2016年2月29日月曜日

うるう年

ご無沙汰しています。皆さんにはお元気のことと存じます。ここCAでは、うるう年、のこすところ1時間となりました。

ご無沙汰の理由はいろいろありまして。いろいろ模索しながら少しずつ前に進んでいると信じたい今日この頃。

まあ、スローな時もあり、それを大海に浮かぶ波の一つとして、自分が海であれば、どんな波でも受け入れているのだと。

2016年2月11日木曜日

続くか?

物減らしをすすめつつ、新しい買い物もしました。
ミニトランポリン
日本で旅行中に右膝が痛みだし、帰国前日にレントゲンを撮ったら半月板がすり減っていました。鍼灸院でも心配されたし、スロージョギングも続けられなくなりどうしたものかと思っていました。そんな時にふと目についたのがコレでした。

今は一日100kcal燃焼を目指して飛んでます。音楽を聴きながら20分弱で、うっすら汗をかいて目標達成。Apple Watchで心拍数と消費カロリーがモニターできるのでモティベーションもキープできます。デスクワークが続いたら数分飛べば気分転換になるし、最近は20℃を越す暖かで、誰にも見られないのをいいことにショーツとタンクトップでビタミンD摂取も兼ねています。

年初に立てた毎日スクワットやプランクは既に不定期に。。。通勤でかなり歩いていた頃に比べると消費カロリーはかなり落ちていますが、体重は落ち着いているのでよしとします。40代以降に本格的に走り出した友達が何人も居ます。みなフルマラソンやトライアスロンを完走していて、心から尊敬します!また楽しみながら仲間を増やして続けている所がいいなあ。

ミニトランポリンは楽しく楽に続けられるささやかな健康法になりそうです。

2016年2月6日土曜日

キッチンにて

ここしばらく、過去3週間にもなるか。ただただ漂って毎日を過ごしていました。心ここにあらずというかなにもかもが大儀で、思いついては何かして、気がつくと手が止まって思考回路も渦を巻いて非生産的なことこのうえなし。一週間前に帰ったダニーも相変わらず咳が止まらず、今は彼を気遣うことでなんとか自分の存在価値を見いだしていました。

巷ではスーパーボウル50周年の大イベントがあちこちで繰り広げられ、明日はそのゲーム本番です。試合が行われるスタジアムはサンタクララなのに、スーパーボウルシティのサンフランシスコは連日コンサートや花火が打ち上げられ、国内外からの旅行者も加わものすごい人出のようです。市がイベントに使った費用もハンパでないらしい。でも蚊帳の外からだと他にやる事あるんじゃない?と思ってしまう。友人たちには会いたいけれど、パーティにいく余力はゼロなので、大人しくしています。

やっと料理をやる気が出てきました。先日はダニーがオフィスに行くというので、近くの日本スーパーで大根を買ってきてと頼みました。瑞々しいのがあったはいいけど約800円なり。日本の98円が懐かしい。。。で、作ったのはこちら。
大根おろすのに20分以上かかったけれど。。。
 
