを出しました。大皿なので使った揚げにんにくは大粒8かけ分!
美味しくいただくコツはよ〜く混ぜること
ダニー十八番のドリア。海老は下味をつけてさっとソテーして最後の最後に入れるので、オーブンで焼いてもぷりぷり。
朝夕はまだまだ涼しい風が吹くこの辺、アツアツの一品を美味しい!とモリモリ食べてくれた友人にダニーも大喜び。彼は身長190cm以上のスポーツマン。なんと基礎代謝で2000kcal だそう。昨日はお昼を抜いたというので足りるか心配になっちゃいました。
デザートは焼き桃のバルサミックグレーズ、フェタチーズ添え。これは硬めの桃を選ぶのがコツです。ラム酒と焼いてジューシーになった桃、チーズの塩気とバルサミコ酢のウッディ風味にこれまたとても甘い苺を添えて。
ダニーにこういうのはどう?と伝え、苺を切っただけで会話に戻り時を忘れていた私。固い桃がなかなかグリルできず苦労したダニーには悪い事しました。でも美味しかった〜。
最後の締めは最近売れてるらしいマカロンアイス。冷やさっくり感が夏のデザートとして評判なのも納得。
気付けば零時すぎ。忙しい合間にきてくれた友人に感謝。会話と笑顔が何よりのごちそうだった楽しい夕べでした。

2013年6月18日火曜日

弁当復活

3月半ばから急に忙しくなり、お休みしていた弁当作りでした。日曜朝、思い切って復活宣言。いつも食べてくださる皆さんにお知らせしました。

久々に買い出しにいき物価の上昇を身を以て感じたり、季節の野菜に想像力をかき立てられたり。結局4軒はしごして食材を仕入れて、月火と作ることにしました。

できたお弁当はこちらで〜す。
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お弁当お品書き
コーンフリット
ピリ辛変わり唐揚げ
自家製ライム胡椒
そら豆の甘辛煮
カリフラワーのカレーマリネ
甘酢漬け各種
きゅうり、にんじん、ラディッシュ
ひとくちカプレーゼ
黒豆ご飯
コーンフリットは生トウモロコシにスパイス&ハーブを混ぜ、ビール衣で揚げ焼きに。

旬のそら豆は薄皮まで食べられてお弁当にも合うよう、さっと焼いてから甘辛く煮つけました。

定番醤油とにんにくの漬け汁の唐揚げは美味しいけれど、焦げやすい。そこで今回はお酒、塩、ショウガ、黒胡椒、そして自家製ライム胡椒で漬け込みました。コーンは思ったより甘くなかったなあ。これからもっと美味しくなるでしょう。アラームは3:55 am、おかげでオフィスには7時半着!ギャップの割にはいいペースでできました♪
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お弁当お品書き
おから
ごぼう、椎茸、にんじん、青豆
こんにゃく炒め煮
ひじき入り卵焼き
マーボなす春雨
パプリカのマスタードマリネ
豚肉のいんげん巻き
ニョクマムバター焼き
しいたけご飯

和洋中折衷いろいろなおかずを詰めてみました。お楽しみいただけると嬉しいです。
今日のおかずはちょっと味が濃いめでした。夏は塩分をとりたくなるけれど、もう少し薄味でもよかったかな。

今週末は結婚式とディナーにおよばれ。そして次の週末には日本から母と姉たちが到着するので又不定期になりますが、「美味しかった!」という笑顔に励まされてこれからも楽しく作らせてもらいます。

2013年6月16日日曜日

Gloria in excelsis Deo

前世を信じますか? 私は魂の永遠性を信じるので、それゆえ、前世はあったと考えます。そして生まれ変わるときには、前世の体験や記憶は全てリセットして、新たに学ぶべき事を選んでこの世に出させてもらい、また肉体を抜け出す。魂の修行とはそういう繰り返しなのかなと。

でも時に何とも懐かしく心を揺さぶられる体験をすることがあると、あれ、これなんだろ?もしかしたら前世に馴染んだ環境なのかな?と思うことがあります。

私の場合は中世ヨーロッパの音楽に触れたときに魂が揺れます。バロック音楽やそれ以前の賛美歌、重厚な作りの大聖堂、その中で揺れるロウソクの火。それらに触れるとなぜか懐かしく、そして背筋が伸びるような気がするから不思議です。歴史には疎いし、聖書もしっかり読んでないし、信仰心に篤いわけでもないのに。ラテン語を習った訳でもないのにコラールの歌詞を口ずさんでいる自分に驚いたり。

