2010年5月31日月曜日

しばらくのんびり更新になります。

以前煩った腱鞘炎に加え、左親指の付け根に炎症が出てしまいました。パーティ、キャンプとイベント盛りだくさんだった三連休は、家で読書三昧の静かな物となりました。

書きたいトピックたくさん、作りたい料理もたくさんあるのですが、体のシグナルには逆らえません。しばらく休み休みになりますが、症状が落ち着いたらまたもとのペースに戻りますので、また立ち寄ってくださいね!

Crustacean

昔の同僚が日本から出張に来て、金曜日は久々にCrustacean Restaurantへ出かけました。蟹料理で有名なベトナム料理店です。
ダンジネスクラブを豪快にたっぷりの油と黒こしょうでローストした品が看板。
ガーリックヌードルというたっぷりのにんにくとバターたっぷりで味つけられた太めの麺も人気料理です。
いつかこの味を再現したいね〜と意欲満々の私たち。秘伝の味はオイルを使って蒸した蟹にあるという噂がありますが、家庭でためすにはちょっと勇気がいりそうです。まずはガーリックヌードルに挑戦したいと思っています。

地元パロアルトにも進出予定のこのレストラン、今後も楽しみです。

2010年5月29日土曜日

オイル吸着効率 髪の毛 vs. 合成素材

メキシコ湾原油流出事故では、人間や動物の毛をストッキングにつめたBoomや毛で織られたマットが油回収に使われています。ボランティア団体Matter of Trustが新しいビデオをつくりました。

合成素材のboomは中身がつまり過ぎていて浮きやいのに比べ、毛髪boomは吸着率もよく、程よく海面下に浮かんだまま、5時間以上経っても吸着したオイルはそのままでした。

オイルを食べる微生物の活躍も期待されますが、まずは一刻も早く大元の流れが止められますように。

2010年5月27日木曜日

ライム胡椒に挑戦

今週の土曜日は、辛い物持ちよりパーティに招かれています。この時期の恒例になりつつあるこの集まりは、辛いもの好きのホストの呼びかけでが辛い料理やデザートを持ち寄って一日わいわい楽しみます。

今年は日本が誇る柚胡椒にならって、ライムとチリペッパーでライム胡椒を作ってみようと思い立ちました。
用意したのは2種類の唐辛子。一つはハラペーニョよりは辛い細身の青唐辛子。そしてもう一つはとっても辛いハバネロ。そして必需品はゴム手袋!
オーガニックのライムをよく洗って、手袋をつけたら、唐辛子の種取り開始です。ライムの皮はすりおろすのが一番ですが金属製の細かいおろし金がありません。代替案として皮をむいてフードプロセッサーにかけた後、つぶしてみました。
ライム1個につき青唐辛子を6本、ハバネロは2個の割合で、塩を加えてみじん切りにします。
プロセッサーの蓋を撮った瞬間、こほっこほと咳が出て、その後ツーンとした刺激が鼻孔を通り、つまっていた訳でもない鼻が通ること!びっくりしました。
ペースト状になってくれないので、すり鉢とスパイス調合道具で奮闘しましたが、ちょっとつぶれたくらい。歯ごたえを楽しむのもいいかもしれないと方針変更です。おそるおそる食べてみると、いや〜、涼しい辛さですが、鼻の頭に一気に汗が吹き出ました。でも刺々しい感じはなく、ライムのさわやかさがとっても新鮮。うん、柚胡椒と比べても遜色ないおいしさです。
ハバネロバージョンは、最初にライムの皮をよく刻んで混ぜました。ペストの要領でオリーブオイルも少々加えてみましたが、やはりペースト状にはならず。
今日のディナーはえび餃子。キャベツ、ネギ、ほうれん草、ニラ、椎茸、しょうが、にんにく、えびを味付けて、皮もいつもの手作りです。



初め強めの中火、途中弱めの中火にしてじっくり焼きます。後半水を入れて蒸し焼きにして、水分がなくなったら蓋をとって表面の水分も飛ばします。仕上げにごま油を入れて火を強めると香ばしく焼き上がります。
もちもちっとした皮がえびや野菜のうまみ汁もしっかり閉じ込めてくれます。
つけタレにライム胡椒を混ぜてみました。辛さと柑橘系酸味と醤油があって辛いけど、まろやかなうまみがあります。

このライム胡椒を使って、カラフルなパスタサラダを作ろうと話していたのですが、油の風味ともかなり合うので、胡麻油をきかせた蕎麦サラダで日本風にしてもいいね〜と意見が一致しました。今日もごちそうさまでした!

