2012年3月28日水曜日

串刺しフードを食べよう!

今日は何の日?"National Something on a Stick Day". うそ!いや、これ本当。

何か串刺しのもの、それかstick(お箸)を使う食べ物を食べよう!と誰が言いだしたのか知りませんが、いろいろな事を考えるものです。こういうアソビ心は好きかも。

オフィスではそれにちなんだイベントとして、チョコレートフォンデュやミニコーンドッグ、野菜やハムのスティックなどが用意されました。そしてお箸を使う焼きそばも。なかなか美味しかったです。
 今のオフィスは仮住まい。様々なビジネスを営む人たちがが部屋単位でオフィスを借りていて、いわば寄り合いみたいな感じ。その人たちとのネットワークを広げるという意味でオフィス会社がイベントを企画しました。他の人たちと話すというより、内輪で盛り上がってしまいましたが、楽しい午後のひとときでした。

テーブルには棒付きキャンディーがちりばめられていました。ある女性によると子供時代に誰もがお世話になるキャンディーだとか。おすすめフレーバーを見繕ってくれました。

火曜日はお弁当を作り睡眠四時間。昨日は7時間寝たので少し元気ですが、明日もまたお弁当なので4時起きかな。ではおやすみなさいませ。

2012年3月25日日曜日

決断のとき

今週末も休みなしで働きました。大雨の土曜日も、雨が上がった今日もSake Tasting Roomは大変な忙しさ。力仕事もあるし、忙しくなると5時間以上立ちっぱなしはもちろんのこと、しゃべりっぱなしのことも多々あります。

お酒のおいしさをシェアするのはとても楽しい。接客も苦にならない。でも一日は24時間、一週間は7日間。休みなしではしわ寄せがいろいろな所に来ています。往復130キロの通勤。2時間分の時給は交通費に消えます。それでも続けて来たのは仕事自体が楽しくて、一緒に働く人たちも素晴らしい人たちだから。

4月でSake Tasting Room Associateとして働き始めて丸一年になります。始めたときに一年は続けるという約束でした。もちろん法的な効力はありません。カリフォルニア州では雇用側もすぐに解雇できますが、辞める側も自由。正社員でなければ余計に会社側に束縛する権利はありません。それでも約束は約束。自分の中で守りたい気持ちがありました。11月からフルタイムで働き、二足のわらじはかなりキツかったです。でも週末に楽しみに起きて、お弁当を作って出掛ける自分がいました。都合で休みたい時も出来る限り無理を聞いていただくことができました。

それでも今日、一年満期となる4月一杯でバックアップ要員にしてもらうようお願いしました。マネジャーの方々もわかってくださりひとまず一段落です。

肩の重荷が下りたような清々しさで帰り道ドライブしました。日々犠牲にして来たものが取り返しのつかないレベルに積み重なる前に時間管理/意思決定をする。これは自分自身の責任です。
楽しく続けた仕事を辞めるのはさみしいです。でもこれがまた新しい始まりになるような予感もあります。人生とにかく諸行無常。悔いなく進むには変化を恐れるべからず。ちょっとセンチメンタルになりながらも、自分の勇気に乾杯です。

2012年3月24日土曜日

異臭の正体

忙しいと記憶が飛んでしまう今日この頃。大した事ないのですが、ブログに載せたい事がたくさんあるのに時間がない。。。

木曜日もお弁当を作りました。そして夜は近所のレストランへ。この辺はまた後日載せます。

夜レストランから帰り、家を入ったとたん、におう。。。にんにく臭?なにか発酵してる?
でもゴミ箱やキッチンはにおわず、なぜかベッドルームを出た直ぐの廊下のワンスポットに集中する匂い。。。しかし疲れ過ぎでそのまま就寝。

朝起きて残り香があるような気もしたけれど、またまた忙しくて、気になりながらも足早に駅へ。

そして家に戻り、徹底的に探したらわかりました!

