2009年10月31日土曜日

山あり谷あり

今日、大切な大切な、カメラをなくしたことに気づきました。
昨日、最後によったお店に忘れてきて、なくなっちゃいました。残念!いつも一緒に旅してくれたオレンジ色のカメラ。相棒をなくしたみたいで、ちょっと落ち込みです。
そして、今日、大切な人たちが別れてしまったことも知りました。
うーん、いろいろありますね。


でもダニーがとっても美味しいShepard's Pieをつくってくれました。ラムの代わりにマッシュルームがたっぷり。アイルランドのおふくろの味で心がちょっぴり,温かくなりました。

2009年10月30日金曜日

感謝でいっぱいの一日



また一つ歳を重ねました。この歳では大げさなことはしませんが、メールや電話やSNSに届くお祝いメッセージはやっぱりうれしいものです。


今日は来月から新しい仕事を始める友人の家で昼食会がありました。お互いの家が歩いて10分ほどなので、よく行き来しています。一足先にお邪魔して手伝いながら,ミモザで乾杯!オレンジジュースではなくて,ピンクグレープフルーツジュースで割ると、すっきりした味になりました。
集まった皆も祝ってくれて、私のお誕生会のようになってしまいました。便乗しちゃってごめん!
総勢8人、赤ちゃん2人のにぎやかな集まりでした。


すごくかわいいくてお味も美味しいカップケーキを焼いてきた人も。飾りは指輪になっていて、食べた後はアクセサリーになるという優れ(?)もの。

新しい友達もできて楽しい昼下がりを過ごして,家に帰る途中、見上げれば、どこまでも高く青い秋の空。


家に帰ったら、ちょうどいいタイミングで電話が鳴って,先日お昼に来てくれたTさんがオーガニックシャンペンをお祝いに持ってきてくれました。一緒にコーヒーを飲みにいって、おしゃべりのひととき。パンプキンラテはほんのり甘くて,シナモンをかければ、甘さ控えめのパンプキンパイを食べているようです。


夜はダニーとの出会いの場所でもあるワインバーへ行きました。ここはワインの品揃えが豊富で,お料理もなかなか。オーナーも良くしてくれます。予算を伝えたところ,MorganのPinot Noir 2007を割引で出してくれました。最近の不景気でどうかなと心配していましたが,ここ数週間とてもにぎわっているそう。GDPも3.5%の成長率で正式に景気は回復しているとニュースでもしきりにやっていましたが、回復の兆しが少しでも見えるのはうれしいことです。6年前に出会って、2年前に婚約した同じ場所で、また一つ楽しい思い出ができたことに感謝。


帰りにはダニーがアップルストアでMacBook Proを買ってくれました。つい最近手持ちのPCラップトップが壊れたので、この機にMac二することに。写真を撮るのが好きなのでこれからはアップルソフトでムービーなども作ってみたいなと。$99で一年間一対一で学べるサービスも契約してくれたのでMacの達人を目指すぞ!
帰りにもう一軒,行きつけのバーで常連さんと話していたら、友人からお祝いのテキストが届いたりして、最後まで笑顔いっぱいの一日でした。

2009年10月29日木曜日

バドミントン復活戦

丸二日苦しんだのに、また何もなかったかのごとく、バドミントンをやりにいきました。20点先取の試合は2対2で引き分け。最後5ポイント先取のボーナスマッチをやり、それは私が勝ちました!久々にコートでアツく燃えた午前中。明日がコワいけど。。。。

2009年10月28日水曜日

秋の食卓

このところ風が強い日が続いています。銀杏が毎日歩道で踏まれているかと思うといたたまれず,毎日朝6時起きで、夜空のオリオン座を見上げながら、拾い通っています。

先日は袋を一つしか持っていかなかったら重みで手提げが切れて立ち往生。いったん歩道に袋をおいて車を取りに帰りました。お友達に分けて喜んでもらっているので、一人で拾いにいくのもコワくない!庭があれば地中深くに埋めて使う分だけ取り出すという手もあるらしいけれど、庭なし我が家はひたすらベランダで解体作業にいそしみます。

