2013年1月30日水曜日

東京日記2013 ② 米寿を迎えた母

今日は母の88回目の誕生日でした。本人の希望で、朝から夕方まで一日人間ドック。なかなかしぶい過ごし方かなと。

おかげさまで結果は優秀。加齢によるもろもろはあるにせよ、お酒もたばこもたしなむ割には素晴らしいと先生のお褒めの言葉をいただきました。本人が安心できたことが一番です。

検査にあたって記入した問診票があり、一部には自分の性格について答える部分がありました。問診時に一緒に部屋に入っていたので、私の選択が母のものと似通っていたのに気づき、心の中で笑ってしまいました。寡黙で感情を外に出さない母と自分は正反対だと思っていたのに。

行きのフライトで聞いた天気予報では、今年一番の冷え込みとなるはずの今週でしたが、今日も14℃まで気温が上がりました。残りの日々も暖かいみたいで、なんか拍子抜けです。そんな暖かな日に、母と手を組んで、人間ドックの帰り道にタカノのケーキを買って帰る。9000キロ離れて暮らすことになると思っていなかったけれど、こんな風に彼女の米寿のお誕生日を祝えるとも思っていませんでした。今年の夏はアメリカ経由でアイルランドに行きたいとのこと。彼女の人生、まだまだ楽しいことが目白押し。さて、次に目指すは卒寿に白寿。白寿(99歳 )のお祝い企画はクルーズ旅行。積立預金、始めました(笑)。

2013年1月28日月曜日

東京日記 2013 ①

スムースなフライトで東京には無事日曜夜に着きました。一席挟んだお隣は、ご病気のご家族に付き添った年配の女性でした。縦に三席使った簡易病室が作られていて、NPOの介護スタッフが二人つきっきりで、酸素モニターの音や点滴の交換に対応していました。詳しくはお聞きしなかったけれど、さぞ心細かったことでしょう。できる範囲でサポートさせてもらいました。無事の回復を祈ります。

私が羽田に着いた頃、ダニーはすでにダブリンを出ていました。シカゴ経由のフライト。月曜夕方に無事家に着いたと連絡がありました。車も無事と確認できてほっとしたのですが、彼が一言「鍵の番号は何番だった?」と。実は3桁のコンビネーションを間違えて教えてしまいました。。。参考までに鍵の開け方ステップを写真に撮って送っていたので、その写真から無事解読して事なきを得たのですが、反省。
家に着くと、親友から大きな荷物が届いていました。海外生活の経験もある彼女が選んでくれる品々は、いつも美味しくて便利であっと驚くものばかり。前回もらった「きなこ大豆」を絶賛したら、今回はこんなにたくさんいただきました。感謝。これでおやつの時間がますますたのしみになります。

裏庭には畑があるのですが、雪がまだ残っていました。朝は霜柱がみっしり。

月曜日は母と近所へ買い物に出かけました。日本はご存じの通り、ドラッグストアがそこここにあり、値引き合戦を繰り広げています。頼まれた買い物や自分用のお気に入りを補充していると、キャンペーン中のきれいなお姉さんが近づいて来ました。試した製品もよかったので買うことを決めたのですが、当日限りのおまけの多さ!お楽しみ袋や美容ドリンクをたくさんおまけしてくれました。その中には自分でいつも買っている日焼け止めローションなどの製品がどっさり。日本はポイントカードもお店の数だけある。おまけ文化が根付いているなあとしみじみ思いました。ちなみにこのお姉さん、日本で育ったパリジェンヌで完璧な日本語を話すかわいい女性。思わず日本から海外へのお土産にドラッグストアは便利よね!という話題で盛り上がりました。しかし地元駅のMチェーンにモデル張りの売り子さんがいることにびっくりでした。

夕飯を食べて、近所の美容室でカラーとカットをして戻れば11時半。この美容室は映画やきれいな映像を流してくれて、リラックス効果抜群。歩いていける場所で全部用事が済ことに改めて感謝なのです。
火曜日の東京の日の出は6時43分。ゴミを出して6時20分にいつもの浜辺へ。
気温は2℃。風が吹くとちょっと寒いけれど、気持ちのよい空気。お日様に挨拶して帰ってきました。
梅もほころびていました。
今日もよく晴れて11℃まであがるそう。布団干そうっと!

