2018年4月15日日曜日

無事に1週間

先週末の興奮から始まった1週間、あっという間でした。急ぎの仕事は目白押しだけれど、水曜日は思い切ってサンフランシスコまで映画を観に行きました。

前は平日でも出かけるのを臆さなかったけれど、最近は仕事の進み具合が気になって、自分の予定は後回し。仕事している方が気分が落ち着くし。

気がつけば、自分の生活範囲は、仕事仕事仕事。通勤は片道徒歩7分なのに(だから?)朝9時〜夜9時まで会社にいるパターンが体に染み付いてた。家に帰ればすぐパジャマ。そんな日々を変えたくも、3月までは体調もすぐれずパターンに身をまかせる方が楽だった。

先週末の嬉しい刺激から、よりオンオフのバランスを取ろうと思えるようになり、隣の席の同僚がはなしてくれたサンフランシスコ映画祭展イベントに行ってきました。



小津安二郎監督のサイレント映画「大人の見る繪本 生まれてはみたけれど」が、オルタナティヴロックグループのライブと一緒に上演されるという面白いイベントです。会場は歴史あるカストロシアター。8時開演に6時半にでて間に合うか?途中大雨が降ったりしたけれど、春休み中もあってか無事間に合いました。

1937年の作品と、オルトロックのサウンドに違和感を覚えつつ、映像と音楽両方を楽しめました。バンドにはちょっと申し訳ない感じでしたね、薄暗いステージでの演奏だし、曲が終わるごとの拍手は控えめにしかできないし。

同僚とさよならして車に戻ろうとしたら、すぐ前に、別の同僚発見!彼とは当日3時間もミーティングで一緒だったので、笑ってしまいました。
夜のカストロ地区はまた違う趣。 
メガネ屋さんもオサレ! 

歩道に三島由紀夫のプラークを発見。雨上がりの空は街の光を反映して、幻想的。
時間はつくれるもの。こう話していた以前のボスを思い出し、都合のよい忙しさに埋もれないでいこうと思った貴重な夜でした。

2018年4月7日土曜日

懐かしい人たちとの1週間と、これでもかっ!というほど嬉しい朝

4月も1週間終了。第一四半期を振り返り、今期の目標、進め方、プラス急ぎの仕事をこなしてあっという間でした。

遡って先々週の週末は、18年来の友人が瞑想リトリートに行く前に泊まりに来てくれました。Rと知り合ったのはアメリカでの最初の職場のマーケティングチーム。私は展示会担当で、出展イベント決定、予算の配分、ブースデザイン/作成、現場の職人さんの管理など忙しく楽しく仕事してました。基本的に展示会内では梯子一段も登れないし、釘一本打てない、ガムテープ貼りもできません。各州でルールは若干異なれど、基本的に労働組合が強くて、彼らの仕事はがっちり守られているのです。すっごく時間をかけて仕事されて残業に引っ張られそうになるのを、ネゴするとか、結構苦労もしたな。その仕事も9.11でクライアントの数が減り、10月にはコーポレートマーケティング部門はR一人を残して全員リストラ。Rとは職場は変わっても、彼女が中西部に引っ越しても、頻繁に会えなくても、会えば距離を感じない大切な友人です。

話はそれますが、9.11の朝のことは今でもはっきり覚えています。いつもは現地で展示ブースに立つことが多いけれど、この日はワシントンDCとシカゴの2ヶ所でイベントがあったのでカリフォルニアに残っていました。東海岸時間に合わせて早起きする予定が、アラーム前に中継の映像を見て心配した友人がかけてきた電話で目が覚めました。テレビをつければあの映像。ビルが崩れ去る瞬間に混乱しつつ、オフィスへ。ワシントンDCのイベントは政府官庁向けで、会場はペンタゴンのすぐ近くでした。イベントは当然キャンセル、ビルは閉鎖され、事務局や現地スタッフとの連絡と今後の対応にあたふたしているうちに午前中終了。社内では一日中ラジオが鳴り、皆心ここにあらずだった。出張したスタッフがカリフォルニアに戻れたのは1週間後でした。

景気の見通しも立たない中、年末に向けての職探しは厳しいので、一旦日本に帰ることにしました。Rも感謝祭の休みを利用して日本にくることになり、Rと二人で東京中を歩いて、笑って、食べて楽しく気分転換できました。月島ではもんじゃを食べる前に銭湯に入ってみたり、レンタカーで伊豆の温泉旅館にも一泊したな。当時写真を見て思い出話をしたり、近場を歩いて楽しいひと時を過ごしました。
あの時より短いヘアスタイルになるとはびっくりだけど、彼女の笑顔はいつもぴっかぴか!
1週間のリトリートを終えて、ミズーリに帰る前にまた寄ってくれた彼女と日曜日はハイキング。緑萌える公園で、足元の草花を愛でながらのんびりと深呼吸しながら歩きました。



