2020年1月24日金曜日

年末年始旅行記 2019-2020 ⑪ Jan 2

ビルバオに向かいます。朝日がきっもちいい〜!
荷物を積んで、さあ出発。ペヨさんが見送ってくれました。お世話になりました!
山間を縫う高速道路は日影でしたが、凍結してなくて助かった。欧州は通常2日から仕事始めだけれど、道路も空いていました。

一路ホテルへ。一見面玄関と思われた場所に車寄せがなかったので、日本で培った(しかし今は錆びついている)縦列駐車テクを駆使して、なんとか狭い場所に一時停めることができました。チェックインしたら、裏に車寄せもある入口があることが判明。とても親切なドアマンが車を移動してくれました。見かけラテン系美男子で、完璧なイギリス英語。目がハートになったのをダニーに見透かされましたw
ホテルはグッゲンハイム美術館の真ん前です。青く高い空が広がる朝。空気が澄んでいて、すっごく気持ちがいい!
美術館の周りを散歩しつつ、川沿いを旧市街へ。前回来た時は、日帰りだったので、旧市街に行くのは初めてです。





どこからみても絵になる、フランク・ゲリー建築。




15分も歩けば、旧市街に近づきます。


一番最後の橋を渡り、旧市街へ。

橋を渡ってすぐ好きなブランドのお店がありました。半額セールでいい買い物ができた!
バールが並ぶというスクエアを目指して、ウインドウを覗きながら歩きます。

結構お腹がすいてきた。最初に目についたバールに入りました。
名前がコテコテだから、観光客向けかなと思ったけれど、中に入ると常連さんらしき年配の方たちで賑わっていました。

腹ペコの二人は、5つのピンチョスをシェア。柔らかく戻したバカラオ、美味!

広場をぐるりと囲む建物の一階には、数多くのバールがの気を連ねています。時計回りに一周して、2軒はしごしました。


1軒目のすぐそばにあったここのお店。数々のトルティーヤが美味しそうで、また入ってしまった。


後悔なし!お肉系のものも、大当たりだったそうです。時間は正午過ぎ。お店が開いたばかりだったようで、静かでした。

暖かいので外のテーブルで食事を楽しむ人たちの姿も
何軒くらいお店があったかな?20軒弱でしょうか。どこも本当に美味しそう。

ほぼ一周しかけたところにあった、老舗っぽいお店を眺めていたら、毛皮をまとって、トイプードルを散歩させていた優雅なマダムが「ここ素敵よ!」と勧めてくれました。
お腹いっぱいだったけれど、一杯&一口だけね!

ウズラの卵をのせたマッシュルームパイ、皮がサックサクですっごく美味しかった。アンチョビも下のパテも新鮮。

他にも美味しそうなピンチョスが所狭しと並んでいました。


ウインドウを眺めながら、旧市街の路地を歩きます。ベイカリーでディスプレイされていたマジパン細工のワンコたち。


旧市街から新市街へ。新市街は、どこにでもある大手のブランド店やお店が並んでいます。午後1時半、14度ありました!


歩き疲れたので、ホテル戻ってチェックインしました。今回、このホテルはロケーションで選びました。
ある日、会社のみんなと年末の予定について話していた時のこと。ビルバオに行くの、と言ったら、ある同僚が大学時代の同級生がホテルで働いている、と言います。どこのホテルか調べてみるね、とチェックしたらなんと、このホテルと判明!チェックイン時に呼び出してね、と言われていたので、会うことができました。
イタリア人とアメリカ人のハーフの彼は、このホテルに一年弱前に移ってきたとか。それまではグローバルで展開するブランドホテルにいたそうです。日本にも行ったことがあり、大好きだと。嬉しいですね。
普段は朝食時にしかオープンしていないルーフテラスに案内してくれました。そこからの景色は素晴らしかった!
この写真はビルバオの今昔。かなり都市開発が進みました。
本格的なリノベーションプランがあり、いずれプールもできるそう。また寄らせてもらいます。美術館から戻ったら、バーで飲む約束をして、我々は美術鑑賞へ。
このパピーは、臨時の展示だったのが、人気のため常設に切り替わったというアート作品です。
日が落ちる前に、もう一度美術館の周辺を散策しました。
背後の見える橋のたもとまで水辺を歩き、階段を登って橋から美術館の入り口まで。この日もよく歩きました。
気温が上がり、午後は少し雲が厚くなりました。
右下の水面に出る霧も、アート作品です。夜は火柱も上がります。確か日本のアーティストの作品だったはず。






中に入ったのは4時頃。この日は8時までopenしているので、時間は十分にあります。

一回の大部分は、リチャード・セラの作品で占められています。




SOTOというベネズエラ出身のアーティストの作品が素晴らしかった。写真はNGでしたが、こちらの記事に概要が紹介されています。同じ作品でも、立ち位置を変えると見え方が変わる。多くのアート作品にも言えることですが、SOTOは鑑賞者の動きが作品を完成させる重要なピースと位置付けています。全てに引き込まれました。


鑑賞者もアートに溶け込む。その感じが素敵。







6時を回れば、夜の帳がすっかり降りています。

ホテルのバーは、とても居心地がいい



1月6日はスペインでは大きな祝日です。その日のオリジナルカクテルを作成中とのこと、美味しそうなのができてました。

8時にディナー。落ちついた内装にくつろいで食事ができました。




吹き抜けにそびえるアート作品も、夜のライトアップでまた雰囲気が変わります。
この日も13km, 17000歩歩きました。お疲れさま。

朝8時には空港に向けて出発です。