2010年6月28日月曜日

暑気払い

甘酒と聞けば、初詣の帰り、冬山ハイキングの茶店で、炬燵に入っていただくなどなど、暖をとるための飲み物というイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、なんと甘酒は夏の季語だそうです。江戸時代には夏になると多くの甘酒売りが町に出ていたとか。ブドウ糖、ビタミン類、必須アミノ酸などが含まれた甘酒は、夏バテ防止に今でいう栄養ドリンク感覚で飲まれていたそうです。
冷凍庫に酒粕を見つけ早速作ってみました。砂糖は「陰」食材なので、早朝から湿度90%、気温28度のこんな日にはいいかもしれません。直前におろし新ショウガを加えました。
いただいた岡山の造り酒屋の酒粕は辛口ながらほのかで優しい甘さ。一口大に切って、フライパンで焼いたものもおいしかったです。

昔から日本人は夏場の体を守るために、食べ物の力を借りていました。土用の丑の日には鰻を食べたり、他にもどじょう、鯉、サザエや黒豆、ごま、海苔など栄養豊富な黒い食材は夏に欠かせなかったようです。また、殺菌効果の強い梅干しやお酢を用いた料理や、茄子や胡瓜など、体の熱を取ったり利尿作用を促す野菜を食べたり。夏の甘酒は意外でしたが、これから暑気払いの習慣にしたいです。

初もの

さくらんぼ、佐藤錦を食べました。お中元に毎年いただくという見事なもの。
梅雨時に帰ってきてよかった〜と思わせてくれるおいしさでした。
今週いっぱい、梅雨空が続くようです。特に今晩は、ここは香港、台北、バンコクか?と思うほどの湿気。朝から湿度80%はかなりつらいし、蚊に刺されるのもごめんだけれど、和菓子屋さんには季節の涼菓あり、夏野菜も露地物が出始めたり。私の場合、食べ物主導ではありますが、やはり季節の移り変わりはいいものだなと思います。

2010年6月24日木曜日

素朴なたのしみ

書きたいことは山ほどあれど、無理できないつらさ。毎日治療を重ねだいぶん腱鞘炎もよくなったものの、治療院が休みの二日間にまた親指の動きが鈍くなってしまいました。散歩も続けていたけれど、右半身広範囲に発疹がでて数日休み。日本にいるうちに夏の和菓子作りをいろいろ試すつもりだったのに、この分だとお預けです。とほほ。。。

今回はうちご飯が多いのですが、包丁を持つ手もままならず、シンプルなものばかり食べています。やっぱり夏は冷や奴。茗荷や大葉、おろし新ショウガをのせればそれだけでごちそうに。ちょっとニンニクやごま油をたらして韓国風もよし。

日本では食べるラー油がはやっていて、これもご飯の友によいようです。Mさんに京都のお店のラー油をいただきました。その名も「舞妓はん ひぃ〜 ひぃ〜」これは開けずにお土産にします。Mさんのお父さん手作りのじゃこ山椒もいただきました。緑の山椒がぴりりと効いて、大人の夏味。ご飯がすすむこと!あとは裏の菜園のなすが大きくなるのが待ち遠しいところです。着いてから種をまいたアルグラも元気に芽を出し、間引き菜がアクセントとして大活躍です。
リピート率が一番高いのは焼き油揚げ。油揚げといってもちょっと厚みがある、でも厚揚げより全然薄いお揚げさんでとてもおいしいのがあります。アメリカでは1-2種類しか手に入らず(それでも手に入るだけラッキーですが)お味もそこそこ。一度自分で作ろうかと思ったものの断念。いつか挑戦します。

フライパンでまんべんなく焼いて辛み大根おろしと醤油をかけると、止まらぬおいしさ。普通の油揚げは焼いて細く切ってご飯にのせて食べてもおいしいです。

うちの近所はスーパー激戦区。昔ながらの八百屋さんも何件もあり、何処もいかに新鮮なものを安く!と努力しているので、とても助かります。毎日治療院の帰りに新鮮な食材を選ぶ幸せを感じる今日この頃。朝の散歩といいこののんびりとした生活もあと一週間となりました。じっくりのんびり楽しもうと思います。

2010年6月23日水曜日

アイデアグッズ

今日は夏の晴れ間が広がりそうです。東京の気温は30度になるようですが、現在湿度は60%。数日前は朝から湿度計は85%だったことも。それに比べればとても過ごしやすいさわやかさです。