なんと冷蔵庫の中でキムチの袋が破けいたのです。数日前、パンパンに膨らんでいた袋がぺしゃんこになっていました。写真を撮ろうと思っていたのでよく覚えています。これ、Trader Joe'sで最近見かけた品。ここは焼きおにぎりがあったりして、米国で暮らす日本人の強い見方なのです。「ああ、これ開けとかないと爆発するかなあ。。。」と思っていたらやっぱりしてました。でも中身が飛び散った訳でなく、静かにぺしゃんこなった袋。

でもなぜ廊下の一角があんなに臭ったのか、今もって謎です。

2012年3月20日火曜日

もう家!

今朝は4時起きで即席海苔弁(写真忘れた)を作り、昨日より一時間早く家を出ました。始業は午前6時20分。春分の日をまわったる頃といえども、夏時間なので実質5時台。まだまだ暗いです。

そのおかげで閉めきりに間に合いました。そして今日はきっちり8時間の終業でオフィスを後にして、4時半前に家に着いたのだ〜!


平日のこんな時間に帰れたことにしばし感動。

帰りの電車の中ではとてつもなく眠かったけれど、ちょっと元気回復。久々に青空も見えるのでちょっと家を片付けたら、近所を散歩してハッピアワーに行ってま〜す。

2012年3月19日月曜日

月曜から全力疾走

土曜日はボランティアで教える予定だった豆腐&もちクラスを延期してもらい、自分のために使いました。頭痛が続いていたし、帯状疱疹が出そうなぴりぴりした感じが右頬から首にかけてある感じ。ひどくならなきゃいいな〜と思いながら、じっとしていることができず、久々にジムに行きました。月曜日にお弁当を作るのでその材料を買い出しに行く途中、友人が教えてくれたマッサージ店の話を思い出し、行ってみました。一時間で、すばらしく腰と背中がほぐれて至福のとき。買い物後は家に戻って、集中して仕事。かなりはかどったかな。豆腐クラスの皆様には申し訳ありませんが、今回はこれで正解。次回もっと余裕を持って時間が取れるときにゆっくりお豆腐を作ってお餅を丸めましょう!

そういえば、土曜日はSt. Patrick's Dayでした。アイルランドの聖者を祭る記念日は、アメリカでは無礼講飲んだくれの日です。本土では騒がないという記念日、毎年私たちもそれとなくやり過ごしてきました。でも今年はDも誘われて近所にギネスを飲みに出掛けていました。それで余計仕事はかどったかも?

いい気分で帰って来たDと年初から借りっ放しのDVDを観ました。The Tree of Life.これについての感想は今は疲れすぎて書けない。。。一言でいえば、ハイメンテナンスな映画でした。

日曜日も仕事。そしてお弁当の仕込み。夕方はパーティーにお呼ばれしました。風邪が強い日が続いていたのですが、お向かいの木が明け方に倒れてしまったそう。家に倒れなくてよかったこと。。。
近所の行きつけバーの名物バーテンA氏を讃える会がお店の常連客の間で企画されて、私たちも参加しました。きびお焼きを持って行ったら飛ぶように売れました。
まあ健康志向の人たちが多いのは確かです。主賓のA氏はロシア人。ホストはイタリア&アイルランド系アメリカン。グルジア人同士やオーストリア人とフィリピン人のカップル、そしてわれわれ。エスニック背景かなりぎやかな集まりでした。こちらでいいのは年齢に開きがあっても友達付き合いができること。もちろん目上の人への尊敬の念はありますが、日本人同士だとやはり年上の人と気さくにおつきあいする機会は少ないのではないでしょうか。その点結構気さくなアメリカ人、というかアメリカ在住人。
料理が趣味のR氏が新鮮な具材をたっぷり使ったパエリアを料理してくれて、最高!
デザートも盛りだくさん
翌朝が早い私たちは9時過ぎに失礼して、私は戻ってキッチンへ直行です。

そして今日は3時半に起きてご飯を炊き、お弁当9個作りました。ちなみに今日はお品書きを作る余裕もありました。

3/19()
お弁当お品書き

きび焼き三種
キャベツ&グリンピース
わかめ
納豆、のり&ねぎ
揚げ出し豆腐
セロリとにんじんのきんぴら
ふわふわつくね
もやし、わかめ、ニラのナムル
うずらの卵 カレー豆苗巣ごもり
しいたけご飯


巣ごもり卵は、カレーで炒めた豆苗をしいてオーブンで蒸し焼きにしてみました。

お陰さまでまたたくさんの美味しい笑顔に出会うことができました。

そして急ぎの仕事で残業。朝は7時半前にオフィスに居たのに、出たのは9時前。明日昼前の締め切りまで、まだ全力疾走続きます!

