2010年12月30日木曜日

Day 8 - 東京

無事成田に着きました。「帰国ラッシュが始まり混む成田」というニュース見出しを見ていたので心配していたけれどがらがらでした。朝は空いているようです。気温は出る前のアイルランドより低く、風も強くてかなり寒く感じました。

お風呂に肩までつかれば極楽ごくらく〜。

夕方は友人達といつもの蕎麦屋、吉田家へ。寒い中、店頭では年越しそばを売っています。

いつものおつまみとそば湯割りと楽しい会話。おそばは温かい山かけともりにしました。



Dannyはおろしそばが気に入ってお変わりを注文。削り節いりのおろし汁は辛みよりすっきりとした甘さが際立つおいしさです。
売り切れの多いそばしるこも残っていて、わらび餅はできたてでふるふる。

今年前半に腰の痛みに悩まされた母も外出を楽しめるようになっています。支えがある方が早く歩けるので外出時は腕を組みます。ほろ酔い加減の帰り道はO氏弟さんとDannyを両脇にご満悦。
お互い2011年の健康と幸せを祈ってそれぞれ家路につきました。

2010年12月29日水曜日

Dublin - London -Narita Day 7

ヒースローのラウンジで書いています。今朝は無事3時に起きて4時にタクシーに乗り空港へ。1週間前には雪景色だったとは信じられないくらい、いつもとかわらぬ暗くしっとりした風景が広がります。
Securityを抜け、お土産にスモークサーモンを買い、ブレックファストギネス。
DublinからLondonへの飛行時間は1時間10分。雲の上は朝焼けがきれいです。
一度荷物を受け取ってからターミナルを移動、再度チェックインをしてラウンジに落ち着きました。
ここ2年、Londonは通過するだけ。空港で触れるちょっとしたことが懐かしく感じられます。EnglishサンドイッチやWalkersのクッキー、そしてGin&Bitter lemon.



Bitter Lemonは甘いけれど苦みもあるレモンソーダ。のどを潤してからフェイシャルサービス。おっと、サテライトBへの移動は徒歩でとのアナウンスが入りました。去年も雨降る中階段での搭乗でした。もうすぐ東京!ではゲートへ向かいます。

Dublin Day 6

楽しい時間はことさら早くすぎてゆきます。あっという間に28日、ダブリン最後の日。時差は今になって徐々に解消しつつあります。いつもこのパターン。東周りは特にきついです。。。
雪はすっかり溶けて、晴れ間がのぞく暖かい日となりました。ママと買い物とランチに出かけました。プレゼントにいただいた商品券で普段にも着られるワンピースとちょっとおしゃれなワンピースを購入。
去年行ったパブはよるだけの営業にかわった模様。それが幸いしていいお店を見つけました。Roly Saulは300年の歴史があるThe Mill Houseという一軒家を改造したレストラン。ランチは2コースで20ユーロでした。
Seafood chawder
ママはロースト赤ピーマンとトマトのスープ。Dannyはチョリソー入りシーフードチャウダー、私はお店の名を冠したRoly Smokies. 薫製ハドックがホワイトソース和えがトマトとチーズをのせてグリルしてあります。スモークされた魚の味わいが何ともいえません。ご飯にのせてドリアにしたい!
パンもトマトパン、ヒマワリの種入りパンなど凝っていて前菜だけで味もボリュームもいうことなしです。
パブでFish&Chipsを食べるぞと意気込んでいたので、豆のマッシュ添え揚げタラ&チップスを。魚はジューシーで味がしっかりしていて、何より驚いたのはチップス!見かけはなんてことないのですが、今までの人生で一番おいしい揚げじゃがいもでした。

ママのグリルチキンパルマハム包みレモンソースも、Dannyのフィッシュパイもおいしそうでした。しかし誰もボリュームについていけず、1/3ほど食べて白旗でした。

夜は弟夫妻の家でディナー。もう何も食べられないと話していた私たちも出されたタイカレーのおいしさにびっくり。久々のご飯粒もうれしくいただきました。
食後はチーズ。弟の奥さんの出身地でDannyも家族で夏を過ごしていたWexsfordは、海もあり農産物も豊かな街。地元のソフトチーズ、St. KillianはSt. Andreのようなクリーミーで癖のないリッチなおいしさ。
Aged Chedderもこくと塩気がちょうどいいバランスでした。楽しいおしゃべりとチーズとワインの夕べは更けていきます。
名残惜しいけれど戻ってアラームを午前3時にセット。ロンドン行きフライトは午前6時20分です。