今日はSFを拠点とする男性アカペラグループ、シャンティクリアのコンサートに行ってきました。日本を含む世界中に遠征している有名なグループで、これもお導きのようなかたちでコンサートの日程を知り、最前列の席がとれました。演目も知らずに行ったところ、グループ結成35周年記念コンサートということで、結成当時の中世音楽を中心にしたコンサートでした。会場は1776年に設立された歴史あるミッションドロレス
最高のステージに最高のパフォーマンス。ラテン語とイタリア語でうたわれる荘厳、また時にリズミカルな節々に、いい様のない懐かしさと感動を覚えました。




魂が震える経験はそうあるものではありません。今日はそんな経験に満ち満ちた一日でした。

2013年6月14日金曜日

学べるものだ

You can't teach an old dog new tricks.老犬に新しい芸は仕込めないと言われますが、要はやる気の問題かと。いろんな意味で。

Dは納豆が大の苦手。健康にいいから一緒に食べられたら嬉しいけれど、発酵物大好きな日本人でも苦手な人がいるくらいなので、仕方ないかもしれません。発酵がすすんだものを私が食べだすと別の部屋に避難しますが、それ以外は私が食べるのを反対するわけでもないので気楽です。

彼のオフィスそばに日本食スーパーがあります。そこでお米や納豆を定期的に仕入れるのも彼の役目。冷凍庫に納豆の在庫が少なくなると率先して「買ってこようか?」といってくれるまでになりました。

そして先日はお米だけを頼んだのに、出かける前に在庫チェックしたと見えて、聞かずとも買ってきてくれました。学んでる!それがわかったのは家に戻ってドアを開けたらお出迎えがいたから(笑)。ビールも頼んでないエキストラでしたけど。
たびたびこんなかんじで、思いもしないサプライズが待ち受けています。
電車が遅れても、仕事でストレスが溜まっても、こういう瞬間があると吹っ飛びます。笑い(と納豆)パワーとそれを運んでくれるパートナーに感謝で〜す。

2013年6月13日木曜日

うち飲みの楽しみ

食べたり飲んだりが大好きなわが家ではカクテルも作ります。この前初挑戦したのはこちら、Black Velvet.
 
スパークリングワインとギネスのドリンクで作り方はシンプル。まずギネスを注いだグラスにスパークリングワインをスプーンの背をつたわらせて静かに注ぐだけ。
ゆっくり慎重にスパークリングを注いだらを二層がくっきり分かれました。よし成功!と思いきや、グラスを傾けてもしばらくはスパークリングワインの味のみ。これでは同じグラスに注ぐ意味がありません。
少し思い切って注いでみたら、混ざった付近がいい感じにマーブル調になりました。見た目も面白いビールとスパークリングワインのコラボです。
ブリーとチェダー&トッピング(左からサンドライドトマト、レモンペッパーソルト、マンゴーチャツネ、ブランストンピクル)いろいろと前菜として楽しみました。
プロセッコのさわやかな甘さとギネスのほろ苦さのコンビはチーズともよく合いました。それぞれで美味しい二つをあわせて美味しさ倍増だったかというと微妙。作るのも見た目も楽しいけれど、バーで注文するほどでもないというのがわが家の結論でした。

2013年6月12日水曜日

茶葉サラダ

ビルマ料理にティーリーフサラダというのがあります。発酵茶(と呼ばれているけれど、煎茶をお酢や魚醤で煮たものらしい)を野菜、フライドガーリック、ピーナツなど混ぜていただく一品。ビルマ料理はあまりいただく機会もないのですが、昨日ダニーがサンフランシスコに来ていたので、会社近くでハッピーアワーをしました。今アップルの開発者会議が市内に開かれていて、そのネットワークイベントに参加するためです。しかし。。。あまりにギーキーすぎて彼でさえ交わるのをたじろいだというからすごい。それで会議難民となったダニーにつき合ったわけ。