2012年3月18日日曜日

Educated Palate

San Francisco City Collegeの一階にあるレストランは、その名も「教養ある味覚」。毎週木曜日は、料理/ケータリング/レストラン経営を学ぶ生徒たちが一般客に向けて店開きする日です。ここで学んだHさんは酒テイスティングルームの元同僚。彼女から話を聞いて以来、ぜひ行ってみたいと思っていました。彼女もホスト側として参加したことがある試みです。グループに分かれて、キッチンスタッフはもちろん、サーバー、ホステス、全てが生徒。学校側から渡された予算内で仕入れをし、店内の装飾品も調達します。

週変わりメニュー、今回のテーマはインド。Hさんはデザートの選択が通常3つあるのにメニューには一つしかなかいのでちょっと腰が引け気味。その一つとはライスプディングでした。私にもライスプディングとはちょっと微妙なデザート。甘いご飯。。。おはぎもあまり得意でないので、特に楽しみなデザートとは言いがたい。メニューの他のアイテムには興味あります。疲れがたまっていたので迷っていたのですが、ひょんな事から別の知り合いにぜひ一緒にと誘われ、結局木曜日に行ってきました。

みんなの一生懸命さが伝わって来る空間でした。老若男女、人種も様々な生徒さんたち。メニューを落としちゃったり、緊張してワインの発音を間違えたり。私も経験あるので「がんばれ〜!」と心の中で応援します。
レンティルフリットは程よくスパイスが効いていて、シラントロの鮮烈なチャツネとよくあいました。前菜は友人はほうれん草のサラダ、温タマリンドドレッシング、私はレンティルスープ。温かいドレッシングとあったので興味津々でしたが味は普通のビネグレット。柑橘系の味が強くてタマリンドの甘みがあまり感じられませんでした。
レンティルスープは舌触りは濃厚でも味付けがうすい。。。そしてこんもりとシラントロ(コリアンダー)リーフが盛りつけてあり、舌触りがもそもそというか葉っぱを食べている感も。既にシラントロはチャツネとして十分味わっているので、続けてこのボリュームはどうかと思いました。彩りに載せるなら細かくカットした方がボリュームあるスープによく混ざったでしょう。
ワインはGrenacheの白を初めて飲みました。かなりドライでしたが好きな味。二杯目はGewurztraminer.これはちょっと甘過ぎました。グラスワイン二杯頼んで利益創出に貢献!

メインは二人とも鱈のカレー。カレーと聞いてふんだんなソースを期待していたのですが、出て来たのは鱈のカレーソテーといった料理でソースは最低限。
メニューにはローストベジタブルズと複数形になっていたけれど、実際はさやいんげん(ちょっと筋あり、よく言えばクランチー)のみ。それに白いご飯が添えてあります。盛りつけが白い丸皿だったので、残念ながら生彩が欠けると言わざるを得ません。ご飯をピラフにしたり、カレーリーフなどを混ぜて炊いたり工夫できれば違ったでしょう。右下の空間もちょっと気になる?

魚はよく焼けていて美味しかったです。欲をいえばもう少しパンチが欲しいというか。。。私は基本的に薄味好みですが、何となくもの足りない気がしました。

そして他のメインディッシュ(ラムシャンクとタンドーリチキン)がサーブされているのをみたのですが、それらと比べて魚料理のボリュームはかなり少ない。魚は材料としてコスト高なので頭が痛かったと思いますが、同じ金額でサーヴするコースメニューでは、見た目で「少なさ」を目立たないようにする工夫も必要です。大きめのお皿に空間を考えて盛りつけるとか、他のコストパフォーマンスが高い野菜も副菜につけるなど。
デザートはライスプディングの他に、チョコレート風味の粉菓子のようなものが追加されていました。ライスプディングはフレーバーは悪くありませんが、やはり白いさらに白い米で何となく生彩を欠いています。
もう一品は名前もわかりづらく、食べてみても味があまりしない。。。友人は周りのチョコレートソースを皿からこそげとっていました。デザートは甘いものを欲する人の欲求を満たせなければデザートと呼べません。その意味で残念な一品でした。

