2011年1月30日日曜日

チャレンジは続く

1/11に決めた挑戦(思えば1/11/11でした!)。毎日違う献立を作り続けること。朝飯を除き、途切れることなく続いています。困るのが週末。お昼の一品に頭をひねります。新しい食材を買い込むのは無駄が出る。そうせずに何かないかと考えてテンペを甘辛く煮付けました。テンペは長期保存ができるので、たいてい冷蔵庫にあります。余熟成度が高いものは納豆嫌いのDannyに気の毒なのでなるべく早めに食べるようにしています。しかし今日のパッケージは賞味期限ギリギリ。本人から「納豆味がしなければいいよ、味がしなければね。。」と念を押されてしまいました。ここは頑張りどころ。

まず薄く油を引いたフライパンでテンペをこんがり焼きます。油はごま油かくるみ油が香ばしくておすすめ。
小さめのリンゴ一つと玉ねぎ1/8個をすり下ろし、酒、醤油、もろみ味噌(たまたまあったので)をフライパンに加え照り焼きにします。
オーブンで温めたピタパンを半分に切り、一つにピーナツバターを薄く塗り、焼いたテンペを挟み、mixed leavesを挟んで出来上がり。もう一つはピーナツバターなしで。PBなしの方が甘みと香ばしさがより鮮烈です。
使ったテンペは一人分で240カロリー、飽和脂肪17%、食物繊維は36%、カルシウムは8%、鉄分は15%(%はすべて一日の摂取量中に占める割合 - 飽和脂肪はちょっと高め?)。テンペの他に玄米、大麦、キビが含まれているのでちょっとカロリーが高めのようです。噛めば噛むほど大豆と穀類のうまみが甘じょっぱいリンゴ照り焼きソースと合い絶妙です。

2011年1月29日土曜日

2週連続のWindy Hill

今月は珍しく天気がよい日が続いていて、日中は20℃半ばになることもしばしば。ここ二日ほど曇りですが、通常一月は雨の日が断然に多いのでそれに比べれば春が来たよう。

続けてWindy Hillへ。先週23日は晴れていて、きれいな日の出を拝することができました。
早くに登り始めたので、かなり長いこと月と太陽が一緒に空にありました。
帰りは一緒に行ったMさんと早めのお昼にFish&Chips。イギリスに住んでいたMさんとはWalking途中で英国がらみの話で盛り上がり、F&Cを食べに行こうと決定。
Londonを離れて早11年ですが曖昧な記憶も話をしていると鮮やかな色を帯びてきます。MさんとはTube(ロンドンの地下鉄)Mapがあればいつまでも話せるね!と笑い合いました。
Cook's Seafoodは地元のFish market & Restaurantです。Mさん宅でお茶をいただきながら開店の11時に直行!わくわくほくほくのチップスと揚げたてのタラのフライ。Malt vinegarの味がちょっと違うよねと話しながらもおいしくいただきました。

今日29日はYさんと。登り始めてすぐに鹿の親子に遭遇。いきなり物音がしてびっくり!
低く雲がたれ込めていて周りを囲むSanta Cruz山脈も高い山々の頭がちょっと見えるだだったのが徐々に晴れ間が広がっていきました。それにしても一月の朝なのに10℃以上あり、少し歩いただけで汗が出てきます。

一人で黙々といくWindy Hillもいいけれど、週末のおしゃべりを楽しみながらのwalkingはまた違った楽しみがあります。

2011年1月28日金曜日

MacBook Air - 享年一ヶ月ちょっと

MacBook Airがご臨終です。Application作成に使っていたDannyは、過去2週間のデータをすべて失いました。もっと頻繁にバックアップしろというサインだね、と前向きな彼。しかし失われた努力を思うと涙です。。。