2010年5月26日水曜日

なめたけの使い勝手

家で簡単に作ることができるなめたけ。炊く時に入れれば炊き込みご飯、麺類、お餅、餃子の中身、卵焼き、茶碗蒸しにのせる、とろみあんにして和風オムライス、中華丼、おこげにかけるのなどなど楽しみ方いろいろです。日持ちは冷蔵庫で2週間程度。手作りすれば、市販品で時に気になる匂いもないし、空き瓶も出ないし、甘さ辛さもお好み次第。
今日はお昼にスパゲティ。茹でたての全粒粉スパゲティに大根葉の炒めものをからめ、大根おろしとなめたけをたっぷりのせて、海苔をちらしました。ぽそぽそ感が強い全粒粉のスパゲティですが、大根おろしとなめたけがからまってしっとり。ちょっと日本そば系の味でしたが、マクロビ系スパゲティは腹持ちもよく満足しました。

意外な活用法 - 押し寿司型

倉庫の整理をしていて、以前買った押し寿司の型を発見。バッテラを作ろうと思いキッチンにおきました。
今朝それを見たダニーは『ああ、これでコルクを切ればいいね』と一言。寿司とコルク?はてな顔の私に、『コルクを半分に切りたいんでしょ』と涼しい顔で言う彼。

そうでした。溜まっているワインのコルクを使って、掲示板や名札ホルダーを作りたいのですが、安全に半分に切れずどうしたものかと思っていたところでした。糸鋸を買ってきて挑戦したものの、時間も労力もかかるのでプロジェクトは棚上げになっていました。

いいアイデアだけど、過去包丁で挑戦して、直ぐ手首が痛くなったので半信半疑の私。
しかし、彼はいとも簡単にきれいに切るではありませんか!コルクによっては端を切り落とさなければなりませんが、輪切りにするのは楽にできます。それを木型にはめ、ずれないように横から圧力をかけながらはさんで、包丁を押して、後半は引くとすっぱり切れます。糸鋸の切り口のようにギザギザもしないし、切りくずも出ません。
また席次カードなどを挟むホルダーも作りたかったのですが、丸ごとだと転がってしまいます。底をすこし切りたいなと思っていたところ、ダニーは『日本の楊枝をさせば?デザインもいいし』といいます。
なるほど、楊枝のお尻(?)がつっかえ棒になるように差し込めば、転がらずに定位置に置くことができます。
ちょっとした工夫で悩みが解決しました。ありがとう!

2010年5月25日火曜日

まごわやさしい

5月も後半というのに気温が低い日が続いています。今日のランチには、体を芯から温めて、デトックス効果も期待できる献立を考えて、友人を招きました。

はじめに
有機野菜の生ジュース 
にんじん、セロリ、オレンジ、キャベツ、りんご、ライム
お惣菜
もやしとニラと若布のナムル
セロリとにんじんとベビーポテトのきんぴら
ひとくち卵焼き  海苔、チャイブ、チーズ胡椒
大根おろし手作りなめたけのせ
ご飯 汁物
大根、にんじん、ごぼう、こんにゃく、ネギの粕汁
大根葉のおかか唐辛子炒め
玄米、麦、赤米ご飯
デザート
ルバーブトライフル