限られた予算内でのやりくりでいろいろあったでしょうが、以上が正直な感想です。

食をビジネスとして成功させる大変さはよくわかります。スケールは全く違いますが、弁当作りでメニューを考えても、後もう一つ、これがあれば!と続けてしまう自分。楽しい=趣味ならよくても、ビジネスなら続きません。潔い決断と数字を冷静に見ること。この二つが難しい。やってみて初めてわかった事です。きっと生徒さんたちもいろいろ学んでいる際中でしょう。食をビジネスとして成り立たせること。もちろん情熱は必要ですが、それ以上の多くのスキルも大切なんだと考えた夜でした。

来週のテーマはパリ。これからたまに立ち寄ってみようと思っています。

2012年3月13日火曜日

ひと休みかな

しばらくご無沙汰していました。

木、金と仕事に忙しく、夜は久しぶりに会う友人と楽しいひとときを過ごしていました。その模様はベイエリアレストラン編として、後日載せます。

土曜日も仕事。比較的人出が少なかったものの、力仕事はやはり疲れます。帰りにマッサージに寄って帰ったら身も心も疲労困憊。その日はなぜか疲れすぎてぐっすり眠れない。。という感じでした。

日曜日は東関東大震災記念日。サンフランシスコで行われたチャリティコンサートに行ってきました。日本語版はこちら。サンフランシスコシンフォニーで演奏されていたお知り合いにコンサートからご案内をいただき楽しみにしていました。単に「楽しみ」というよりは複雑な気持ちではありましたが、一周年、離れた土地で暮らす人々がコミュニティ意識を持って思いを馳せる。犠牲者の方々のご冥福を祈る、復興を支援する。そんな催しに参加できることを心待ちにしていました。

当日小雨降る中、オペラハウスに隣接するこじんまりとしたHerbst Theaterへ出掛けました。このホールはLondonのWigmore Hallを思わせるサイズとたたずまいで個人的にとても好きな場所です。
ホールに入ると、写真パネルの展示に目がいきます。被害が甚大であった陸前高田市出身の写真家、上田聡氏が被災直後から撮影してきた写真の数々。多くの意味で力強い映像です。
ベイエリアで活躍する音楽家の皆さんが奏でる演奏は素晴らしいものでした。サンフランシスコ交響楽団のコンサートマスターを務めるB氏のFranc Sonataを初めとした超一流の演奏に聴きほれつつも、コンサートの趣旨は忘れられませんでした。

ジャパンリカバリープロジェクトとは、Public Health Instituteのサポートを経て結成された団体で、震災の被害に遭われた方々の心のケアサポートをミッションとしています。残された人々の思い。これはご本人たちでなければわからない事。でも、周りは聞く事ができます。そして分かち合う事も出来ます。その観点から活動を続けている団体、今後よりその存在が重要になるのではと思われます。

イベントの終わりには、上田氏の写真がバッハの調べとともに大型スクリーンに映し出されました。首のもげた熊のぬいぐるみ。視線が定まっていない若い女性。瓦礫の合間を歩く人々。流された家々。どの映像もそのときの瞬間をフリーズドライしたかのようでした。

イベント会場を後にして、いい様のない疲労感が体を支配していました。こんなに遠くにいても消耗してしまうのに、いま、まさにその場所で生き続けている人たちがいる。そう考えるだけでどうしていいのかわかりませんでした。

家に帰り、ただ泥の様に眠りました。

翌朝、鉛の塊が入っているような重さの頭での目覚め。胸と背中が押し付けられている感じもありました。自分の心が作り出した重み、といえばそれまでかもしれません。それでも私は生かされている。集中できる仕事がある。そんなことを考えながら水曜日を迎えようとしています。

2012年3月8日木曜日

眠れない。。。

きゃ〜、明日仕事の締め切りがあるのに、もう午前一時をまわってしまった!