しかし買って一ヶ月での突然死。あまりにも急です。

早速新しいHDに毎日のバックアップを設定しました。

皆さまもバックアップは頻繁に。

2011年1月27日木曜日

Artistic Night

このところ日中は20℃半ばの暖かさ。もう春が来たようです。

月曜日はヘアスタイリストのR氏と当ブログにも度々登場するアーティストMomokoさんを招いてのディナーでした。R氏には知り合いを通じて出会い過去6年ほど髪を切ってもらっています。がっしりした体格と凛々しい顔の輪郭は一見不動明のようなR氏ですが、笑顔が素敵で盛りだくさんの話題でサロンでの時間はあっという間に過ぎて行きます。
Momokoさんは週に二日、うちの近くのレストランで働いているので、年明けから何度か泊まりにきていました。でも仕事後ではご飯を食べる時間もないのでもっぱらお酒とおしゃべりなのでフルコースディナーは初めて。

献立は定番のsmall plate(きんぴら、ひじき、お漬け物などなど)、茶碗蒸し、そしてメインは大根のステーキとレンコンのオーブン焼きわさび塩添えとほとんど野菜でした。
R氏はひじきを気に入っておかわりしていました。茶碗蒸しのできばえもよく、酒粕入りクレソン味噌汁も好評でした。

デザートには週末マーケットで買ったちいさなかわいい柿をつかいました。
果肉にTriple Secを加えて、砂糖はあえて加えず、柿の甘さだけで作った寒天よせ。

もう一品はきんとんです。
あんこは緑豆と白あん、きんとんはサツマイモとグリンピースです。グリンピースの餡がとてもおいしくできました。
白あんと野菜のマッシュを混ぜきんとん濾しでそぼろを作って餡玉にまぶします。合羽橋で迷いに迷ってステンレスではなくて竹製にしたきんとん濾し。手に優しく使いやすく気に入っています。野菜と餡の自然な甘さがまあるい形になりました。
そしてディナーが一段落して、Momokoさんが作品をテーブルに並べるとRの目がきらきら。彼とは趣味が合うのできっと彼女の作品を気に入ると思っていました。
彼自身美しいものが大好きで、アンティークのパーツを集めてジュエリーを手作りしたり、骨董品や美術品を集めています。淡水のブロンズパールとアンティーククリスタルをふんだんに使ったネックレスは新作で、既に買い手が決まっているそう。

それを錆びた釘やねじのリサイクルアートに載せると色味が同じで見分けがつかなくなりました。Gold, bronz, brown, dash of green & black. 大好きな組み合わせです。

結局迷いに迷って5作品お買い上げ。手描きの曲線が美しいSignature workのLinescapingをはじめコラージュ作品、樹脂リサイクリングシリーズ、木箱や和紙などを使った一点ものなど、どれも独自の美しさです。

この作品はその名もPills"r"Us
彼が幼少時代の思い出を熱く語り思いが通じたのか、彼女は手放すつもりがなかった作品も彼のもとに渡りました。草の実や豆を樹脂で固めた作品の裏(表?)から光を当てると幻想的。ライティング次第で表情が変わります。
直接アーティストから説明を聞きながら作品を買えて彼も大喜びでした。代金の一部はヘアカットで、アーティスト同士ならではのexchange。夜な夜な4時近くまで盛り上がった夕べとなりました。

2011年1月26日水曜日

京みやげ

帰国時にいただきました。京都のうまいもん。
アイデアがいいなと思ったのは、フリーズドライのお漬けもの。
袋に水を注ぎ30分まてばお漬け物に、そのままおつまみにぽりぽり食べたり、お茶漬けやサラダのトッピングにもいいそうです。
刻みすぐきをそのまま食べてみました。しっかり発酵したお漬けもの味がして感動!白いご飯と食べたくなる味です。キャンプや登山にはこれがあればご飯が進むことまちがいなし。
あとは即席お味噌汁。焼き麩のカプセルにフリーズドライ味噌や食材が入っていて、崩してからお湯を注いでいただきます。香ばしい焼き麩の食感もおもしろい。

話はそれますがインスタント味噌汁なら断然アマノフーズをお勧めします。創業63年のフリーズドライ食品専門会社のお味噌汁シリーズはさすが。具やお味噌の種類が豊富で美味しいのです。急ぐ時にはお世話になります。このお味噌汁は飛行機で隣同士になったHさんに教えていただきました。Hさんは教職を引退されてから、ご夫婦で海外旅行、手芸、料理を楽しんでいる素敵な女性です。SFから成田まで料理、食材、旅の話で盛り上がりました。「すてきに美味しい」と聞き早速注文。お土産にも喜ばれています。なすの味噌汁が絶品で、フリーズドライとは思えないほど瑞々しいなすがたくさん入っています。頻繁に東京に出張していた頃はHさんのお宅で夕食をごちそうになったこともあります。今も時々メールを交換しています。