テレビはあまり観ませんが、日本ではコマーシャルがない、または短いのでうれしいです。USでは24時間ニュースチャンネルを点けても、すぐ延々としたコマーシャルになり他局とも連携しているので打つ手がありません。

話変わって、ニュース番組の中で気に入っているコーナーがあります。便利情報やグッズを紹介する短いものですが、結構使えるグッズやおもしろいアイデアが紹介されます。先日「手」の形をしたグッズを紹介していました。あるメーカーがポテトチップスを食べるのに箸を使う人がいるという調査結果に基づき、手に油がつかないで食べられる「ポテトチップスばさみ」を作ったとか。
それが芸が細かくて、あるボタンを押すとはさんだ指先(?)がすりあわされ、余分な粉まで振り落とせるとか。今日発売なので発売元のサイトを見てみたら、機能一覧が紹介されていて笑えました。マーケティングもしっかりできていて、発売に先駆け秋葉原のメイドカフェでポテチ食べ放題イベントがあり、発売日の今日、Twitterに書き込みをするとある漫画喫茶の入場料が無料になり、グッズの貸し出しもあり。いろいろ工夫されています。

一日の始まりに何気ないことに「ほぉ〜」とすることが多いこの頃です。

2010年6月19日土曜日

朝の浜辺

実家のある大森では、昭和38年まで海苔がとれていました。現在の海苔の産地は九州や瀬戸内海ですが、それまでは海苔のほとんどが東日本でとれていて、約4割が東京湾産だったそうです。東京オリンピックを機に東京湾の埋め立て開発で漁場権が放棄され、海苔の生産も終わりました。今でも大森界隈には、海苔問屋や小売店がたくさん集まっています。海苔のふるさと館という博物館にも滞在中にいってみたいです。
近くにいくつか公園があり、毎朝2時間弱の散歩&ストレッチのコースもバリエーション豊かです。
3年前にできた大森ふるさとの浜辺公園には入り江、干潟、砂浜が広がります。
朝の浜風はやわらかく、野鳥のさえずりも賑やかでハゼが水面をはね、自然豊かです。帰り道の小さな公園ではいつもウグイスが鳴いています。
周りの公園は開放型ですが、砂浜エリアは朝6時から。開園から結構人が来ています。最近は顔なじみの人たちとの挨拶で始まる一日になりました。
水辺そばにはいくつものクラゲがうち上げられています。
水に持っていってあげたほうがいいのか?いつも悩みますが、わからないのでそのまま。

大きな木のベンチはストレッチやヨガにちょうどいい大きさです。まだまだ喫煙者が多い日本。あちこちで吸い殻が気になったので、翌日ビニール袋を持って出かけました。
週末明けだったからか、吸い殻の他に弁当箱や空き缶、紙パックの飲料くずがたくさん。ゴミは各自持ち帰るシステムなのですが、最後は大きな袋3つにもなったゴミ。中には岩の間に埋め込むように捨てられたものや子供の肌着などもあり、故意に捨てたり置いていったと思われるものも多くありました。

海外から来る人たちは、日本の街中がきれいなのに驚きます。これだけの人がいて、駅や道路に目立つゴミが落ちていないことは、確かにすばらしいです。しかし街中にゴミが目立つ外国の都市でも、ビーチや山などは日本と比較にならないほどきれいです。車で出かける人たちはゴミを持ち帰るのも楽なのかもしれません。しかし、日本では街中は人が見ている。誰も見ていないならいいか、という油断もあるような気がします。

一日おきに続けているゴミ拾い。「ごくろうさまです」と声をかけてくれる人もたくさんいます。明日月曜の収穫(?)は先週より少なくなりますように。

2010年6月17日木曜日

リチャード オバリー氏講演会

エルザ自然保護の会主催のリチャード オバリー氏講演会に行きました。オバリー氏はイルカ保護活動家で、今年アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したザ  コーヴに出演しています。日本でも最近相次ぐ映画館の自主規制で上映中止になり、マスコミでも取り上げられています。