家には無事に10時につき、お弁当の仕込みをしつつ、一缶残っていたギネスを飲みながら、Dといろいろな話をしていました。そのうちにベートーベン交響曲の夕べとなり、今に至る。。。あ、2009 Chateau Julian Cabも開いたんですけどね。まあお酒がおいしいのは健康な証拠である。特にわが家においてはです。

で、おひな様も関係して思い出したことがありました。

本人が読むとわかっていて(元々このブログを始めたきっかけなので)気恥ずかしさもあるのですが、敢えて記します。

私の母は、職業婦人(古い!)でした。戦争経験者、6人妹弟の長女として女学校を卒業してすぐに働きに出て家計を支えて以来、おそらく勤続50年です。大学の経理課に長く勤め、退職した後は別の業界に乞われて経理畑を歩み続けました。その間、一日たりとも病欠したことがないというのですから、驚き!残念ながら私はその頃主流だった粉ミルクで育ったので、その鉄の免疫システム全てを継承する事はありませんでした。父は前妻を病で亡くし、母と再婚しました。母は初婚。私は一人っ子です。兄が三人(一人は既に他界しました)、姉が二人いますが、物心ついた時に一番近い兄は既に大学生。上の姉の子供は私より一つ下。甥姪が5歳と離れていません。ほぼ全員結婚して子供も居ます。もちろん”おばさん”とは呼ばせませんよ!

私の母が働き続けられたのは、「忘れ物の神様」である父の姉(伯母)が私たち家族と一緒に暮らして私の面倒を見ていてくれたからでもあります。その頃の母は、今の私も真っ青の長距離通勤。バス停まで歩いて20分、そこからバスで最寄り駅までさらに20分、そこから満員電車でおそらく1時間弱の通勤だったと思います。夏の夕方、時折、兄と手をつないで竹林を抜けてバス停まで母を迎えに行くのが嬉しくてたまりませんでした。

フルタイムで働きながらも、家の事も気になっていたのでしょう。きっと母は忘れているかもしれませんが、私には忘れられないことがあります。

ある図工の時間に作ろうと思っていたおひな様。思ったように出来ずに焦ってパニックに陥っていた私を寝かしつけた母は、夜通し、代わりにティッシュを丸め、おひな様の頭を作り、和紙で着物を折ってくれていました。寝ろと言われても眠れなかった私は、襖(古き良き日本家屋!)からもれ入る光に母がまだ起きて自分のために時間を使ってくれていると感動しました。私が作った部分をうまく活かしながら、きっと小学生が作ったと疑われない程度に気を抜きながら(笑)作ってくれたおひな様。七段の飾り台は既に私が作っていました。翌朝見事にそれにのった色とりどりのお人形。

学校に持って行ったら、それはしばらく学校の飾り棚に飾られるという名誉をいただきました。はっきりいって複雑な心境ではあります。ずるしたみたい(してるけど)で。

でも飾り棚を見る度、子供心に、いつも家に居てくれないけれど、肝心な時には絶対頼りになるんだよなあ、お母さんは!と誇らしげに思っていました。

わが家は子宝には恵まれませんでした。でも、われわれにとって大切な人たちのいざという時に役に立ちたい。どんどん頼りにしてもらえたらうれしい。そんな風に思います。

2012年3月7日水曜日

集中できるヨロコビ

昨日は疲れていたのに目が冴えて、始終浅い眠りでした。よっぽど起きて24時間来ているジムに行っちゃおうかと思ったけれど、思いとどまりました。

朝は一本電車を乗り過ごしたので、久々に途中駅まで車。

超忙しく仕事をしていたら、あっという間に午後3時。その後に来た明日4時締切の分がかなり時間を要することが判明。結局実労ほぼ12時間の一日となりました。車で来ておいてよかった。

明日は4個のお弁当です。14個の後だから、余裕?

このポストも電車内で書き終えて、家には10時過ぎに到着予定です。明日も半分残っている締め切り分。久々に時間との競争か?