定番のお惣菜にぎんなん料理を加えてお友達を招きました。



はじめに 玄米粥

炒りぎんなん
きんぴらごぼう
ひじき
おから
山芋納豆昆布
セロリの粒マスタード和え
手綱こんにゃく
きり干し大根ときり昆布の和え物
茶碗蒸し

天ぷら盛り合わせ 
四色かき揚げ(ぎんなん、赤&緑パプリカ、さつまいも)
かぼちゃ
いんげん
海老

ぎんなんとほたての炊き込みご飯
クレソン入り具沢山みそ汁

黒ごまのシフォンケーキ
おからクッキー 



玄米粥は皆に大好評です。到着したてに胃にやさしくあたたかいものでくつろいでもらいます。玄米は一日つけておいたものを6時間ほど水切りしてお鍋でいって、味付けは梅干しと昆布のみ。気長にことこと30-40分炊いている間に懐かしく香ばしいにおいがお香のように広がります。梅干しは丸ごと炊いて、盛りつける直前に実を細かくします。





ぎんなんは炒りたてをモロッコの岩塩と一緒に。


やっぱりぎんなんはこれが一番美味しいと思います。


セロリのマスタード和えは、さっと下ゆでしたセロリを、エクストラバージンオリーブオイル、粒マスタード、醤油でさっぱりとつけます。


きんぴらごぼうは今日はささがきでふわりと仕上げました。ごぼうと人参の10%くらいの砂糖を目安で加え水分がなくなるまでよく炒めます。お菓子にも使えそうなつやつやの甘いごぼうに、砂糖と同じ分量の醤油を加えてさらに炒め、仕上げにごま油をかけて出来上がり。



おからはこんにゃく、にんじん、ごぼう、椎茸を戻し汁たっぷりで炊いて、仕上げにねぎを入れました。ダニーいわく、おからにはネギの風味は強すぎるとのこと。


こんにゃくは手綱型に切り、下茹でしてからたっぷりのごま油と唐辛子で軽く焦げ目がつくまでしっかり炒めてから醤油とからめます。砂糖はいれません。マクロビオティックの本で見たレシピです。



山芋は拍子木にきって、納豆昆布をのせて三杯酢でさっぱりと。箸休めとしていい一品。


茶碗蒸しはほっとできる味に仕上がりました。作ってみると簡単なのに、なんとなく準備が面倒に思えてなかなか作りませんが,これからは定番としたいところ。かまぼこ、ぎんなん、海老、しいたけに三つ葉をのせます。



数日前のブログにのせたレモンキューカンバーを切って水につけた「キュウリ水」は和食のお供として優れもの!少しずついろいろな味が楽しめるのが和食の良いところですが、ともすると味が口の中で混ざりがち。そこでキュウリ水をとると、さっと味覚芽がリフレッシュされます。何を食べてもさらりと後味がきえてさっぱり。そして次の味が新鮮に楽しめます。普通のキュウリでもぜひお試しあれ。



友達は仕事で大きなイベントを終えたばかり、私の誕生日ももうすぐということで、シャンペンを持ってきてくれました。二人で乾杯!昼間のバブリーもいいものだ〜。


こちらで主流の粉が中力粉なので、天ぷらの衣はちょっとフリッターぽくなってしまうのが悩みですが、海老もぷりぷりに揚がりました。かき揚げも色鮮やか。ただ、ぎんなんは素揚げのほうが味がわかるかもしれません。
ご飯は日本から持ってきたホタテ貝柱の水煮缶を汁ごといれて、お酒、醤油,塩少々を加えて炊き、銀杏は後からのせると色がきれい。紅葉おろしはテラスでとれた唐辛子を大根にさして作りました。お汁はたっぷりの野菜を椎茸の戻し汁でゆでて3種類の味噌を合わせて。仕上げにクレソンを使いました。

黒ごまペーストたっぷりのシフォンケーキとおからのクッキーはほうじ茶と。うっかりして、おからを炒らずにクッキーを作ったらちょっと形は崩れましたが、柔らかしっとりの仕上がりになりました。

しめのお茶は先月日本でいただいた
「秋旬新茶」。新芽を収穫する1週間前から茶畑に覆いをして火の光を当てずにうまみを高めた覆下栽培茶の一番茶だそうです。確かにうまみあり、そして一煎めはいい具合の渋みも味わえました。



体にいい材料を心を込めておいしく。品数の多さに食べてにきてくれる友人やダニーはみんな驚いて労をねぎらってくれますが、メニューを考えたり材料を選んだり料理したりするのは私の至福の時間。いや、至福というより瞑想に近いかな。うきうきしながらも、心が落ち着き満たされる経験なのです。至福の時間は、この大好きなことを通してみんなの笑顔に触れるとき。