楽しかったです!ダニーにはできるまで立入禁止令を言い渡したら予想通りのサプライズ効果でした。
最初はこんな情け深い(?)顔をして「え〜、かわいすぎて食べられないよ」と言っていたのが、頭だけになった時には「もう食べようよ」と。
形作りは思ったほど難しくありません。しっかり汁気を絞るのがポイント。絞り汁はおそばの漬け汁と味噌汁として味わいました
へぎ蕎麦を自家製そばつゆ&おろし汁で
自家栽培もやしとおろし汁の味噌汁は酒かす入りのような旨みがありました。卵丼や親子丼は三つ葉があるとないとでは大違い。スーパーで買った根つきの三つ葉を使い終わって鉢に植えたら、その後すくすく育ってもう3年目です。
久々に作りたくなったケークサレ。バターも使わず野菜がたっぷり取れるお惣菜ケーキはブランチの強い味方です。今日は玉ねぎ、マッシュルーム、人参、じゃがいも、ブロッコリー、トマト、パセリにチャイブ。
玉ねぎはよく炒めると甘みが出ます。きのこも炒めて、じゃがいもや人参などの固めの野菜は角切りにしてあらかじめ軽く茹でます。卵2個、牛乳、植物油各大さじ5と塩こしょうをよく混ぜ、炒めて冷めた野菜を加えます。小麦粉130g、おろしパルメザン40g、ベーキングパウダー小さじ1を混ぜ合わせ、残りの野菜と卵液と混ぜます。粉をいれたらゴムべらを大きく動かし混ぜすぎないようにするのがポイント。
オーブンシートを敷いた型に生地の半量をいれ、小房に分けたブロッコリを並べ、更に生地をのせ、 飾りには種を抜いたトマトとさっと茹でて色止めしたチャイブを。
350F/180Cのオーブンで1時間焼いたらできあがり。型から出して粗熱を取り、温かいうちに切り分けていただきます。 更に生地におろしチーズ1/4カップを更に加えるとより濃厚な仕上がりになります。
見た目も楽しく、野菜たっぷりの栄養ランチです。残っても温めて食べれば美味しい。
サンドライドトマトやベストを生地に練り込んでもいいし、味噌やナッツでコクをだしてもいい。 使う植物油やハーブの組み合わせでも色々楽しめます。
やっぱり彩りがある食卓は楽しいですね。旬の野菜が少しずつ残ったらこのケークサレ、おすすめです!

2016年2月3日水曜日

大晦日?

立春を年明けに延ばしたので、節分の今日は大晦日。やる気が失われた1月後半からするすると2月に滑り込んでしまいました。日本は今年も恵方巻きフィーバーが訪れたのでしょうか。

いい加減心を切り替えてしゃっきりとなんて思ってみますが、そう簡単には行かないもので。屁理屈を承知で言えば、立春は一日だけではなく雨水(うすい)までの期間を差すので、それまでになんとかしたい、いや、する!
五日目のアルファルファ、久しぶりの太陽に当てたら1時間で目に見えて緑が増えた。
小さな種に癒された午後でした。

2016年2月2日火曜日

屋内に広がる空

How much does your building weigh, Mr. Foster? というドキュメンタリー映画を観ました。2010年の作品で、邦題はフォスター卿の建築術です。
オリジナルタイトルはバックミンスター フラー氏からフォスター卿への問いかけです。

脚本、ナレーション、音楽、そして特にシネマトグラフィーがすばらしかった。フォスター卿が選ぶ数少ない言葉は、彼の伝えたいことを表すのにこれ以上的確なものはないのではと思われました。うまく言えないのだけれど、時折、言葉を音として認識できても、その奥のメッセージが受け取れないことがあります。理由は単純に音声品質や耳慣れないアクセントや単語かもしれないし、集中力がなかったとか、スピーカーの声が苦手だったからかもしれない。映画のような一方通行のメディア、また日本語英語に限らず、生身の人との会話でも起こりえます。今晩は作品中のナレーションを聞いても、人々のインタビューを聞いても、すべてが耳と心に心地よくひろがりすいこまれていきました。この感覚、久しぶり。あ、ちょっと喉が渇いたなと思った時に、すごく美味しい水が適温でおっきなグラスに「はい、どうぞ」と手渡されてごくごく飲んだときの満足感みたいな。

世界的名声を不動のものにしたHSBC香港本社、NYのハーストタワー、ロンドンのスイス リ本社、北京国際空港などすべて独創的でインパクトあります。ドイツ国会議事堂の映像(ページ下の方にvideoがあります)では、寸分違わぬタイミング&同じトーンで感嘆の"Wow~”が二人の口から漏れたのには笑ってしまいました。

グリーンでサステイナブルなデザインも推進しているフォスター卿のTED Talkはほぼ10年前のトークですが今も興味深いです。ここでもバックミンスター フラー氏とのやり取りに触れています。

建築ツアーのバケットリストにたくさん追加がでたね、とダニーと話しています。目標というにはマイナーだけれど、今年はもっと映像作品に触れようと決めていました。幸先いいスタートに満足です。