お昼に、そして夕方にも久しぶりに友人たちと会うので、それを楽しみに仕事に集中できそう。ありがたい事です。

2012年3月6日火曜日

忘れ物の神様

忘れ物(を思い出させてくれる)神様が私にはついてくれているようです。いつも、家を出る直前に、必要なものを忘れているのを思い出します。充電中の携帯、持って行くはずの本、投函する予定の手紙などなど。まるでドアを閉める瞬間に、肩をぽん!と叩かれているような感じ。そんなときは「今日もありがとうございます!」と感謝するからか、いつも助けてくれます。

密かに、これは育ての母といってもいい伯母のおかげだと思っています。子供の足なら片道30分はあったろう小学校まで、よく忘れ物を届けに来てくれました。定規や体操着、連絡帳や工作道具。頻度が多かった訳ではないけれど、いろんな種類のものを忘れました。嫌な顔一つせず、その度に間に合うように届けてくれました。しかし、どうやって忘れ物した事をわかったんだろう?小学校低学年では学校から電話をかけた記憶もない。。。ただ人気のない校庭を横切って校門までとりに行った記憶は鮮明にあります。やっぱりそのときから神様だったのかな。その伯母とは歩いていろいろな所に行きました。ピアノの先生の家もかなり遠かったのですが、一緒に歩いて行ってレッスン中は原っぱ待っていてくれました。コンビニも何もない時代。寒い冬も暑い夏もいつも何処にでも連れて行ってくれました。何もお返しできないうちに天国に行ってしまった伯母。時々何とも言えない気持ちになります。

しかし今日はその神様もお休みでした。行きの電車で婚約&結婚指輪をしてこなかったのに気付き、帰りの電車で家の鍵を忘れた事に愕然としました。今日に限ってDは元同僚とディナー。帰りはおそらく11時をまわるでしょう。

昨日早寝したけれど、食欲もなくお酒も飲みたくない(珍しい!)。ただただお風呂に入ってゆっくり本でも読もうと楽しみにしていた夜だったのに。近所に住む大家さんに電話するも留守電。仕方なく行きつけレストランのバーに着いたところ、大家さんからコールバックありで、わざわざ出て来てくれました。ありがたいことです。

寝不足で疲れがたまると忘れっぽくなります。今日は神様がお休みだったのではなく、「今日の忘れ物」は大事にならないうちに疲れを取りなさいというメッセージだったのでしょう。また大切なものを思い出させていただきました。

2012年3月5日月曜日

なんだかんだいって、できちゃった週末

という感じの週末&月曜日でした。やる!と思えばできちゃうもんですねえ。第三者的にびっくり。

土曜日はケーキを三台焼いてパーティにお邪魔しました。
友人のお誕生日と娘さんのおひな祭り。毎年飾られるおひな様は驚くべし、友人の母上のお手製です。
ケーキ型の押し寿司も華やかで、ごちそうと笑顔がそろったパーティでした。


娘さんももう小学校。早いものです。料理とシャンペンを美味しくいただいて、酔いを醒まして、帰りには買い物。月曜日は14個のお弁当を作るのです。桃の節句辺りには五目寿司が食べたくなる。五目寿司のお弁当は考えるだけで春爛漫、幸せ〜。これを皆で分かち合いたくて、希望者を募ったら過去最高でした。珍しく有機栽培の金柑(kumquat)が売っていたので購入。砂糖と蜂蜜で煮たらおいしくなりました〜。お弁当にいい箸休めです。

戻ってかなり集中して仕事。楽しい場に行ったからかとても捗りました。
そして次のディナーへ。久々に会う友人宅で、初めて会う人たち多かったけれど、皆会話上手で楽しい時間が過ぎて行きます。テーマはフランスということで、ワインは全部フレンチでした。シャンペンで乾杯のあとトリュフオイルが利いたアランシーニ。
まあ料理はパンヨーロピアンだったんですけどね。すごく美味しかった!サラダはフェンネルの薄切りにパパイヤとコリアンダーを混ぜたすっきりもの。
きりりと冷えた白ワインやピノノワールがおいしかったこと!もう名前覚えてないけど写真があるからいざというとき役に立ちます。