ジュースは到着直前に絞り、常温で。ライムのさっぱりした酸味とセロリの辛みが食欲を刺激してくれるのを狙っています。
歯ごたえとさっぱり感を残したいので、もやしはさっと茹でてよく水気を切ります。同じく湯通ししたニラと戻した鳴門若布を混ぜて、おろしにんにく、ごま油、醤油、豆板醤、胡麻で和えてスタミナがつくような味付けにしました。
解毒作用も期待して、今日はセロリが大活躍です。ごぼうもおいしいけれど、セロリとにんじんのきんぴらもなかなかです。ごぼうの時より油が少なくて済むのもうれしい逸品。水にさらしたベビーポテトも入れてみました。普段のきんぴらより丸みのある甘い味に仕上がり、これ何の味?と二人で首を傾げて出せなかった味。今思えば、土の中で大きく育ったあま〜い蕪でつくったカブラ蒸しに近かったかもしれません。
卵焼きは卵一個で焼ける小型フライパンで違う味と彩りを楽しみます。チャイブもアルグラもテラスからとってこれる手軽さ!パルメザンチーズと胡椒を巻いたのは、しっかりした塩気で日本酒にもよく合います。
階下の花壇に咲くクチナシの花をちょっと失敬
辛みのきいた大根のしっぽをおろして、手作りなめ茸をのせました。最初甘くてあとぴりり。そのままご飯にかけても。
根菜とこんにゃくがたっぷり入った粕汁はおなかかから温まります。酒粕は冷凍庫に入れても熟成が進んでいるようで、前に作った時よりまったりした味わいに仕上がりました。

玄米に押し麦と古代米を混ぜて炊いたご飯は、濃厚な粕汁や大根葉の炒め物とも充分バランスが保てる歯ごたえと味で、目にも楽しい色合い。
昨日試作済みのデザートは小さめのグラスで、レイヤーごとにシフォンケーキをはさみ、軽めに仕上げました。ルバーブの赤を上に持っていき、さらに目から元気を充電してもらいます。Quinceが初めての友人は、ペーストに蜂蜜が入っていないのを知って驚いていました。お酒に漬けたらいいかもね!と盛り上がりました。ただ生ではこの甘みは味わえなかったので、他の果実酒のように砂糖と漬け込んで甘みが出るのか。要研究です。

午後の雨が静かに降り注ぐ中、音楽と会話を楽しみながら解毒作用のあるハーブ茶を飲みました。

和食の知恵の一つは『まごわやさしい』=豆、胡麻(種子類)、若布(海藻)、野菜、魚、椎茸(きのこ類)、芋。おかかや煮干しを数えればすべでいただきました。一食で30品目近くもとれる和食で育ってきた幸運にあらためて感謝した午後でした。

2010年5月24日月曜日

赤いデザート

デザートで赤といえば?いちご、ラズベリー、リンゴ、ザクロ、スイカ、クランベリーなどいろいろありますが、私にとって、この季節の『赤』はルバーブ。
オレンジの絞り汁と皮と砂糖を加えて、コンポートを作りました。果汁を絞った後の皮を凍らせておくと、細かくきれいにすり下ろすことができます。スコーンやクッキー作りに、ドレッシングやポン酢などに加えると風味がいいので重宝します。
ルバーブコンポートは色鮮やかで、アイスクリームにかけたり、トライフルにしたり、パイ皮に挟んだり応用が利くのも嬉しいところ。ざく切りにしたルバーブ1ポンドを砂糖1/4カップ、ライム絞りに入るような小振りのオレンジ2個を絞って、冷凍皮のすり下ろしを1個分食えて、10分も煮ればできあがり。
今日はカスタードクリームの変わりにヨーグルトをつかった健康的なトライフル。真ん中にはQuinceのコンポートをシフォンケーキの薄切りではさみました。このQuince、メキシカンスーパーで果実に初めて出会い、リンゴのように食べられると聞いて買ったものの、生ではガチガチの大根みたいで味も素っ気もありません。そこで少量の砂糖を加えて火にかけたら果肉はゆっくり溶けて、ものすごく高貴な味わいに!香りは大好きなデザートワインのDolceそのもの。味はさわやかな甘みの梨をさらりとした蜂蜜で煮て、仕上げにカルバドスを加えたようなうっとりする美味しさです。
バニラヨーグルトの優しい甘さとまろやかさ、ルバーブの酸味、クインスのデザートワイン味のハーモニーでシンプルながら目にも舌にも嬉しいデザートになりました。