2013年1月26日土曜日

いってきま〜す

明日(正確には今日夕方)日本に発ちます。今回は足掛け9日、仕事を休むのは6日。ちょうど仕事の波が落ち着いたタイミングでほっとしています。手がけていたアサインメントも無事終わりました。

来週母は米寿を迎えます。何したい?何食べたい?と聞くと「人間ドックに行きたい」とのこと。我が母ながら、この気持ちが長生きの秘訣かと思わないでもありません。

隔週、時に毎月出張で日本に飛んでいた30代は、毎年自費で人間ドックに入っていた私。このところすっかりご無沙汰しているので、母の誕生日に二人で検査してもらってきます。なかなか渋いお誕生日祝いで笑っちゃいます。

会いたい友人もいるけれど、今回は予定も入れていません。こんな旅行は初めて。去年から徐々に、予定のない旅スタイルも受け入れられるようになりました。活動レベルが落ちたのではなくて、ゆとりでいまここを楽しめるようになったと思いたいです。

荷造りは朝。ダニーはすれ違いで翌日曜にSFOに着きます。お互い空港までの足は手配する予定でしたが、ロック付きのキーホルダーに鍵をいれて車にくっつけることにしました。
駐車料金は二日分だけで、待ち時間が大幅に軽減。フライト後のダニーは運転が少々大変ですが、日曜夜は渋滞もないはず。初めての試み、うまく行きますように。

2013年1月24日木曜日

思い立ったが吉日

今日はお昼休みにジムに行ってきました。昨日、郵便局に出かけて会社近くのジムの存在に気付きました。幽霊会員(古くさい言葉。。でもしっくりきますね)になって久しいけれど、気になってのぞいてみました。クラスもあるし、ビル内にあるにしてはまあまあの作り。
晴れているのに雨粒が落ちてきたお昼時
昨日はいろいろな意味で重い一日だったけれど、また夜は明ける。朝早めに出勤して、お昼1時間半休みをとって、クラスに出れば気持ちも体も軽くなりました。いい汗かいて、午後も仕事が捗って。いいこと満載。

帰りの電車でもエネルギーが残っていて、帰りは日本へのお土産を買いにでかけ、明日誕生日を迎える同僚にケーキを焼こうと思いつき、今仕上がりました!
 スパイスティーを細かくして、粉に混ぜます。別にお茶も濃いめに入れておきます。

スパイスティーのシフォンケーキ。この紙形はそのままギフトにできるスグレもの。シフォンケーキは焼いたらすぐに逆さにしてつぶれないようにするのですが、中心の高さもしっかりしていて、蓋をしめる時はその部分を中心からぴりぴり剥くだけす。

健康的な食生活も継続中!朝はフルーツたっぷりとヨーグルト少々。豆乳とアボガドとバナナやマンゴーとのスムージーは腹持ちもいいです。時には戻した若布も加えています。お昼は玄米といろいろ野菜の組み合わせ。スナックはアーモンド、カシューナッツ、プルーンやアプリコット。夜は軽めだけれど、お酒も一杯はいただきます。なんかすごく体の調子がいいです。

体重計の数字は、人生最悪時と比べるとマイナス4〜5キロを維持。これは11月から変化なし。でも自己最適体重はあと3キロ減。日本に行くので実現が延びるのは確実ですが、なんか達成できそうなきがするなあ、今回(いつかも書いた。。。ね。)