まだ仕事が残っていたので11時過ぎ(早め!)には失礼して、帰って一仕事。しかし夜は目が疲れますね、ほんと。
よく日曜の月例シャンペンブランチは流石にキャンセル。残念だけれど休肝日も必要だし、何よりも仕事をしていたら午前中はあっという間に終わり。
午後は友人がコンサートマスターを務めるオーケストラのコンサートへ行きました。Opera San Joseからシンガーを呼んでの公演は、有名曲が目白押しで楽しめました。生のオペラ歌手を側で見るとかなりの迫力で鳥肌が立ちました。そして大好きな交響曲の一つ、ベートーベン7番。素晴らしいプログラムと演奏でした。友人が書いた立派なプログラムノートによると、既にほぼ耳が聞こえなくなっていたにもかかわらず、初演でベートーベン自らが指揮したそうです。そして有名な第2楽章では、聴衆がもう一度聞きたがり、リピートをせがんだとか。作曲家冥利に尽きるというところでしょう。

夕べは更けて行き、余韻もそこそこに現実世界へ。テーブルとキッチンを片付けて14人分の仕込みです!野菜を切ったりゆでたり、海老をむいたりゆでたり、ちょこまか時間がかかるんですね。手狭なキッチンは作りながら洗い物もしていかないと収拾がつかない。気がつくと11時半。もう寝ないと。。でもまだ全然終わってない。。。疲労困憊。。。こんなので作ると疲れのエネルギーが食べものに転写してしまう。。。ということで、潔くベッドへ。洗って水切りをしておいた9合の米を寝る直前に、二つの炊飯器に分けてだし昆布を載せてタイマーをセット。合わせ酢も作りました。

さて、目覚ましは2時半だ。。。

起きてがんばりましたとも!薄焼き卵をつくり、煮ておいたかんぴょうと椎茸と人参をすし飯が熱いうちに混ぜ、いりごまもまぜ、錦糸卵、さやえんどうの薄切り、海老を飾ります。おかずはおからナゲット、ほうれん草のからし和え、ひじき、きんぴらごぼう、ラディッシュの甘酢漬け、ピリ辛こんにゃく、胡桃のおかか和え、金柑の甘露煮。

仕事でコンピューターを持って帰って来たのもあり、運ぶ荷物の重さは合計15キロ。まあご飯9合分もってくんだしね。。。履き替え靴持参でスニーカーで行きました。朝は電車も結構混むので家を出たのは6時半。7時半頃よたよたオフィスビルのドアの前に着いたら、後ろから誰かが走って来てドアを開けてくれました。さぞ哀れな後ろ姿だったことでしょう。

歩いて10分弱の前の職場へデリバリー。みんな美味しく食べてくれました!これがあるから嬉しいんですよね。

しかし、何度も書いている通り一日は24時間。当日のみならず、買い出しや下ごしらえにもかなりな時間をかけねばできないこだわり弁当作り。不定期ベースで出来る時に無理をしないでやって行こうと思います。新しいオフィスの皆さんも定期的に食べたいといってくれて励みになります。やはり新鮮な材料を選んでいること、一食に甘辛塩酸旨みを盛りこむ工夫が受け入れられるのです。ちょっと手間をかければ食材もすてきに美味しくなるってことです。

8時間強の勤務を終え、5時前にオフィスをでたらタイミングよく地下鉄に乗れました。帰りの渋滞も無く、1時間強で家に到着。電車の中ではトマトソースのパスタが食べたくて仕方がない。こんなにも?と不思議になって検索してみたら、やはりトマトは疲労回復にいいみたいですね。体が欲するものには理由があるのです、たとえそれがアイスクリームであろうとも!

でもトマトソースを作る元気も買いに行く元気もないので、海藻たっぷりのラーメンを作って、山盛りグレープトマトが副菜。トマトって旨みたっぷりですね。
トマトで出汁もとれるくらいだし。(これはDが喜びそうなだじゃれ)

さて、今日の目標就寝時間は8時半。目が覚めたら起きてまた活動開始です。

2012年3月2日金曜日

里子へ

順調にすくすく育ったミミズくんたちを、職場でコンポストを始める人にお分けします。
今日が里子に出す日。ヨーグルトが入っていた容器にいれて、搬送です。
光が苦手なのですぐにもぐってしまいました。新しい住処でもどんどん増えて、モリモリ食べて肥料を作ってね。元気でいてくれたまえ、諸君。