2010年5月23日日曜日

Broadway tunes

友人が交代でコンサートマスターをつとめるCalifornia Pops Orchestraのコンサートに出かけました。地元ファンをベースに長い歴史を持つこの楽団は、時にビッグバンド、時に映画音楽、時にジャズとテーマを決めて、リクエストベースで様々な楽曲を聴かせてくれます。また名物指揮者のV氏が、曲の合間にジョークを読み上げるのでも有名。アメリカ人とジョークは切っても切れない間柄。ここに限らず、ちょっとした集まりがあるところでは、リーダーがどこから集めてくるのか、それぞれの活動の休憩時間などにジョークを披露する伝統(?)があるようです。あるグループ活動をしている友人も、笑えないジョークに場がし〜んとなることがあると話してくれました。それなのに恐れずジョークを発表し続けるリーダーは、日本風に言うとある意味KY?

今日はブロードウェイのミュージカルナンバーの演奏でした。そこでふと、アメリカのミュージカルの歴史が気になって調べてみました。BroadwayはNYCのストリート名ですが、今は劇場街、ミュージカルや芝居の総称として使われています。NYCTourist.comによると、Broadwayの劇場街としての歴史は1810年、殆どの役者がヨーロッパから巡業に来ていた頃にさかのぼるそうです。劇場の集まる42番街から53番街あたりは、夕刻に明かりが灯り始めると一筋の光の道となるので、Great White Wayと呼ばれています。
South Pacific, Oklahoma, Guys and Dolls, My Fair Lady, West Side Story, 42nd Street, Sweeny Toddなど、二人のプロシンガーとオーケストラが次々と奏でます。ステージ上のスクリーンには、ポスターや写真が映し出されレトロな雰囲気が楽しめます。在りし日の若きスターが様々なファッションに身を包んだ写真を見て、観客の多くはシニアの方々なのでとても懐かしそう。音楽と映像がその当時の思い出を呼び起こす力は偉大です。われわれは横に座った二人のご夫人から『知っている曲はあるの?でも若い人が来てくれて嬉しいわ〜』と言われたのでした。

最後は88年から上演されている一番のロングラン、オペラ座の怪人。エネルギッシュな演奏でした。指揮者のV氏もアメリカのオーケストラはpit(オーケストラボックス)が始まり。ポピュラー音楽は、クラシック音楽と違って様々なアレンジメントで名曲が再現できるのが醍醐味だ、と語っていたのも印象に残りました。

2010年5月22日土曜日

ラザニア

野菜の種類が豊富な時によく作るラザニア。昨晩は、なす、ほうれん草、玉ねぎ、マッシュルーム、トマト、オレンジパプリカ、ズッキーニで四段重ねになりました。トマトソースは作り置きしたものをつかって、足りない分は市販品で補充。テラスのバジルとオレガノをソースに混ぜるといい香りが広がります。
レシピもなく適当にソース、リコッタチーズを塗ったラザニアシート、野菜たち、モッツアレラをぱらぱら、さらにソースと重ねていきます。
ホイルをかぶせて1時間焼いた後、さらにモッツアレラとパルメザンをのせて、チーズを20分ほど焼きました。
プランターから摘んだアルグラの若葉は、アルグラの若葉を摘んで姿は小さいのに、しっかりと濃い味がします。今日は手抜き一皿料理。
頂きものイタリア白ワインをよく冷やしていただきました。

2010年5月21日金曜日

午後のお茶 - Krispy Kreme

先日、ご近所のTさんとドーナツの話で盛り上がり、近所のKrispy Kremeへ。
日本では今年のお正月も、新宿で長蛇の列ができていましたが、こちらは何とものんびりしたものです。テイクアウトの人々がほとんどで、座って食べていたのは私たちの他一組だけ。
長時間並ぶ心境はわかりませんが、久々に食べるここのドーナツは美味しかったです。小ぶりで食感は軽いのにクリーミーさというか、ちょっとコクがあり、止まらなくなりそうな危険な予感。
定番のGlazedとSugar、そしてクリーム入りを二つ買って、その場では一つ半コーヒーといただきました。

店内も明るく清潔で、パッケージと同じ色調でまとめられたさわやかさでオープンな感じが気持ちよいです。裏にドライブスルーがあったのにはびっくりしました。甘くてふわふわしたものにほっとひと息、癒された午後でした。