「よくぞ日本人に生まれけり〜」という献立をつくり、シェアする喜びを満喫できた秋の午後でした。

2009年10月27日火曜日

Prickly Pear


Indian Figとも呼ばれるこのフルーツ、赤い色が鮮やかです。


地元のメキシカンスーパーで、グアバと表示されていたのでグアバと思い込んで買ったら、味が違うし、缶詰で記憶した実物とも異なる。。。気になって調べてみたら、やっぱり別物でした。http://www.foodsubs.com/Fruittroex.html

半分に切ると目にも鮮やかなフューシャピンクの切り口。においをかぐと、どこか懐かしいにおい。友人の「キウイみたい」との声に納得。確かにそんな感じです。ちょっとリンゴっぽいにおいもします。


食べてみると種が多く、果肉はちょっとシャリシャリ感あり。見た目は派手ですが、味は甘みは控えめで地味めな感じ。グアバと思って食べていた私たちは、まだ熟し方が足りないのかもねなんて話していましたが、上記サイトによると味はスイカのよう、色鮮やかさでフルーツサラダなどに使われ、ヒスパニック料理やギリシャ料理に使われるとありました。メキシカンスーパーマーケットにあったのも納得。

キュウリの代わりにカクテルに使ってもいいかなー。角切りにして氷を作ってもきれい。これからホリデーシーズンの彩りにもいろいろ使えそうです。

2009年10月26日月曜日

あきのそら



夕餉の一品に添えるパセリを摘みにテラスにでたら、何という奇麗な夕焼け空。暮れつつある西の空と、既に暮れた東の空。青とピンクがまじるちょうど中間に居合わせることができました。右の写真,東山魁夷先生の有名な絵に似たような構図で満開のしだれ桜が描かれた作品があったような。

ここで一句詠めたりしたら風流〜と思いながら,火にかけた鍋を思い出し慌てて台所へ戻りました。

2009年10月25日日曜日

My Autumn Green

昨日ファーマーズマーケットの帰りに、また銀杏の木を見に行きました。一本だけ残っている雌の木。どうぞ、切り倒されませんように。

見上げるとたわわに実がついているのが見えます!待ってるよ〜


昨日は一日、レシピをあれこれ考えて楽しかったです。まだまだ使いたい野菜や魚介類があるので、ぎんなん料理は週半ばからかな。



取り急ぎ、炒って石垣島の海塩をふって食べました♪ 封筒で炒ったら、加減を工夫したつもりでしたが爆発してしまったので,地道に鍋でからころ炒りました。ダニーも好きなのですが私の毒味の様子を見ているのか2-3粒食べただけ。私一人で20粒くらい食べたら、午後コントロールできない眠気に見舞われ、3時間半も熟睡しました。ぎんなんは食べ過ぎると中毒症状を起こす恐れもあるそうですが、眠けは症状にないので、ただ単に寝不足がたたったのかも。

春の緑はたらの芽。夏の緑はアスパラガス。これから私にとって秋の緑の定番はぎんなんの翡翠色です。

2009年10月24日土曜日

土曜朝6時45分

今日はただの散歩ではありません。まだ暗いうちに友人と待ち合わせ。友人の首にはヘッドランプ。手には厚手のビニール袋数枚、ゴム手袋、傘、エコバッグ、トング。目的地はパロアルトダウンタウン、家から歩いて5分のとある通り。怪しげ(?)な二人組は足早に人気のない歩道を進みます。

持ち物でピンと来ましたか?そうです!今朝は銀杏拾いに行ってきました。パロアルト市では数年前に条例ができて銀杏の木は街路樹として禁止されてしまいました。それ以前は確かにそこここであの強烈なにおいが感じられた記憶が。

私は日本でも銀杏拾いをしたことがありませんでした。しかし一昨日友人がいつも通っている道で実がなっている銀杏の木を見つけたとのこと。それも私と電話で話している最中だったので、ご縁(?笑)を感じずにはいられませんでした。