米フロリダ出身のオバリー氏は、60年代は水族館に勤めイルカを捕獲し、米人気テレビ番組「わんぱくフリッパー」に出演するイルカの調教師でした。フリッパーの人気とともにイルカ関連産業が拡大。その後一転してEarth Island Instituteにて捕獲されたイルカの解放活動に取り組んでいます。そのきっかけは、イルカが自分の腕の中で呼吸を止めて自ら命を絶ったからだそうです。イルカは意識的に呼吸をしますが捕獲環境でうつ状態が長かったそのイルカは、彼の目を見つめ腕の中で息を止め、プールに沈んでいったそうです。その翌日、彼は勤務する水族館のイルカを海に放し逮捕され、活動家に転じて今に至ります。

アメリカで昨年夏に公開された作品を私は数ヶ月前にDVDで観ました。 上映中止を求める市民団体は、肖像権の侵害、事実無根の中傷(イルカ漁従事者をジャパニーズマフィアと呼んだというクレーム:クルーが撮影中誰かに行動を監視されていてそれが誰かわからずジャパニーズマフィアなのか?と監督のホシヨス氏が一言発言した場面あり。しかし、これは特定のグループを指した発言ではないので誤解ととることができる) 、日本伝統文化への侮蔑などを理由に、この映画をジャパンバッシングの猛毒映画と主張しています。

イベント会場の前では、抗議団体が声高に作品の違法性を訴え、誰を相手にか一時つかみ合いになる場面もあり、警備もかなり厳重でした。
 
4時からイルカに関する映像の上映から始まりました。9日に行われたシンポジウムでもパネリストとして参加、静岡県富戸のイルカ猟(エルザ自然保護の会では漁でなく猟と表記)の撮影で有名なイルカ保護家で映像ジャーナリストの坂野正人氏の紹介でいくつかの作品を観ました。イルカによって鬱状態から回復した人々や自閉症の子供たち。野生動物ながら、ビーチで人間によってくるイルカたち。また太地町のオルカ(シャチ)猟に関する映像もありました。

ところで、イルカは何語?と一緒に行ったMさんと首をかしげました。語源は不明でいくつか説があるそうですが、その一つはイルカ猟をやると大量に血が流れることからチノカ(血臭か)が転じたという説もあるとか。映画のワンシーンとイメージが重なります。

「イルカは知性が高く野生動物で唯一人間を助ける動物で、家畜ではない」とは、「イルカはなぜ保護されなければならないの?他の生物は?」という質問に対してのオバリー氏の答えです。しかしイルカ猟中止を呼びかけることは動物保護だけでなく、人権保護の問題に拡大していると指摘します。それはイルカ肉に含まれる水銀、PCB、メチル水銀の高さが人体に有害なレベルに達しているからです。数値を巡って見解の差はあるようですが、それらを含むこと自体は水産庁も認めています。ほ乳類を水産庁が管理すること自体矛盾といえば矛盾という指摘もあります。そしてイベントでは触れられませんでしたが、映画ではイルカ肉が鯨肉と表示され売られているともありました。イルカ猟が行われる理由は肉を食用とすること、世界の水族館や遊技場に出荷するためで、現在日本ではイルカ捕獲は合法です。しかし、そのようなビジネスが存在すること自体知らない日本人が多いなか、ザ コーヴをただ単に日本に伝統を脅かす暴力映画と決めつけるのは短絡的といえるのではないでしょうか。 少なくとも私自身はこの映画で多くの隠された事実を知り、考えさせられました。

表現する権利とともに、抗議する権利も存在する。通常自分は抗議する列があれば何であれそれに加わるのだが、日本では立場が逆、と話す オバリー氏。実際に猟にたずさわる若い漁師に9月から3月までイルカ猟ができなくなったら生計を立てるのに困るか?と聞いたところ、伊勢エビ漁などに切り替えるので別段打撃ではないとの答えを得たようです。もちろん他の意見もあるでしょう。映画であれ何であれ、優れた作品は視点や論点がしっかり定まったものであり、それはあくまで作り手側のものであるのは事実です。