もう一つ、気に入っている健康食があります。それはその名もウルトラショウガ。蒸したしょうがを乾燥させたものです。どうやってこの情報に行き着いたのか思い出せないのですが、詳しく知りたい方はこちらのリンクからどうぞ。
http://www.nhk.or.jp/asaichi/2013/01/15/01.html
月曜日に作ってみました。しょうがを縞目にそって薄切りにして重ならないように30分蒸し器で蒸して、後は天日乾燥。
鳥やリスに狙われないか見張りながら干しましたが、問題なし
蒸してから乾燥させると体を温めるショウガオールという成分が増えるそうです。しょうがには体を冷やすジンゲオールという成分も含まれているのだとか。夏の冷や奴におろししょうがは欠かせません。涼しい美味しさだけじゃなくて体の熱もとってくれたんですね。すごい根っこだ、ショウガは!これを歩く前や運動前に齧っているのですが、なんかいい感じ。たとえ気分的なものにせよ、いいじゃないか!って前向きなのです。そういえば手作りジンジャーシロップなんかも注目されていましたよね。ぜひ作ってカクテルやソーダやデザートに使ってみたいな。

とにかく体にいいことを実践する。やってみたいと思った時こそ始め時。この小さな改革に楽しみながら挑戦していこうと思います。

2013年1月23日水曜日

こんな日もある。あるだけですごい。

根詰めた仕事が続いたからか、ここ数日眠りの質がいまいちです。何度か目が覚めるたびに時間を当ててみると結構近い。体内時計は正常です。土曜日に日本に行くので、また狂いますけど。

すっきりしない頭でアラームの45分前に起きだし、自分のお弁当をつくり、スペインからアイルランドへ戻るダニーとスカイプ。それでもたっぷり時間があるはずなのに、着ていく洋服が決まらなくて、行ったり来たり。遅めの電車にギリギリセーフ。なんだか歯車が噛み合わない朝。

仕事中も時の流れが遅く感じられ、オフィス内の空気もゆるゆる重め。同僚も今日は時間が経つのが遅いと話していました。皆、感じる空気は同じなんですね。

まあこんな日もあるさ。帰りの電車が遅れなきゃいいけど。結果は心配無用でした。でも電車の中で、ハワイで知り合いが溺れた親友を助けようとして、二人とも帰らぬ人となったと知りました。一緒にいたフィアンセは目の前で大切な人を二人亡くしました。どこでも誰とでも友達になってしまう明るさと人への優しさに満ちた人でした。友人を介して知り合い、何度か楽しいときを過ごした彼の笑顔は今も鮮やかです。オーストラリア出身の彼のお葬式は、家族をオーストラリアから迎えて金曜日にハワイで行われるそうです。残された家族やフィアンセのショックと悲しみを思うと。。。

当たり前なんてない、みんないつかは一人で旅立っていく。頭ではわかっているつもりでも、心は揺れます。どんな日であれ、また一日経験を重ねられたのはすごいこと。時間制限のあるこの世でのひとときに感謝して大切に生きようとあらためて思います。だから、今すぐにでもベッドに入って寝てしまえるけれど、自分一人でも、あたたかいものを作って、ゆっくりとテーブルで食事をとることにしようかな(結局食べ物?)。焦ってエネルギーを漏電したここ数日の反省もふくめて、一つひとつできることを見つめる練習をつづけましょう。

 AGと友人Bのご冥福を心より祈るとともに、フィアンセJを思って。

2013年1月22日火曜日

ヒューマンタッチ

お掃除の人たちが週に一度来てくれています。未だ、自分の住むとこくらい自分できれいにできなくてどうする!と自分を叱る自分がいます。子供やペットがいるわけでもなく、自分たちの使った場所やモノだけ整理すればいい。それを人様にお願いするなんて。。。やっぱり気が引けますよね、貧乏性としては特に。

正直、今も完全にお任せできる心境ではないのですが、先週たまたま首の筋を寝違えて、お掃除の日に病欠。おかげでその人たちと会って話をすることができました。プロの仕事を見て安心もしました。自分なら一人でどのくらいかかることか、想像してやっぱ、ムリ。。。と思いもしました。

