2011年11月30日水曜日

エネルギーのもと

やっぱり料理!と実感しています。

新しい仕事を始めて週末の仕事も入れれば10日間ぶっ通しで働き、感謝祭がありましたがその週末は両日仕事でした。週明けから連日睡眠時間4時間でも元気なんです。

それは新環境に興奮していることもありますが、なにより思う存分料理をしているからとしか思えない。

そしてその料理を美味しいと言ってくれる人たちがいること。時に「感動」なんて形容詞をいただいた日には料理好きでよかった、この充足感と感謝の気持ちで疲れも雲散霧消です。

さて、明日も4つのお弁当作り。金曜日は2つは確定です。楽しいなったらたのしいな♪

2011年11月29日火曜日

霧の朝

ここ数日朝晩に濃い霧が出ます。朝焼けが見えないのは淋しい気もするけれど、しっとりした空気の肌触りと匂いは大好き。
先日地下鉄の遅れで痛い目にあったので、今朝は歩いて行けるPalo Alto駅から電車でSan Franciscoへ行ってみました。朝の静けさのなか、紅葉が霞と溶けてあう美しさ。両手に荷物をたくさん持っていたにもかかわらず写真をぱちり。
朝は特急があるので通常1時間のところを40分ほどで着きます。いつもはぴりぴりしながら運転する道のりをのんびり。Caltrainという電車はSan FranciscoからSan Joseを通りガーリック祭りで有名なGilroyまで走っています。二階席の窓際に座って、ブッソーニ編バッハシャコンヌ、ベートーベンNo. 7の2楽章、シューベルトピアノトリオ2番なんかを聴きながら濃い霧を通して色とりどりの樹々や湿地帯を眺めていたらしみじみ感動しました。

とにかく寝不足。でも今最高に楽しいです。仕事ができるありがたさを毎日味わいながら、そこでプラスアルファに嬉しいことが。
職場の人たちがお弁当を注文してくれるようになりました。今日は二つお買い上げ、明日は四つオーダー入ってます。今日のメニューはこんな感じ。


1129日 お弁当
お品書き

ぎせい豆腐
人参、椎茸、ねぎ、三つ葉
大根ステーキ
ゆずこしょう
マシュマロつくね
ひじき
ピリ辛こんにゃく
かぼちゃの煮物
チェリートマトとチーズのサラダ
セロリのマスタード和え
冬瓜の奈良漬け
ラディッシュの甘酢漬け
十六穀米
白米、発芽玄米、黒米、餅米、
蕎麦米、黒豆、小豆、もちあわ、
もちきび、大麦、はと麦、黒ごま、白ごま、
アマランサス、とうもろこし、ホワイトソルガム

マシュマロつくねとはおから入りのふわふわつくね。肉嫌いの私でも食べられる味で、あまりに柔らかいのでマシュマロの名をつけました。

作り手の顔が見える、材料をできる限り有機でそろえていることに安心してくれるようです。そして有り難いことに熱心に新規顧客(?)を勧誘してくれる人たちもいてびっくりやら嬉しいやら。
市内も朝はこんなでしたが
午後は気持ちのよい晴れ空

毎日戻って夕飯を食べれば10時。昨日は睡眠時間4時間切りました。それでもおかずのバリエーションを考えたり、既に何日かオーダーしてくれている人がだぶらないように工夫したりするのが楽しい。みかん丸ごとケーキを持って行ったら隔月に開かれる職場のバースデーパーティー用にもリクエストされました。好きな事を続けられるという有り難さと「おいしかった」と笑顔で言いに来てくれるたくさんの人たちに囲まれて、今日もこれから仕込みをがんばりまっす!

2011年11月28日月曜日

細かいんだか何なんだか。。。

通勤電車(地下鉄部分含む)の時刻表時。
1,17分とは1分と17秒なのか、1分と17/60秒なのか?
普通の時計表示はコンマあとに何も表示が無いんですけどね。

いつかこの疑問が解決できる日がくるのか。駅員らしき人は殆ど見かけないのでね。。。

2011年11月26日土曜日

なぜいつも残してしまうのか

カップの中のお茶やコーヒー。いつも底から2センチくらい残してしまう。温かいうちに全部飲むってことがなぜできないのか。ここ数年、ふと機会あるごとに思い出し自分の事ながら不思議になる。よっぽど喉が渇いているとき以外、水でも大概の場合残っている。