さて、そろそろトマトの種をまく時期。今年はまたテラス菜園再開します。

2012年3月1日木曜日

ねた〜

アラームをセットしても、その時刻の20分から5分以内に自然に目が覚める生活が続いていました。前日もお昼に職場の人たちと朝起きれるか否かを話していた所。一人の男子は2時間前からアラームをかけ、スヌーズをなんども押しながらやっと起きると言っていました。それなら2時間腹をくくって寝た方がいいのでは?と思うのですが、人それぞれですね。

そんな私。昨日は疲れて10時前に寝て、おまけに電話も居間に忘れたままでした。早く寝たから4時くらいに起きるだろうと思っていたら、ダニーに起こされました。それも彼の就寝時間は5時。私のアラームで寝はなを起こされるなら起きていようと思ったのにいつの間にかうとうと。そして目が覚めたら6時半で私がまだ隣りで爆睡している。そっと起こしてくれました。いや〜びっくり。彼が目覚めなければいつまで寝ていたんでしょうね(汗)。

やっぱりそれだけ疲れていたってことか。体の声を聞いて寝坊してよかったです。今日は格別仕事に集中できました。でもすごく細かい作業をやっているので量的にはあまりはかどらなかったけれど、寝不足なら絶対できない仕事だったので達成感あり。
今晩はすごく久しぶりに会う友人と帰りに一杯。なぜか彼女といるとすごく落ち着くんです。私が男性だったら絶対惚れてるなあ。ウキウキ彼女を待つ間にふと目を上げれば黄昏の空。今日は風が冷たい一日でした。でも冬の空気が張りつめているのは好きです。ある友人のメールには「三寒四温がアメリカにもあるのか」とありました。日本語には季節や天候を表す言葉がなんと豊かにあるのかとあらためて思います。
こんな寒い日はこっくりした赤。GrenacheとCab Francでブリーのパイ包み焼き。
彼女は毎朝7時前にオフィスに来ているそうです。それで今日落ち合ったのは6時半。仕事が好き。その気持ちよくわかる!といえるのは嬉しいこと。

今週末はイベント盛りだくさんです。金曜の夜はケーキを三台焼いて、土曜のおひな祭りパーティに持って行きます。夜はディナーに招かれていて、日曜日は月例のシャンパンブランチ。午後は友人がコンサートマスターを務めるオーケストラのコンサートのあと、久々にお弁当の仕入れと仕込みです。月曜日はDと私の分も数えれば12個作ります。楽しいな、でも久々でちょっと緊張。まあ今考えたって仕方がない。まずは今日の疲れを明日に持ち越さないことかな。おやすみなさい。

ビタースイート

先日、うれしく且つちょっとさみしい気持ちになりました。

とても楽しく仕事ができてお弁当プロジェクトも立ち上がっていた前の職場。急にプロジェクトが縮小となり、約半数のチーム員が職を失いました。それぞればらばらになり、職探しをして、私は幸運にも私の仕事ぶりを見ていた人に誘われて、新しい仕事に就くことができました。

その前のプロジェクトから、戻ってきませんか?とお誘いいただきました。登録した人材派遣会社からの連絡でしたが、そこにはプロジェクトの責任者が個人的にあなたが戻って来てくれたら嬉しい、と書いてありました。もちろん興味はあります。お弁当を楽しみにしてくれている仲間もいます。でも今は別の責任を受けた仕事を始めました。私の限られた経験を考慮して雇ってくれた職場です。そして、今の仕事は長く続く見込みです。有り難くも、現状を維持する気持ちに揺らぎはありませんでした。

こちらでの雇用条件、特にカリフォルニアは”at will employment”。雇用主も非雇用者も雇用契約をいつでもご破算にできます。辞めてください、辞めますの一言で得られる、これも「自由」なのでしょうか。

だからこそ、楽しみながら、自分が価値を生み出せる仕事に出会えた幸運をただただ有り難く思うとともに、それぞれのタイミングで居場所がかわる。ちょっとさみしい気持ちも感じました。