そして一週間後の今日、きれいになった空間に戻りました。過去15年ずっと同じ人(プラスクルー二名)がこの家をケアしてくれていました。毎回モノのレイアウト場所に変化あるのですが、それがなんだか楽しい。まだ片付いていない床にある箱の置き方も少し変わっている。只、床掃除をやりやすくするために場所を変えただけとしれませんが。あれ、これこんな所にあったの?なんて小物に気付いたり。

自分でできるうちは贅沢に感じるけれど、人の手のお世話になることは、モノにも人にも刺激をもたらしてくれるのかなあ、なんてふと、思いました。

2013年1月19日土曜日

土曜日のブランチ

今日はお友達が遊びに来てくれました。昨晩帰りが遅くなり、片付けも準備もできてない。。。少し焦ったけれど、用事がある彼女の到着が予定より遅めだったおかげで、スコーンが焼けました。

新年初顔合わせの友人からはお祝いまでいただき、有り難いことです。お互いの近況を話しながら、お茶、スコーン、スパークリングワインがすすみます。
ブランチにはそば粉のクレープを作りました。そば粉の野趣溢れる風味は元気をくれます。草の実だけあって、食べる度に果てしなく広がる草原を思い浮かべる私。先祖はモンゴル人だったこともあるかと思わないでもない。韃靼蕎麦も好きだし?

中身は定番スモークサーモン、アボガド、サニーレタス。ケッパーとグリーンオニオンをちらして、ソースはヨーグルト、生クリーム、レモン汁を混ぜてさっぱりと仕上げました。普段は牛乳を使いますが、豆乳で粉を溶いてよりヘルシーに。そば粉と小麦粉は3:1の割合がいいようです。そして初めての取り組みとして、ダルとチャードソテーも巻いてみました。これいいです!基本的にご飯やパンと組み合わせと活かせるおかずそば粉のクレープでもいけます。生地は最低30分寝かせて、冷やしたものを焼いた方がしっとり感が長く続きます。
しばし近所を散歩。穏やかに晴れたそれほど寒くないいい天気。
太陽が低い時期の光と影は独特の味わいがあるように感じます。
年明けまで花をつけてくれていた薔薇は、来るシーズンに向けてばっさり切られ、栄養タップリの肥料が与えられました。楽しみだな。

健康的な食生活を誓う

年末年始、いつもは家族や友人との宴で飲み過ぎ&食べ過ぎで胃腸つかれさせます。これは結構誰もが経験すること。

実家巡りもせず、数少ないパーティに行っただけでひたすら引っ越し。12月初旬から食生活が乱れていました。体は正直です。眠っても疲れが取れなかったり、時々立ちくらみがしたり。

今月末、日本に一週間ほどでかけます。母の誕生日を一緒にお祝いしてきます。それまでに体調を万全にすべく、まずは食生活の改善から。

忙しいとさっと作れるパスタやご飯ものに頼りがち。目標は不足しがちな良質タンパク質、果物と野菜を毎食とる、そして「まごはやさしい」の実践です。これを達成しやすい献立がそろっている日本食は本当にすごいです。

一見シンプルな納豆、具沢山味噌汁、玄米。一汁一菜でもま(豆)ご(ごまなど種子類)わ(若布などの海藻)や(野菜)さ(魚)し(椎茸などきのこ類)い(芋類)を達成できます。納豆はすりごまや海苔と一緒に。味噌汁は煮干し、椎茸、昆布などで出汁をとり、そのまま根菜、芋、葉野菜をたっぷり。玄米と一緒にひとくち30回噛んでいただきます。