「いま我々にできることは?」という質問に対し、同氏は「イルカ肉は食用、肥料、ペットフードに使われているが水銀やPCBを含み有毒だということを啓蒙すること。有毒製品が市場に流通し続けるというのは人権侵害と同じ。イルカのいる施設に行かないなど、食と娯楽の両方からイルカへの需要を減らすことが商取引廃止へつながる。野生動物と人類間のスペースを尊重し、尊敬に基づいた関係を築いていくこと」と答えていました。Driven by Demand. 有毒性が明らかになってもイルカ肉市場が存続するとしたら別ですが、今は十分な情報開示がないまま閉ざされた産業としてある。この部分に消費者は憤りを感じていいのではないでしょうか。また海外に住む日本人として、日本政府の見解や信頼できる科学的データを自分なりに理解したいと強く思います。
現在日本には、イルカがいる水族館が50あるそうです。それらはイルカを含む海洋生物への理解を深める目的で必要な教育施設だというのが建設側の主張です。しかしそれらの施設のイルカは捕獲環境で早死にして次々と新しいイルカに変わっていることを観客は知っているでしょうか。超音波でコミュニケーションをとり、群れで一日数十キロを泳ぐのが野生のイルカです。生け簀やタンクの中のイルカに教育的価値はあるのでしょうか。建設中の東京スカイツリーにも水族館ができる予定ですし、京都市は市民の7割が反対する中、イルカを目玉とした国内最大級の内陸型水族館の建設を決めたそうです。

イルカ猟だけに限らず、今、人間と自然の関係のあり方が新たに問われている気がします。

2010年6月15日火曜日

ブログを翻訳すると。。。

アメリカ人友人が先日のブログエントリーを翻訳して楽しんだとメールをくれました。以下が翻訳版です。

I caught your blog and here is the translation about your RSI treatment in English: 

National health insurance on the third day home and began intensive treatment of tendonitis. My mother has taken care of back pain collar osteopathic hospital than get rid of my frequent. Under the energetic treatment of teachers, the base of the thumb become vastly easier.  Loosening the neck and shoulder chattering little by little, miss a walk every day, also relaxes the scapula in the pool yesterday, is working hard in rehab.
笑える方はお楽しみください。

ちょっと張り切りすぎか、炎症がひどくなりました。しばらくお休みです。
梅雨入り後の激しい雨風の一日になりますが、午後はザコーヴの講演会に行ってきます。

2010年6月14日月曜日

集中治療続行中

時差は毎日きっかり、15分ずつ調整されています。未だ4時台に目は覚めますが、朝の一人の時間が有効に使えて嬉しい限り。気になる野菜たちも暑さに負けず頑張っているようです。ダニーも久々に台所に立って料理を楽しんでいる模様。

帰国3日目に国民健康保険に加入し、腱鞘炎の集中治療を始めました。腰痛の母がお世話になっているえり整骨院に私の方が足しげく通う始末。元気な先生の治療のもと、親指の付け根が大分楽になりました。ガチガチの肩と首も少しずつゆるみ、毎日散歩を欠かさず、昨日はプールで肩甲骨もほぐし、リハビリ頑張っています。

治療費は三割負担ですが、アメリカのそれと比べ格段の差です。今日は歯医者にも行ってきました。すべて徒歩で行ける距離で、最新の設備があって、予約も直ぐ取れる。このまま国保を継続して、帰国時に体のメンテナンスを続けようか?と思っています。

2010年6月12日土曜日

25万マイルのhair boom

4月20日に起こったメキシコ湾原油事故。今までで4万ガロン以上が回収されたそうですが、今も流出は続いています。ニュースサイトによると530羽の野鳥が保護されたものの730羽の死骸も回収されました。ウミガメは保護が59頭、死骸は315頭に上ったそうです。

今も原油回収に活躍しているのが髪、動物の毛、フリースなどで作られたマットやヘアブームとよばれる筒状のウキ。吸着率は合成のものよりかなり優れています。

そのヘアマットやブームを民間と協力して作っているボランティア団体Matter of Trustについては前のブログで書きました。団体のニュースレターによると、4万5千のヘアサロンや数千の個人からの寄付で、40kmのブーム材料が集まったそうです。ボランティアによって16km分はすでに完成しました。材料は倉庫いっぱいに集まった今は寄付受入れを一時休止しています。