と話はそれましたが、そのハッピーアワーにて、話には聞いていたティーリーフサラダを初めて食べました。キャベツの千切りの上にのった茶葉はまるで急須からあけたお茶殻のようにしっとりしていて、テーブルの上で丁寧に店員さんが混ぜ合わせてくれました。
左側はロティ(揚げパン)カレーソース添え
フレーバーはタパナードのような塩気と旨みがありました。いつもミミズくんたちに食べてもらうお茶葉そのものの見かけに食欲をそがれたダニーでしたが、食べてみたらお茶のしっとりしたほろ苦さがクランチーな野菜やナッツとあいます。ぺろっと完食。
茶殻でふりかけは作るけれど、これはもう最高の茶葉料理じゃないか!
ということで、今日早速再現してみました。敢えてレシピは検索せず、どんな味ができるか挑戦。茶殻4回分をフードプロセッサで細かくし、鍋に胡麻油を熱し、さっと炒めてからお酢大さじ1と同量の水で少々煮込みました。味付けはBlagg's Aminoとフィッシュソース、スリラッチャ(唐辛子とにんにくのソース)少々。マーマイトもいいかも。野菜はレタス、チコリとトマト、ピーナッツはフライパンでこんがり炒って、にんにくはみじん切りをオリーブオイルでカリカリに揚げます。
中央にお茶葉をのせてごまをふり、よく混ぜていただきます。レモンを添えるのを忘れた。。。
よくまぜまぜ。
チコリのシャキシャキした歯ごたえと苦みがまたいい感じ。普通は入れないみたいですけど、残り野菜がたくさん片付いたのだ。かなり美味しくできました。クセになる味です。今飲んでるお茶は特級やぶきた茶だから特に風味がいいのかも。
よりボリュームを出すには松の実などの他のナッツを加えたり、海老をのせたりするレシピもあるようです。お茶葉の味付けもいろいろできそう。ご飯とまぜたライスサラダもいけそうな感じ。美味しいお茶を丸ごといただく楽しみがまた増えました。

2013年6月11日火曜日

カニピクニック

先週日曜日。予定していた休日出勤がなくなったので、友人二人とカニを食べにいきました。計画しては変更を繰り返していたので思い立ったが吉日。天気を心配する声もあったけれどなんか大丈夫な気がしてたワタシ。行きの山道ではかなり怪しかった雲行きも青空に様変わりです。
ハーバーにかに船は一双のみで鮭を売る船が目立ちましたが、無事活ダンジネスクラブをゲット。
このカニが楽しめるのは独立記念日の7月4日までで、それ以降はブルークラブになるそうです。

一ポンド(約450g)で$7、 一匹約$17。お店に持っていくと一匹$3でゆでてくれます。
釜ゆでにされるカニを素手で袋に入れるおじさん。申し訳ない気もしますがムダにせず全部美味しくいただくので許してね。味噌が苦手な私をのぞき、友人二人は甲羅もつけておいてくださね、と注文、待つこと30分。
風もなく絶好のピクニック日和。ベイエリアの天気についてこの前書きましたが、この辺りは曇り空と霧が当たり前。前回友人たちが来た時は強風でカニは直ぐ冷えてしまい凍えながら食べたのに、今日は余裕だねと笑顔でゆっくり。
シンプルな酢醤油、ゆず胡椒いりライム醤油やチリソースと味のバリエを楽しみながら、むだなく美味しくいただきました。ステンレスの水筒にこっそり忍ばせた白ワインとよく合います。次回は冷えた純米酒もいいなあ。庭のレモンもドリンクにフィンガーボウルにと活躍。


味噌は好きな人にはたまらないのでしょうね〜。友人たちは舌鼓をうっていました。引き締まった身も臭みはまったくなく、甘くてぷりぷり。至福のとき。。。
夕飯用には鮭の切り身とクラムチャウダーを購入。チャウダーは1リットル弱で4食分が$11とお値打ち!友人たちは家までコーヒーを飲みにきてくれて、ダニーがルバーブクランブルを焼いて待っていてくれました。オフィスで過ごす覚悟だった日曜の思いがけない展開に、心身ともにリラックス。
そしてチャウダーとサーモンのおいしかったこと!
私は生鮭は苦手なので厚い切り身を半分にして、オリーブオイルと少々のバターでこんがり焼きました。


ダニーは中がピンクでジューシーなのが好きなので別のフライパンで焼いてもらいました。
じっくりとローストした小じゃがいもと蒸したブロッコリーニを付け合わせ、ソースは庭のパセリをたっぷり使ったダニーのレシピです。

太陽と海の恵みをたくさんいただいた美味しく楽しい一日でした。