いや〜、楽しかった!!!そして、多くを学びました。
結論から言うと教訓は「完璧主義であろうとすること」をやめること。これができなきゃ、何も“楽しく”できない、というのを実感しました。
準備に準備を重ね、新しいレシピを考え、新鮮な材料を探し求め、器、小物、下ごしらえ、当日手順まですべて網羅したつもりでも、足りない点はある。それを乗り越えながら、楽しく。これって難しいんですね。
今回は韓国生まれ、米国育ちの友人とドイツ人のご主人、そして20代前半の息子さんの三人の食卓に日本の味を届けました。メニューは下記の通りです。
Dinner for Simon Family
September, 2010
7:30 pm at Simon Residence
To start the evening
Ginger & Goji Berry infused Sake
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Assorted Plates
Okara (soy pulp) with Shiitake, Carrot, Burdock and Snow Peas
Kimpira Gobou (Braized Spicy Burdock)
Hijiki with Abura-age, Carrot and Snow Peas
Okura with Umeboshi and Bonito Flakes
Spicy Konnyaku (Yam Cake)
Cucumber with three kinds of Miso
Mixed Autumn Salad with Sesami Dressing
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Mains, Rice and Soup
Assorted Tempura:
Shrimp-stuffed Shiitake
Egg Plant, Sweet Potato, Shungiku
Grilled Pork Marinated in Honey-Garlic Miso
Rice-ball bites (Salmon, Yukari, Nori &Bonito)
Miso Soup with Tofu and Scallion
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Dessert
Usagi Manju
(Steamed rice & yam flour dumpling)
Served with Hoji-cha (Roasted Tea)
料理大好きという息子さんは、早く食べたい友人をなだめながら、メニュー各アイテムの説明を私にさせてくれました。感想もまるで料理の鉄人の審査員のように細かくて、素材の歯ごたえやフレーバーなどを褒めてくれます。もう、感動!
友人なので、話をしながらというのが実はいいようで、かなり微妙です。料理の手順を組み立てて同時進行するのはできても、人と会話をしながら料理って結構難しい。そして一人でサーヴィスも行うので、一時は頭の中がパニック!よく板さんが世間話をしながら次々とコース料理を整えたりしていますが、いや、あれはかなり大変なことだと実感しました。
忙しくて写真を撮る余裕など全くなし。
揚げたての天ぷらは、今まで食べた中で一番!と評価いただきました。天つゆと並んで抹茶塩と海老の殻をいって岩塩と混ぜたものと食べるというのも始めてだったようです。秋の味覚、サツマイモの天ぷらも好評で、春菊も始めての味でリピートオーダーでした。
戻す前のひじき、梅干し、ごぼうなどを持っていって、実際の食材にも触れてもらいました。余裕があればお茶テイスティングもしたかったのですが、それはまたの機会に。デザートは特別リクエストでうさぎまんじゅうをつくりました。
皆さん満足いただけた夜でほっとしました。結果よければすべてよし、かな。