ハリケーンの季節が近づくにつれ、長引く流出が及ぼす影響が心配されています。一日も早い復旧を心から祈って。

2010年6月10日木曜日

ザ・コーヴの行方

日本のイルカ猟については、友人Cさんがブログでいろいろな角度から動きを追っています。彼女からイベントのお知らせを受け取り、イルカ保護活動家のリチャード オバリー氏が来日していたことを知りました。
今朝のニュースで、昨日東京で行われた上映会とシンポジウムの模様が報道されていました。約600人が集いに参加したそうです。「伝えていることは伝えている映画だと思った」という声もあれば、「正直、気分が悪い」という声もありました。でも彼らはしっかり観てから意見を言っています。観る以前にジャパンバッシングとひとくくりにして上映中止を呼びかける人々と一線を画しています。
イルカ漁で生計を立ている太地町の人たちがプライバシーを侵害されたと怒る気持ちは理解できます。イルカ漁を行っている場所は他にもあり、隠し撮りという手法で偏りある情報しか報道されていないという見方もあります。一つの映画で真実が語り尽くされることはないので、その指摘もある意味事実でしょう。それでもシンポジウムに参加した映像作家が、ドキュメンタリー映画は偏りがあって当然、それでも上映するなという運動は起こらないと述べていたのも印象に残りました。

「靖国 YASUKUNI」に続き、言論論の自由からドキュメンタリー映画のあり方まで議論を広げることになったこの映画。今後の動きはどうなるのでしょうか。

2010年6月9日水曜日

目玉焼き好きに吉報!

帰国2日目にして結構充実した一日でした。散歩の後、保存食数種類を作り、調子のよい母と地元の温泉でアカスリとマッサージ。やっぱり天然温泉最高!おかげさまで熱も下がり、手の引きつりは友人の鍼灸院にお世話になる予定です。

しかし、今日の一大発見はおいしい目玉焼きの作り方でした。N☆K番組「まさか目玉焼きにまで革ワザがあったとは」という大げさな予告編にほだされ観てみたら引き込まれました!

目玉焼きはシンプルな料理ながら、半熟、固焼き、それぞれの加減も細かく好みが分かれるところ。でも誰もがおいしい!という一品に仕上げることもできると二つの法則があると紹介しています。それは卵の鮮度でも温度でもなく、火加減でもなく、道具でもない。

ずばり、一つ目は卵をそっとフライパンに落とすこと。ちょっとの高さでも黄身にかかる衝撃は卵黄球を変形させるので、食感に変化が生じるそうです。そっと落として焼かれた黄身はふうわりと口の中でとろけます。

二つ目は黄身の水分を飛ばし味を濃くするために、黄身と白身を分け、黄身を焼き始めてから、ほぐした白身を周りに流す。これで焼き加減も自由自在、そして黄身が直接フライパンで焼かれ、ふんわりクリーミーに仕上がるそうです。

また、すごくおもしろい卵料理が紹介されていました。その名も黄身返し卵。1785年の「万宝料理秘密箱」という料理本に載っている白身が内側、黄身が外側にあるゆで卵。有精卵でなければできないそうですが、最初に考えた人すごい!

おいしい目玉焼きが好きな人、詳しくは番組リンクをみてください。

2010年6月8日火曜日

東京生活のはじまり

昨日は、強い追い風で早めに成田に到着。友人が迎えに来てくれていて、重い荷物運びを手伝ってくれました。Mさん、ありがとう!

雨が多かったという5月を経て、東京近辺は緑が青々と元気です。湿気もあり、梅雨の到来も間近のよう。

話題といえば新生内閣ですが、鳩山首相が就任したときも東京にいた私。これは私がたびたび帰っているというより、やっぱりサイクルが短すぎるということでしょう。機内で読んだ新聞の4コマ漫画。寿司屋の板さんが、「もう誰が首相になろうとも、これ以上スペースはありません!」と、歴代の首相の顔イラスト入り湯飲みを持っているの笑ってしまいました。そして  オバマ大統領の発言をもじった、Yes you, Kan(?)というフレーズ。国民の期待と不安を表しています。

きっかり5時間で目が覚め、3時半から行動開始。 雨ですがこれから散歩に行ってきま〜す。

2010年6月6日日曜日

テラスの野菜たち

さて、トマト以外の野菜たちも元気一杯に育ってます。すこし前に植えた三つ葉は3日で芽が出ました。
日本なすもいくつも花をつけ、小さい実が出てきました。しかし、早速太って健康そう(?)なアブラムシがついているのを発見。
ケミカルは使いたくないのでオーガニック除草薬を作りました。にんにく数個を1/2リットルの水につけておいたものに、ミネラルオイル大さじ2と液体ペパーミント石けん少々を混ぜたものが効くというので、スプレーボトルにいれて吹きかけました。
レタスの苗や種から蒔いたアルグラもどんどん大きくなって、ほぼ毎日食卓に上ります。
マスタードリーフの花は茎から先に茹でて食べてみました。かなり辛くておいしい!サラダやパスタのアクセントに、またそのままおひたしでもさっぱりいただけます。シーズン中は花も楽しみ、終わりに種を取りたいです。
オクラも小さな双葉から、今はしっかりした五葉に成長。新米ガーデナーとして種から育てる喜びを味わっています。