新年に飲む大福茶は昆布や梅干しを煎茶に入れて飲むものもので、京都の家庭ではお雑煮の前に一家揃っていただくそうです。昆布は喜ぶ、梅干しは春一番に花咲き実をつける、茶葉は色が変わらないことから強い意志で大地に根を張って生きるということから、それらを一緒にとり新年を祝うとか。一保堂の大福茶(おおぶくちゃ)は上品な玄米茶。パッケージの朱色も色鮮やかで新春に飲むお茶って感じ。お茶自体はさっぱりする後口で気に入っています。
お茶はもともと強壮剤(tonic)として中国から日本に入ってきました。僧侶が疫病などの苦しみもお茶でいやしたという話もあるそうで、時の天皇や皇族が年初に茶を服したことから王服茶といわれていたとか。お茶の文化史は広く興味深いものですね。

2011年1月22日土曜日

おすすめRose

ワイン情報をまた一つ。この前ディナーに招いた友人からもらったこのロゼ、とても美味しかったです。ディナーには日本酒を合わせたので当日は空けなかったのですが、飲んでみてびっくり。お酒のような後味で日本食と相性抜群です。調べて持ってきてくれたのかもしれない。申し訳なかったです。


はじめの一口で淡い甘さを感じるのですが飲み口はすっきり辛口。特にのどごしは超辛口の日本酒のようでした。かといって時に日本酒にありがちな水のような潔ぎ良さはなく、程よく口中に味も香りも残る。Roseはあまり飲む機会のないワインですが久しぶりに印象に残るボトルに出会いました。

2011年1月21日金曜日

Bordeaux night

先日友人宅でボルドーワインのテイスティング会をしました。仲間はLassenにキャンプに行った数人です。それぞれが選りすぐりのワインを持ち寄って結局6人で7本飲んだ計算!一本Burgandyが紛れ込み、食前のシャンペンを加えると。。。おそろしや。
主催者は地道にワインの勉強を続けていて玄人顔負けの知識を持っています。ボルドー地区の地図も印刷しておいてくれて、左岸と右岸の地質や気候の違いなども説明してくれました。その時はふむふむ、と覚えていたはずが美味しいワインですべて流されてしまいました。その彼、翌朝はワインクラスだったのですが、あれほど飲んで大丈夫だったのだろうか?
私たちは彼らの家に泊まり朝早くに帰ってきました。その日はもちクラスを教える日だったのです。特に二日酔いもなかったのは自分でも驚きでした。クリスマス&新年に鍛えた賜物だったようです(笑)。
Tasting noteもつけていたのだけど、はしょったので今見ると意味不明な箇所多し。記録までに写真はのせておきます。


当然それぞれ香り、舌触り、第一印象、のどごし、アフターテイストも違うし、皆の感じ方を比べても興味深かったです。当日私は香りを一番感じました。すみれの花やイカスミなど普段は感じないような香りが第一印象に出てきて面白かったです。
ディナーはビューレのような濃厚なビーツスープに豆の野菜の煮込み。デザートは梨のベイクStilton&胡桃のせ。ワインと合う美味しいお料理でした。
それぞれの一年の幕開け。今年の抱負などを語り合いながらワインと弾む会話で楽しい夜は更けて行きました。

2011年1月17日月曜日

無洗米活用法

日本で無洗米の美味しいのを食べて衝撃を受けた経験があります。私は古い頭で洗わないお米なんて!と驚きました。水を入れても濁るし、糠をとるプロセスも電力を使うし、タピオカを使う方法やらもあり、エネルギーやその他のコストがかかっているはずと見向きもしませんでした。しかし調べてみたら米の研ぎ汁に含まれるリンや窒素は浄化が難しいらしい。洗わなければ栄養の流出も防げるらしい。悪いことばかりでもないらしい。