木は小振りでしたが近辺にはあの強烈なにおいが。確かにちらの人にはかなり迷惑でしょう。ヘッドランプの光を当てるとたわわに実った実が見えます!興奮!木を揺さぶってみましたが実は落ちてこなかったので、友人が持ってきたビニール傘にエコバッグをくくりつけて、アタックNo.1! 助走をつけてジャンプし特定の枝を狙って傘を振り回せば、ばらばらと実が落ちてきました。またまた興奮!通行人はほとんどなく、「掃除のボランティアに見えるよね、教会の前だし、うんうん」と本人同士で勝手に納得しながら、とにかく一生懸命拾いました。サクランボ大の梅干しのような果肉は結構”するり”ととれるのですが,歩道に残していくのは迷惑なので果肉ごと拾って、友人宅の庭で解体作業。

新聞紙を広げて果肉をむいて、新聞紙に厳重に包んだ後、厚手のゴミ袋へ。何度か新聞紙でもみながら拭くと、かなりきれいになりました。しかし銀杏もあんな強烈なにおいで我が身(実)を守っても、人間の食への探求は逃れられなかったのですね。あれを最初に食べようと思った人はすごい。果肉も結構おいしかったりして〜と話しながら皮むきをしましたが、我々には試す勇気はありません。

家に戻り水洗いをしてテラスに干しました。朝日に輝く大粒の実!




不思議そうに近寄ってきたBlue Jay. トマトと違って食べられないでしょ、これは。

ちなみにたまたま広げた新聞は近辺の秋の不動産特集記事。アズール建築様式の超豪邸の広告と銀杏の粒のコントラストに一人朝のテラスで笑ってしまいました。


2009年10月23日金曜日

朝の散歩

6時前に目が覚めてブログ更新しようかなと思いつつ、明るくなってきたので、久しぶりに近所を散歩してきました。7時半過ぎにやっと明るくなる夏時間終わり。数日曇天が続いていましたが、今日はこのまま晴れそうな感じ。

ハロウィーンの飾り付けもにぎやかになってきた頃かと思いカメラを持って出かけました。
ほとんどの家は毎年同じ飾り付けをするので、景気に左右された訳ではないと思いますが,去年とは比較にならないくらい飾りが少なかったのでびっくりしました。

いつものコースで近くのコミュニティガーデンへ。公園に隣接しているこの場所は、市が管理していて市民に貸し出されています。多くの野菜やダリアやバラや名もない花も彩りを添えます。これからの季節は少しおとなしめになりますが,常緑樹やカリフォルニア原生のサボテンなどが植えられている一角もあり、常に緑とふれあうことができます。

朝露をためたバラや朝顔、名前も知らない草花をマクロレンズでのぞいてみました。









朝の空気と青い空は私にとって「万能元気のもと」です。

2009年10月22日木曜日

ひまわりと蜂


ダニーといつか行ってみよう、と話していた日本食レストランにランチに出かけました。お味は中の下で特にレポートすることはなし。

でも道ばたにぽつりと咲くひまわりに出会いました。近くに寄ると、蜂が一生懸命蜜を集めていました。

金色に近い黄色にひろがる茶色のグラデーションにしばし見とれました。


2009年10月21日水曜日

夏の名残り

今年は普通のトマトとミニトマト2種類、レモンキューカンバー、ミント、パセリ、唐辛子をベランダで育てました。ミントはお茶に、パセリは日々の料理に,トマトもキュウリもサラダに活躍してくれました。小さな赤いかわいい唐辛子は乾燥させてゆっくり使います。

去年は後半ほとんどのミニトマトを鳥についばまれました。今年は姿が見えないので油断していたら,私が日本に行った9月後半、ダニーが会議で数日留守にした間に、大きな赤いトマト数個が消えていたそうです。わざわざ収穫せずに楽しみにしていたダニーはがっかり。今回はリスかもしれません。慌ててネットを買ってきましたがもう大きなトマトはほぼ全部食べられてました。

最後の収穫でサラダを作りました。このキュウリはその名の通り形も味もレモンとキュウリの中間。皮は硬めなのでむいて使います。水に浸してもなかなかよし。よくスパでキュウリを浮かべた水が出てきますが,それより風味がよく,ただのレモン水よりマイルド。

サラダはよくスペインでお目にかかるスタイル。バターレタスのベッドにトマト,キュウリ、赤玉ねぎ,ツナ、ケイパーを散らし、ホワイトアスパラガスをのせて、さっぱりオイル&ビネガーのドレッシングで。
東海岸やコロラドに住む友人たちからは既に初雪の便りが届いています。それに比べてまだベランダでトマトがなっているカリフォルニアの気候はありがたいです。まあ、ここの物価や税金の高さはSunshine Taxも入っているからね、としばし冗談のネタにもなりますけれど。