大分医科大学名誉教授の坂田利家先生は、脳内のヒスタミンが食欲を抑える働きがある事を発見しました。よく噛む事、そしてサバなどに含まれるアミノ酸の一種ヒスチジンをとると、脳内のヒスタミンが増えるそうです。アレルギー物質も脳内では有効な働きに変わるとは面白いですね。ある肥満男性への指導で坂田先生が「壊れた食べ方を治す」というようなことをおっしゃっていました。早食いは食べ方が壊れていると。体のリズムを無視すると体も適量がわからなくなる。ごもっとも。ストレスと無縁な生活は無理でも、体の声を聞く努力は大切です。

肉を食べないので豆は強い味方。インディアンスパイスで煮込んだ香ばしいダルはお腹もあったまります。歯ごたえと色味のためチャードやケールのソテーを添えれば立派なベジタリアンミール。たっぷりつくって翌日のお弁当にもいいです。

朝ご飯は酒かす、果物、チアシーズ、グラノラ入ヨーグルト。プルーンの赤ワイン煮も重宝しています。これはクラッカーに塗ってチーズをのせても美味です。

先日は一人鍋。発酵がすすんでちょっと酸っぱくなったキムチは、そのまま食べるよりほんの少しのお砂糖とごま油を混ぜてると酸味が和らぎ風味が豊かになります。

昆布と煮干しを水だしし、大根を煮ます。大根が柔らかくなったら豆乳をいれて温まったら豆腐、ねぎを加えます。
今日は糸寒天も入れててみました。火から下ろす前にキムチと若布をのせて食卓へ。
純米冷酒がおいし〜。すりごまや七味、しょうゆ味が恋しくなったら出汁醤油をたらり。
お酒の後は玄米のおかずになります。。体にいい事してるって気分いい!少しゆとりができてきた証拠かな。

ところで乳酸菌は熱や胃酸で殆ど死滅してしまい、生きて腸まで届くのは稀だそうです。でも死骸である菌体成分は腸に届けば中にいる菌の応援部隊となるらしい。すごい仕組みですね。かの南方熊楠氏も粘菌の研究に没頭したそう。発酵食品のよさは今や万人が知るところですが、まだまだ発見されていない善玉菌も悪玉菌もたくさんあるんでしょうね。

納豆、味噌、お酒、キムチ、チーズなどなど、日頃から発酵物にお世話になっている一人として、菌類全般とそれらを食文化に反映させてくれた先駆者たちに敬意を表したい!新たに感謝したキムチ鍋の夕餉でした。

2013年1月16日水曜日

モンスターその後

ツギハギがブラックジャック調で、ちょっと頭蓋骨が陥没気味。目がくっつくかも心配でしたが、なんとかワンピースに仕上がりました。よかった〜。乾いたら接着剤の盛り上がりをきれいにして拭きます。
これをくれた友人にメールを送ったら、雪が残る東京からこんな写真が届きました。ちょっと笑ってるような顔がおちゃめです。
ダニーはもう生産されていないけれどe-Bayでたまに出物がある。サイズも二種類あるらしいと調べていました。

でもこのツギハギ君にがんばってもらいましょう。さて、新しい置き場所はどこが安全かな?

2013年1月14日月曜日

モンスターを蘇らせろ!

大学時代の親友は卒業旅行に英国に行きました。スコットランド土産にもらったのがネッシーの置物。上品なブリティッシュグリーンの素焼きで、4ピースからなる置物は、ネッシーが水面から出ている様子をユニークに表します。アングルや場所によって様々に楽しめる、ただの土産モノではないアート品。

大事にイギリスの引っ越しにもついてきて、そこからまたアメリカに渡り、ダニーのアパートでもメディアセンターの特等席をしめていました。

新しい住処を選んだのはダニー。トイレのタンクの上に浮かんでるみたいにすれば面白いと。トイレはアルコーヴの中なのでちょっとプライベートな雰囲気。
白と深緑のコントラストも、床のアールデコ調白黒タイルと合います。のせてみると確かにかわいい。
素焼きの部分は少しざらついているので滑る事もないだろう。