2016年2月1日月曜日

Ireland 2015 - Day 8

去年のダブリン里帰りの模様を書いています。やっと最終日。

12/27 (日)、早くも明日はダブリンとサヨナラか。最後日はバスで町にでました。朝は霜が降りていたけれど、陽が高くなるにつれ暖かくなりました。お天気には恵まれて大感謝です。

 
 ダニーが通った高校を過ぎたあたり。バスはWiFi完備で乗り心地も快適です。

町に着いたのは11時過ぎです。走っている人は見かけないけれど、バイクシェアもありました。
「浮き世」という日本レストランの前では、スタッフが一生懸命掃き掃除をしていました。ダニーが見ているのはその隣りのカフェメニュー。
この辺りはあまり知らないというダニー。夜は目抜き通りのグラフトンストリート辺りよりちょっと危ないらしい。でも朝の空気は清々しくて、歴史ある赤煉瓦の建物がロンドンのチェルシーやスローンスクエア近辺を思いださせる落ち着きぶりでした。
マカロンは変わらぬ人気ですね。
右のウインドウはマックカフェ!ダブリンの銀座通りに値するグラフトンストリートに面したお洒落な店構えでした。
実はKilkennyでちょっと気になるショルダーバッグを見つけました。クリスマス開けにはどこもセールになるのでそれまで待ってみることにして、町中のお店へ探しに行きました。あいにく同じものはなく、いずれにせよそのデザインはセール対象外だったので諦めがつきました。心からときめくものしかもう買わないと決めたのだ!
お昼は開店直後のタパスバーへ。 半地下のお店はワインカーヴのような雰囲気がいい感じです。クロケタス、ガンバピルピル、パエリア、パンコントマテ。どれもとっても美味しくて量もちょうど良かった。

途中、気になったパブがあったのでランチでは飲まずに、デザートギネス目指して直行!
 
一瞬金物屋かと思う店構え(実際ハードウエアストアと書いてあるし)のパブ、中に入ると昔のお店の用に陳列棚があっておもしろい!

レトロかわいい店内。ちょっとがたつく赤いデコラのテーブルもいい味出してる。

2時頃から雲が厚くなり始めました。
この看板が8割方正しいので、そう思えば傘なしで歩けるだけでラッキー
Stephen's Greenを一巡り。ダニー曰く、周りはほぼ全員外国語を話していたそうです。



いつものショッピングセンターでかわいいネックレスを購入。ママからもらったお金で記念になるものが見つかってよかった。
日本グッズを扱うお店もあります。お休みだったので中は確認できなかったけれど、 店先は去年より賑やかになってました。

ちょっと路地を入った所にアジアンフュージョン系のバーを発見。ファラフェルラップはちょっとお勧めできませんが、スープは◯。たいていスープはどこでもオリジナルな美味しさに出会えます。


3時半で既にこの暗さ。そろそろ本格的に降り出しそうなので、家路に着きました。

バス停の前のパブから男性二人が樽を蹴って反対側に運んでいました。運ばれた樽は合計10個ほどになったけれど、その行き先を見届ける前にバスが来てしまった。
ダブリンもパロアルトも雨だけれど、ダブリンの方が暖かい。パロアルトは明日から晴れです!お天気の神様、ありがとう〜。
夜は荷造りを終えて、いつも通りママとのんびり過ごしました。ママのスペイン旅行に付き添うため、ダニーはまた2週間後にダブリンに戻ります。

翌日の様子はこちら。これであちこち飛びながらもアイルランド里帰り日記も終了です。いつもながらの雑乱文におつき合いくださり、ありがとうございました。緑豊かで人々が温かいアイルランドはとてもいい所です。機会があればぜひ行ってみてくださいね。ただいつ行けばいい?という質問にはなんとお答えしていいのやら。なんせ一日に四季(笑)があるので。雨や風がひどければ、お酒が飲めなくてもパブにでかければフレンドリーな笑顔に出会えること請け合いです。治安が今ひとつのエリア(ダブリンならリフィー側の直ぐ北とか)があるのも事実なので、そこさへ避ければ大丈夫。車がなくてもグレンダロッホや主な町にはバスツアーで行くこともできます。里帰りする度にエメラルドアイルの魅力を深く感じています。