カップが大きめで十分飲んだと脳が判断するレベルが底から2センチなのか。温かい飲み物の場合冷めてしまうのがいつもその辺りで、無意識に冷めたから飲まないでいるのか。

理由なんてどうでもいいといえばいいのだけれど、ふと底2センチの液体が自分の中の不安心を表しているんじゃないかと思えてきた。全部飲んじゃったらおしまい。次に喉が渇いたときに困る。。。みたいな。

なぜか私は水の無駄遣いが気になってしょうがない。水を不用意にジャージャー流しっぱなしにされると頭に血が上ってしまう。皿洗いでもそうだし、歯磨きやその他の場面で人が水を無駄遣い(私の視点から)していると思うといても居てもたってもいられなくなり、その場を立ち去る。そしてやっと心が静まる。

もしかしたら私は、前世で水が飲めなくて苦しい思いをしたのかもしれない、などと思ってしまう。

2011年11月25日金曜日

日本旅行記 2006秋 京都1

この季節、日本が特に恋しくなります。秋から冬にかけておいしいものがたくさん出回るのが一番の理由なんですが。5年前の11月にDannyと秋の日本を満喫した旅行記を記録のためのせていきます。ブログを備忘録として使っているようなものですが、もし同じような場所に旅行される方の参考になれば嬉しいです。
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2006年のクリスマスと年末年始はヨーロッパで過ごすことになったので、感謝祭の休みは日本でお母さんと過ごそうといってくれたDanny。2005年は友人とシドニーへ行ってとても気に入ったので密かにオーストラリア行きを企画していたのですが、行き先を東京、京都、長野に変更しました。ありがたい申し出ではあります。また彼は日本の家族と初めての対面となります。

私は一足先にUSを出発して仕事のイベントに参加後、旅行プランのリサーチを猛然と始めたのでした。

Dannyは一足遅れて大雨の日曜日に到着。西からの雨が移動してきているので、今降ってくれればラッキーです。成田から箱崎までリムジンバスで来てもらい、そこで出迎えタクシーで実家へ。夕食は家で。母親、叔父、近所に住むいとこが来てにぎやかでした。おすしやコロッケ、きんぴら、ひじきに煮物などのお惣菜を囲んで、日本酒やビールで乾杯!Dannyも緊張していたようで、一生懸命日本語でしゃべろうとしては間違えて、一人でますますピンク色になっていました。
翌月曜日は土砂降りの中を6時半に家を出て6時50分の品川発新幹線のぞみで京都へ。朝は苦手なDannyもがんばって起きました。朝ごはんには「秋の味覚」駅弁を車内で食べ、旅行気分満点。
  
マツタケ風味ご飯、銀杏、もみじ型のにんじん、秋の味覚満載!駅弁万歳!
自分で言うのもなんですが、リサーチ結果はなかなかのもので、詳細データを網羅した便利帳が出来上がりました。電車時刻表、乗車料金、乗り換えオプションなどの移動手段詳細、京都編ではお寺ルート拝観料つき、移動徒歩時間、バス・タクシー料金目安、お食事処情報(印刷地図貼り付け)、注目の特産品、その他京都通から仕入れた口コミ情報などが記入された手帳のおかげで、その後の旅はスムース(Dannyにとっては大忙し)に進むことになるのです。
9時過ぎに雨の上がった京都に到着。タクシーで当日の宿、祇園畑中へ。ここは今は亡きO氏大絶賛の宿で予約がとりにくいのですが、一泊だけ確保できました。畑中は八坂神社のすぐ隣、高台寺に徒歩3分、清水寺にも近い絶好のロケーションにあります。 


荷物を置いて金閣寺までタクシーで移動、修学旅行気分で初めてのDannyと参拝しました。雨上がりの霞がかった風情はすばらしいものでした。京都は雨でも晴れでも雪でも、季節を問わず美しい街のひとつですね。

雨上がりの金閣寺


金閣寺からはバスを待つのももどかしく徒歩(というより競歩!)で竜安寺へ。石庭をゆっくり見た後、仁和寺へ。紅葉も美しく、また五重塔が立派でした。

そこからバスで四条河原町へ。このころには腹ペコで、おめんというつけ麺うどんのお店でお昼。薬味たっぷりのしこしこうどんと生ビール!
腹ごしらえの後は新京極と錦市場を散策。錦市場では鰹節の厚削りを味見したり、お漬物をあれこれ食べ比べたり楽しかったです。