しかし実はちょっと心配でした。のせてはみたもの、限りなく平らに近い、しかしなめらかなタンクのカーヴが気になりカウンターに移しました。それを見たダニーの大丈夫なんじゃない?という言葉にまた戻して一週間が何事もなく過ぎました。

そして土曜日夜。全く別の部屋にいたところ、どこかで何かが割れる音が響きました。ガラス?壁にかけた絵が落ちた?ならもっとうるさいはずだし。あちこち探せど原因が見つからないまま、見当もつかず。霊の存在が何かを伝えに来たか。。。などと思わない事もなかったのですが、つかれていたのでそのまま就寝。その日は珍しくお風呂にも入らず。

そして翌朝、床に砕けちったネッシーの頭を発見したのでした。。。
私の懸念を知っていたダニーはかなり恐縮していましたが、ネッシーストアなる場所をネットで見つけて、写真を撮って同じものがあるか問い合わせようと前向きです。
嫌な予感がしていただけにショック。でもかけらを拾い集めてみると、フクザツではありますが、修復できるかも!と希望の光が見えてきました。
今日クラフト用ボンドを購入。大きなかけらから貼付けました。
細かい所はまた明日。うまくあのかわいい顔が再現できますように。

2013年1月13日日曜日

日曜の朝

昨日はゆったりとした夕べを過ごし10時前に寝入ったら、11時半ににダニーからの電話で起こされました。まさか土曜の夜にもう寝てるとは思わなかったらしい(笑)。最近夜更かしとはすっかり無縁になりました。ダニーとママはフラメンコショーに行ったり、地元のレストランをはしごしたりと楽しく過ごしているそうです。でも町中でおそらく自分が一番若いらしいとのこと。貴重な経験かもしれませんけど。

今朝はどこもかしこも一面真っ白!混む前にマーケットに行こうと車に乗れど、霜が解けるまでしばらくかかりました。どこかにしまった霜とりヘラを探し出さなくちゃ。
昨日は夕飯を抜いたので、健康的な空腹で目覚めました。忙しさにかまけて、食生活が乱れていた昨今を反省して、今週は計画的に三食の栄養バランスを考えます。

朝ご飯はブリトーとチャードのソテーと玄米添え。ブリトーにはふわふわ炒り卵とチーズにチリソースとネギをのせて巻きました。
チャードにはレモンペパーがよく合います。


チャードの日本名はフダンソウ、栄養価が高く色濃くて土の風味がする美味しい葉野菜です。日本でもその土地で名前がついていて食べられているとか。知らなかった。

午後はシフォンケーキでも焼こうかと思いきや、ハンドミキサーの部品が見つかりません。キッチン用品を運び込んだ地下室の整理からボチボチはじめます。

2013年1月12日土曜日

何年ぶりか?アイススケート

こんなのも面白いかとオンラインでチケットを購入したのが10月。その後、家を買うだの引っ越しだので忙しくなり、行く機会を逃していました。そして今週末でチケットは無効になってしまいます。
せっかくなので友人を誘って出かけました。抜けるような空の下、オープンしたてのスムースな氷の上を、へっぴり腰で滑ってきました(笑)。
しばらくするとカンは取り戻せたけれど、足を締め付けるスケート靴がつらくて、一時間弱でギブアップ。日本のように時間制限がある訳ではないので、お昼から午前零時まで開いているリンクで、滑ろうと思えば12時間滑れたのですが。
青空の下で、きらきらひかる氷の上をへっぴり腰ながらも滑るのは楽しかった。ローラーブレードが得意なダニーと一緒に来れなかったのはちと残念です。

お昼ご飯はトウフハウス。Extra hotのスープを美味しくいただきました。本当に久しぶりに遊びを取り入れることができた土曜日でした。

2013年1月10日木曜日

やっと一息。。。

Dが出発してから5日目の夜。やっと「これやらなきゃ!」強迫観念が薄らいできました。

新しい家に馴染むまでに時間がかかるのは当たり前。溜め込んだモノの整理に時間がかかるのも当たり前。できると思えばできるのさと、気合い論でごり押しして来た自分をそろそろ緩めないと。何より、非現実的ですから(笑)!
こんな風に感じられるようになっただけ進歩です。ダニーもママとスペインで楽しんでいる模様で何より。ビールとタパスで2ユーロだったと聞いてぶっ飛びました。