2010年12月28日火曜日

Dublin Day 5

無事到着できるかハラハラドキドキした大雪。40cmほど積もっていたのに、26日夜半からの風を伴った雨で庭では芝生がのぞいています。
雪だるまを作りたくてもパウダースノーで固まらず、湿気が出てきたら大きなのを作ろう、そしてSnow angel(雪に寝転がって手足を羽ばたくように動かし、雪に後をつけること)の写真も撮ろうと意気込みママにあきれられていた私たちはちょっとがっかり。
それでも雪が溶けてくれて街への移動は楽でした。道路もこの通り。

今回初めて気がついたのですが、アイルランドはポストも緑色!形は日本の古き良きポストと同じ円柱でかわいい。
街の目抜き通りGrafton Streetはセールでにぎわっていました。雪で閉じ込められていた人たちがこぞって待ちに繰り出した感じ。でも例年どこも一番にぎわうChristmas eveほどではありませんでした。

無駄な買い物はしない(予算的にできないってのもある)習慣が定着したので、街を歩いても時間があるんですね〜。買い物に心を奪われないとこれほど街歩きに余裕があるものかと自分でもびっくり。ダブリンはもともと小さな街なのでなおさらです。Dannyの母校Trinity Collegeの雪景色を撮りたかったのですが実現できずちょっと残念。

Marks & SpencerのFood Hallを冷やかしていたら、とてもかわいいパッケージのお茶を見つけました。売り切れフレーバーが多かったけれど、カモミールとその多数種を購入。日本へのお土産です。
これで空港でGravadluxを買えばばっちり。ママがもらって食べきれないというチーズもこっそりスーツケースに入れる予定です。
それから直前にもらったクリスマスカードのお返事に絵はがきも買いました。

ところでアイルランドの乳製品と卵のおいしさは格別でこちらに来る度に感動です。Dannyは毎朝full Irish breakfast. ラッシャーと呼ばれるベーコン、ソーセージ各種をグリルで焼いて炒り卵を添えて。
Before
After
毎日食べたら間違いなく心臓病予備軍ですが、年にこの時期だけならまあいいか。
私はベイクドビーンズというトマトソース煮の缶詰の豆がお気に入り。これは子供が好むメニューでオレンジ色のソースが毒々しいという人もいて、食通の人は決して食べないB級グルメ。着色料が入っているわけでもなし、食物繊維もタンパク質も豊富です。あきれながらも毎年ママが用意してくれています。お店では「年に一度アメリカから来る日本人の嫁がこれが好きなのよ〜」と言い訳しながら買っているのだろうか?

さて、街での一日に戻ります。言語オタクのDannyは毎日日本語の特訓をするうちに、母国語への情熱も目覚めてきたようで、アイルランド語の辞書、文法本、小説を購入。そしてカフェで一服。

 
1840年創業のBewleysは老舗カフェで雰囲気もなかなかですが、観光客でいつも込んでいるので、裏通りのお店へ。定番スイーツの一つであるというCaramel squareという超甘いクッキーとマキアートでお茶をしました。
ショートブレッドのようなさくさくクッキーの上にたっぷりとキャラメルが乗っていてその上をチョココーティングしてあるというもの。 普通の石けんくらいの大きさはあるこのケーキ、私は二口で降参したけどDannyは残りを完食。おそれいりました。

アイルランド語でHappy Christmasはノラック ショナ ドィッチ

のんびりバスで戻って夜は友人宅でのディナーへ。彼らとは去年日本で年末年始を過ごすまで、スペインバスク地方で一緒に年末年始を迎えていました。Dannyの中学高校時代の友人Dはバスク地方出身のEと結婚。彼女の故郷Zumaiaへの里帰りに私たちも3回合流しました。バスク地方は言葉も独特で、食文化も発達していています。Zumaiaは静かな海辺の街で人口は数千人。彼女と街を歩くとほぼすべての人々と挨拶を交わしていたのが印象的でした。

私は彼らのDublinの家に行くのは初めてです。二人の子供たちはおとなしく遊んでいて、我々は積もる話をゆっくりと。オリーブたっぷりのサラダ、すばらしくジューシーなサーモンのグリル、温野菜のディナーにおなかもあったまります。

持っていった1998 Faustino Iも食後にチョコレートと楽しみました。
帰りのタクシーの運転手さんは中国人。2月に日本に行くそうです。日本の気候をきかれたので、2月は一年で一番寒いよ〜といったら、ここ(今年の欧州)でトレーニング積んだから大丈夫!と自信満々でした。たしかに。東京でここまでどか雪は降らないだろうしね。