松茸のお値段にびっくり
Dannyのお気に入りは柴漬け。それもちゃんと味がわかる(質も値段も一番よいものを選ぶ)ので驚きました。それから歩いて鴨川を渡り、八坂さんにお参りしてから戻りました。
部屋でお抹茶とお菓子をいただいた後、向かったのはライトアップされた高台寺。


 池に写った紅葉が素晴らしかったです。

紅葉は全般的に例年より遅く色づきも今ひとつのようでしたが、雰囲気はまた格別でした。知恩院の巨大な三門のライトアップも見応えあり。7時半の夕ご飯に戻りました。
夕飯はお部屋で京料理の懐石。12品をすべて堪能して地ビールと地酒とゆっくりいただきました。
お風呂は部屋風呂もヒノキ風呂。ついた翌日から「神様より前に」( ダニー風冗談)早起きして歩き回った彼はバタンキュー。しかし京都満喫作戦を立てていた私は、翌朝は8時にレンタルサイクルの予約を入れてあったのでした。ふふふ。。。(つづく)

銘菓との出会い その6

和菓子の世界で秋といえば栗ですよね。「銀座あけぼの」の栗シリーズを味見してみました。

賞味期限当日限りの本生栗蒸し羊羹。新栗は木の実のこくがありながら瑞々しく、さっぱりめの羊羹と絶妙にあいます。抹茶より煎茶でいただきたいまさに旬の御菓子。
「新栗もなか」は皮もさっくり。
右奥 「福々芋」はやさしい味のさつまいもあんの焼き菓子。ほっとする味です。

「三色きりあん」はちょっとつまみたいので買ってみました。キャンディーバーなんかよりずっと体に優しいスイーツです。毎日の生活でこういう御菓子に触れられる日本。ああ、食生活の観点からはどんどん国粋主義者になってしまう。

この黒いのは栗をココアパイで包んで焼き上げた御菓子。オーブントースターで温めて食べるそうですが、ちょっと焦げてしまった。温めなくても十分美味しいです。
そして栗といえば小布施。小布施堂「栗鹿の子」は絶品です。

栗と砂糖だけでこの味とは。あっぱれ!

2011年11月24日木曜日

Thanksgiving 2011

友人宅へお招きいただき楽しい夜を過ごしました。一品、ワイルドライス、玄米、黒米をピラフ風に炊いてナッツロースと赤ワインビネガーで煮たクランベリーと混ぜた副菜を持参。皆さんのお口にあったようでよかった。
長年、ホリデーには読んでくれるR家族。Dannyは詰まった仕事を片付けるため来られませんでしたが、私は楽しく参加しました。


これはミルクフィッシュといってフィリピンにしかいない淡水魚。一度身をほぐしてひき肉と混ぜて詰めて焼いてある手の込んだ料理。

こういうの、お肉好きの人にはたまらないんでしょうね。

面白い形のかぼちゃ。ハクション大魔王がでてくるツボみたい。
きれいに切りそろえられた七面鳥
かぼちゃ、芽キャベツ、スイートポテトのロースト、キーノア詰めローストパプリカもボリュームたっぷりです。
ベジタリアンにも大満足のディナーでした。
充実のデザートテーブル。グルテンフリーのパイやケーキもありました。
デザートもしっかりと
料理はもちろん、芸達者が揃っていてギターを持ち出し大合唱。ジャズやビートルズから、その他クラシックそして流行の曲まで合唱です。カラオケは苦手ですが知ってる曲の好きな部分だけ歌うのは楽しいものです。

食事前に各自が紙に「いま感謝したい三つのこと」を書いて箱に入れました。それを全員が一つずつくじ引きみたいに選んで読み上げました。

「健康、家族、素晴らしい友達」「今朝、犬の散歩で犬がうんちしなかった事」「おいしい食事と赤ワイン」「不景気でも仕事が見つかった事」なんて人それぞれの答え。私は考えることなくでてきた感謝の気持ちは「朝、目が覚めること。人の笑顔をみること。夜、次の朝に備えて休息を取るために眠れること」でした。「次の朝」がある確証があるわけではないけれど。

日本も同じ時期に勤労感謝の日があります。ここに”感謝”が入っていることが大切なような気がしてなりません。