上写真右のハーブの寄せ植えも元気で、レモンバームは既にちいさい木と呼べそうな立派な幹。チャイブもスープやサラダに活躍しています。中央の二つはチャード。種から育てて何度か植え替えて、友人に苗を分けました。

メキシカンスーパーで買った野菜は使いそびれ芽が出てきたので、植えてしまいました。どうなるか楽しみです。
発芽までかなり時間が経ち、だめかとあきらかけたエアルームトマトもかわいい苗に成長!
種にも色がついていました。
緑、白、赤と種色別で3株植え替えたので、どんな実がなるのか楽しみです。
テラス奥でほこりをかぶっていたBBQセットに、Rosemary, Oregano, Tyme, Sage, Lemon Verbenaを寄せ植えしました。レモンバービナはロクシタンでおなじみの香りです。ある本に育てるのがとても難しいと書いてありましたが、すくすくと育っています。葉っぱをレモンのかわりに香り付けとしてサラダやドレッシングに入れたり、お茶にしても香りがすばらしく、真夏日にぴったりのすっきりした味です。
手を休ませながら、野菜のメンテナンスとブログを更新できて、充実した日曜でした。野菜たちの植え替えはどうしてもやっておきたかったのです。

というのも、明日から約一ヶ月、日本に行きます。腰椎すべり症の診断を受けたを母の手伝いに帰国を決めた後、手の具合が悪くなりました。予定を変更すべきかぎりぎりまで悩みましたが、思い切っていくことにしました。重いものが持てず、お土産が持っていけないのが残念ですが、日本でも無理せず料理を続けたいので、手に入りにくいスパイスなどは小袋にしっかりつめました。

ということで、次回は東京からの更新です。ダニー、野菜たちをよろしく頼むよ!

2010年6月5日土曜日

トマトすくすく

3月終わりにこんな小さかった苗。一つは枯れてしまったけれど。。。
残り3つは、こんなに大きくなりました!
一つは実もつき始めました。
小さいコンテイナーでがんばってくれています。

コンポストビン 二ヶ月目

コンポストビンは、大分かさが増してきたので、いったん食べ物を入れるのをストップしました。奥の方には太ったミミズの姿が見えます。
一ヶ月頃から見始めた卵苞を観察してたのですが、ミミズの赤ちゃんにはお目にかかれていません。
今でも卵(真ん中右よりのグリーンの粒)はよく見つかるので、どんどん増えてくれますように。といっても、必要以上には増えないそうで自然の法則があるんですね。

2010年6月4日金曜日

ライム胡椒、イケます!

熱で辛いもの持ち寄りパーティには行けなかったけれど、つくったライム胡椒はその後活躍しています。夏野菜辛みそスタミナ丼に混ぜました。
た〜っぷりのショウガとにんにくで野菜を炒めます。赤、麦、白の各味噌を酒、砂糖少々、豆板醤を加えて溶き、仕上げにライムハバネロペーストを小さじ山盛り一杯(二人分で)加えました。カプサイシンは関節炎の痛みを緩和する働きもあるので一石二鳥。ショウガ&にんにくとの相乗効果で炎症を吹っ飛ばすぞ!

2010年6月3日木曜日

痛みからの学び

熱も微熱に落ち着き、レントゲンで骨の変形はないとわかって一安心。でも、親指は木の棒のようで一方向にしか動きません。突き指の症状と似ていますが、全く心当たりなし。両腕を使えば、思わぬ時にぴりっと痛みが走ることも。

手から腕にかけて、たくさんの腱や筋が複雑に連係しているのに気づきます。無駄な動きや無理な姿勢を整えて他の筋肉とバランスをとれば、手や腕への負荷も減らせることを学びました。痛みは何気ない動きを見直すきっかけです。