 
いつもはずんずん登る道だけれど、足元のグラデーションとあらゆる形に目を奪われました。

夕方の光と影は独特な雰囲気があります。水面に揺れる木がいい感じ。 コガモがあちこちで水に潜ってはぷくっと浮いてくる姿を見ていると、力がぬけるんだなあ。

翌月曜日は、7時出勤で仕事を片付けて午後は半休。Rが当時の会社のCEOとカフェで会う約束をしていたので、私もお邪魔しました。彼はその後も会社を数社興し、今は日本でも展開するモバイルアプリの会社を運営しています。

仕事は楽しかったし、リストラになったのはショックだったけれど、そのCEOが別会社を紹介してくれ、4ヶ月後には再就職できました。そこでは日本ビジネス拡大に関連する業務に関わることができて、多い時は一年に13回日本出張があったっけ。健康診断も、歯医者も、ヘアサロンも日本ってのが嬉しかった。週末は実家に顔を出せたし、忙しく楽しい8年間でした。会社が大手に買収され、その仕事は消えて無くなり、東京に戻るなら仕事はあると言われたけれど、当時の自分その選択肢はなかった。

カフェでは当時の同僚の話や、他の懐かしい話題で3人で盛り上がりました。やっぱり人との出会いはご縁。時が経っても縁ある人とはまたつながれる、というか、つながりは途絶えていなかったのだと実感。今回彼に、直接感謝の気持ちを伝えられたことに感謝です。
夕方にまた歩きに行きました。Windy Hillの名に恥じず風が強かったので、頂上までは行かずに中腹で引き返しました。
 
風が強い分、雲はひとところにとどまらず、空はどこまでも青く高く。
帰り道で鹿の親子が夕食中。いつもより近寄っても逃げずにこっちが驚いた。ウサギもあちこちに跳ね回ってました。早朝と夕方は動物たちと会う確率が高いです。乾燥した夏は蛇注意報が出たり、たまにマウンテンライオン注意なんてニュースもあるけど、基本的に一人で歩いても危険はありません。動物より毒草の方が要注意かな。それも長袖長パンツ、葉っぱの形に気をつけて触らなければ問題なし。

Rは火曜朝4時半に空港に向けて立ちました。伊豆で食べた出し巻き卵が美味しかったと聞いたので、朝4時起きでおにぎり弁当つくりました。そのあと眠れず当日は時差ぼけ気味だったけど、自然の中で友と過ごした時間から、たくさんの元気をもらいました。またね!

金曜日には高校留学時代の友人から、息子さんがカリフォルニアのバスケ名門校の奨学金をもらったので、今週末キャンパスに行くの!会える?というメッセージを受信。結局駆け足48時間の滞在で、今回は無理そうなので、今度ゆっくり会おうねと約束しました。

そして今朝、土曜日。朝SNSのメールボックスにフィルター送信箱があることに気づき、開けてみたら、なんと5年前の日付の中高時代の友人からメッセージを発見!まだ使ってることを祈りながら、もう日本の夜中だけど、返事を出して散歩に出かけました。
近所のガーデン、しばらく行かないうちに、春色満開!雨上がりの朝の土の香りも春の息吹そのもの。

 
ポピーの定番は、黄色、オレンジ、赤だけど、群青色のポピー初めて見た!土壌のミネラルの差なのかな?紫陽花も土によって色が変わると聞きます。
  
と思っていたら、ラベンダー色のツツジも見つけた!そして見上げるほど立派な満開のハナミズキの木も。水色とピンク。なんか心の特別なところに響く色コンビだな、私的に。
散歩途中、留学時代の友人からテキストとリクエストが届き、青空の下しばしSNS. 9人の子供と6人の孫がいるという彼女とは、バスケ部のチームメートでした。RとLの発音を根気よく教えてくれたり、ジョークを教えてくれたりで、彼女とはいつも大笑いしていた記憶しかありません。

リフレッシュして家に戻れば、深夜の日本から友人Yのチャットが!結局足掛け7時間チャットしてました。同窓会ページの幹事くんも早起きで、朝6時半にはグループメンバーが承認され、5年前の大同窓会の写真も見ることができました。Yは二人のお子さんを立派に育て上げて、同窓会以来はクラスメイトとも時々会っているそうです。みんなの写真やいろいろを送ってくれて、とっても盛り上がりました。結局彼女は貫徹で、私もお昼抜きでした。当時クラスを受け持っていた先生が今は校長先生、ある先生の退職祝いの写真、何人集まったの?という5年前の同窓会の集合写真。あ〜、メッセージを見逃していた自分、ばかばかばか!次回の大同窓会は7年後。すでに出席表明しましたw。今日1日で、xx年ワープしたみたい!

Yは私のブログも見つけてくれて、コメントを残してくれていました。それにはお返事したはずなのだけれど、なぜか届いていなくて。返信なし=私が故意に避けていると気に病んでたとは、本当に申し訳なかった。。。あんなに頻繁に帰っていた日本なのに、今年に限って帰る予定は今のところなし。でももう大丈夫、いつか絶対会えると信じている。
会える日を心から楽しみにしてます。それまでお互い元気でいようね!