ということで初めて無洗米を買ってみました。有機無洗米は見つからず、海外では人気品種の錦の無洗米を購入。London時代はもっぱらお世話になっていました。

白米として炊いた時のお味はう〜ん、いつものニジヤ米の方が美味しい。。。水加減をいろいろ試してみましたが、どうもなんだか。そして翌日になると味の差はより開きます。無洗米は鮮度が落ちやすいそうなので、私が買った袋が古かったのかもしれません。二人家族では鮮度が落ちやすいのは致命的。

よっしゃ、早く食べなきゃ!とご飯レシピが続いています。

先日はいい有頭えびが手に入ったのでパエリアを作りました。フライパンで簡単にできました。チキンやソーセージなどを入れると味が深まるのでしょうが、肉苦手な私のために出汁が出る具はえびのみとなりました。

2-3人前
無洗米 1合
えび 300g
グリーンペッパー 半分
玉ねぎ 半分
マッシュルーム 4-6個
トマト 生1個または水煮缶で同量
ハラペーニョ 1個
にんにく 3片(これも家はたっぷり)
レッドペッパー 半分
サフラン 少々
パセリのみじん切り 大さじ2
えびは殻をはさみで切って背わたを取り3カップの湯でさっと茹でる。茹で汁はとっておく。
  • にんにく、ハラペーニョはみじん切り、玉ねぎ、グリーンペパーは細かく切る。マッシュルームは大きければ半分に切ってから薄切りする。
  • レッドペッパーは縦に薄く切る。
  • サフランは少量のお湯に漬けておく。
  • 鍋にオリーブオイル大さじ2を熱してにんにく、ハラペーニョを炒め、玉ねぎを加える。しんなりしたらグリーンペパーとマッシュルームも加えて焦がさないように野菜の甘みが出るまで炒める。
  • トマトを加えてよく混ぜサフラン、ローリエ、黒こしょうを加えて炒める。
  • トマトがペースト状になったら、えびの茹で汁3合分(540cc)と胡椒を加え火を強めてからお米を入れる。パセリのみじん切り大さじ1も加え軽く混ぜて塩で味を調える。
  • 沸騰したら火を弱め20-30分くらい弱火で炊く。
  • 炊きあがる10分ほど前にレッドペッパーを上に、5分ほど前にえびをのせて炊き上げる。
  • 残のパセリのみじん切りとくし形に切ったレモンを添えていただく。
作るより手順を書く方がめんどくさい!というくらい簡単に出来ます。トマトを入れるとサフラン色が余目立たなくなるので、黄金色のご飯にしたい場合はトマト抜きをお勧めします。
そして無洗米が活躍したもう逸品は蟹のミルクピラフ。これは以前のレシピの鮭をたらばがに。お年始にいただいた蟹缶全部使っちゃいました!
下味不要、缶汁ごと使います。おいしかった〜。蟹バージョンはスライスアーモンドをのせない方が舌触りも味も柔らかでおすすめです。


またもや2合+具沢山のこのピラフを二人で完食。。。Dannyは前日具合が悪くて食事をとらなかったので彼の方が多く食べたとはいえ、反省。いつも作ると食べてしまうのだから、半分で作ればいいのですよね。いや、半分じゃ足りず後で何かに手が伸びると困るから一合半かな。

無洗米はうまく使えば便利だし生活排水のカットにもなる。しかし無洗米と行っても全く洗わずに利用している人は約4割とのこと(詳しいレポートが国民生活センターから出ています)。米をに水を注ぐと無洗米でも水はかなり白く濁ります。米のでんぷんとのことですがそれが気になる人も多いのでしょう。また日本では価格も無洗米の方が高いらしく、下水道代を差引いても家計に特にプラスにならないようです。米のとぎ汁を再利用している人は5割弱だそう。こちらでも価格差があるのか気づきませんでしたが、今度改めて無洗米vs.有機精米を味見してから我が家ブランドを再検討しようかな。

お米の種類もこんなにたくさんあってすぐに手に入る地域にいることに感謝です。