一人、今宵はいつものクラシックではなく、ジャズとソウルフルなバラードでバブリーを楽しんでいます。

2013年1月8日火曜日

引っ越しからの学び

溜め込むと探し出せなくなる。これはモノでも思いでも同じですね。

書きたい事はたくさんあれど、日々あっという間に過ぎてしまい、タイミングを逃すと思い出せない。。。もう少しゆとりを持つよう心がけます。お弁当作りなら4時間睡眠が続いても平気なのに、なぜか最近は長く寝ても疲れがとれず。
家を出て直ぐの曲がり角はこんな感じ
二日の水曜から仕事に戻りました。欧州もアメリカも大抵お休みは一日だけですが、今年は最初の週に休みを取った人が多かったようで、電車も空いていました。連休に期待していたのに、広告に出した家具類も売れる気配なし。土曜日にアパートを引き払う予定だったので焦りましたが、値下げしたエンターテイメントセンターはそれでも当初の1/3強の値段で売れました。ソファとテーブル類は最終的に250ドルまで値下げしたのに売れ残り。フリーに変更した直後に電話が入り、無事引き取り手が見つかりました。

ダニー曰く、その後も電話がじゃんじゃんなり、自分に’ただ’の引き取り権利を売ってほしいと200ドルまで出すという人が後を絶たなかったとか。もちろん最初の人に渡しました。250ドルで5日も売りに出てたんだから、本当に欲しいならチャンスはあったのに、ただのものに値をつけてまでで手に入れたい。人間の心理って面白いですね。もちろんそれを利用してお金を手にする人もいるのでしょう。

金曜夜に家具が出払ってから、ひたすら片付けと掃除。がらんとしたアパートは片付けたつもりでもここそこにモノや埃が残ります。一週間働き、夜も片付けでヘトヘトの私たち。ようやく11時過ぎにアパートを出て残りは土曜日7時からやりました。

大家さんが最終チェックに来てめでたく引き渡し完了。ダニーは彼が米国に引っ越してから17年、私は過去足掛け8年お世話になったアパートとさよならしました。
この部屋で育った大家さん(お姉さん)とダニー
取りあえず私たちにひっついているモノ類は同じ敷地に入りました。先は長いけれど、少しずつ整理していきます。翌日曜はダニーがアイルランド発つ日でしたが、お互いつかれすぎて目が冴え、またアパートを引き払ったという安心感と達成感もあり、3時までワインとチーズで夜更かししちゃいました。
ダニーは計3週間留守にします。彼を送り出して曇り空の日曜日、ひたすら荷解き。主な場所の電球も白熱灯から省エネバルブに替えました。アールデコの古いカバーが気に入っています。
 
磨きにハマり、かなりな時間を費やしました。掃除は得意ではないけれど、無心になれる所は好きです。

二層窓なので外の音は殆ど聞こえません。駅に近くなったのに電車の音も殆ど聞こえず。静かすぎる部屋で何か落ち着かず、せかせか片付けを続けています。

火曜日はお掃除の人がちが来る日。今までの人生で、大晦日でもないのにプロに自分の家を掃除してもらうなんて。。。なんか漠然とした罪悪感に似た感情が湧いて落ち着きません。昨晩は地下にモノを運んだり遅くまでごそごそしていました。

家に帰ってみれば確かにすっきり。他の人から見た「片付いた」空間から学ぶ事はあります。しかし最終ゴールはモノ減らしはもちろんのこと、空間に不安を覚えないようにすることかな。空き=不足という無意識の恐れが自分の中にある。今回の引っ越しで多くを学びましたが、この気づきと向き合う時が来たようです。