2010年1月25日月曜日

年末年始旅行記 Day 16 七福神めぐりと東銀座

お昼にダニーを送り出してから、七福神めぐりウォーキングツアーに参加するために母と池上駅へ。母は毎年参加しており、今年はいつもご一緒するお友達のほかに私と叔母も参加しました。暖かい日でのんびり歩いても寒さは感じません。
地元町内会の方がボランティアで先導してくれ、7つの神様を巡ります。ある程度の人数が揃ったら出発する仕組みで、私たちは第一陣12名ほどのグループでした。
まず布袋尊の曹禅寺へ。布袋様は福徳、円満、忍耐の神様。境内には東京大空襲で亡くなった方々の冥福を祈って平和観音も建立されています。
続いて微妙庵(みみょうあん)で毘沙門天にお参り。以降と財宝授与の神様。厳しい時代ぜひ恩恵に被りたいもの。色紙にスタンプを押す皆さんの顔も心持ち真剣?



馬頭観音堂は大黒天、米俵を持った台所の神様です。細い階段を上るとそこだけ時間が止まったような空間がありました。
厳定院(ごんじょういん)は弁財天が安置されています。芸術、弁舌、才知、財宝を司る七福神では唯一の女性人神。1536年にできた寺院だそうです。
本成院(ほんじょういん)は福禄寿のお寺。池上本門寺総門前の参道にあります。その名の通り幸福と高禄と成就を授けてくれる神様。ありがたやありがたや。今年もよろしくお願いします。
ここで一息。途中にある区民センターのようなところで休憩を取り、屋上から景色を楽しんでそのまま本門寺と同じ高さにある妙見堂へ。
ここは樹老人がお祀りされています。樹老人は木下で修行僧に長寿と学の教えと説いた神様。
最後は養源寺の恵比寿尊へ。恵比寿様は商業と漁業の反映、家庭円満の福の神。このお寺は1648年にでき徳川八代将軍芳綱が鷹狩り時に食事をとった場所でもあるそうです。寒桜が咲いていました。熱いほうじ茶をいただいて乾いたのどが潤います。
七福神巡りの色紙
自分の生活拠点から8千キロ離れた場所で、数世紀前に建立した寺院を、戦争体験者である母と21世紀の晴れた日に巡る。多くの想いがいろいろな方向へ馳せていく午後でした。
帰りに本門寺近くの老舗そば屋千歳屋でビールとおそばで一息ついて帰ってきました。
レトロな雰囲気の池上駅
ひとくち稲荷をお土産に  わさび菜いり、ごま入り、丸いのは柔らかいたこ入り。お好みでマヨネーズをつけて
夜は友人と東銀座で会食。歌舞伎座を超えて昭和通り方面へ行くと一気に下町っぽさが色濃くなります。友人行きつけのお値段も手頃で美味しいろばた焼きいろり家で楽しい時間を過ごしました。皆O氏との仕事を通して出会い、今ではかけがえのない友人となった人たち。彼がいなかったら出会うこともなかったねと話しながら旬の野菜や魚の炭火焼きを堪能しました。丸ごと焼いたにんにくやあま〜いネギ、ししゃもやイカ、とにかくどれも新鮮で素材の味がしっかりしました。
時間をかけて焼いたにんにく 自家製味噌のレシピももらっちゃいました
肉が苦手な私はパスですが、みんな大絶賛の牛刺しと外はこんがり中はジューシーな焼きネギ
これはあぶり大根 歯ごたえと甘みが絶妙
イカもおいしい!ゲソ好きのMさん、大感激
これからも楽しく元気に行こうね!
皆O氏との仕事を通して出会い、今ではかけがえのない友人となった人たち。彼がいなかったら出会うこともなかったねと話しながら夜は更けていきました。

2010年1月24日日曜日

年末年始旅行記 Day 15, 16

今年は4日からほとんどの会社が始動します。不景気の折か初出勤日はそろって初詣に出かける人たちも多かったそうです。 予定ではアメリカのご近所さんで同時期に里帰りしているTさん夫妻と日帰りで温泉に行こうと話していたのですが、ダニーの具合が今ひとつなので近場のお出かけに変更しました。横浜までは電車で20分。さっと行ってさっと帰って来れる距離です。横浜にはダニーが気に入っているお好み焼き/もんじゃ焼きのお店があり、今日のお目当てはそこ!
駅ビルのレストラン街にある「楽楽」は一見普通のお好み焼き屋さんですが、マスターに焼いてもらうともんじゃもお好み焼きもとってもおいしいのです。毎年4月ダニーが出張にくる度に立ち寄っているので顔なじみです。

桜えびのもんじゃとシーフードお好み焼きを。桜えびはぷりっぷり!

お好み焼きは関西風なので具は別に焼いて、キャベツを混ぜて焼いた生地にサンドイッチします。




コツは焦らず、鉄板に押し付けず、表面にいくつか穴をあけてじっくり熱を通すこと。いつも見とれる手さばきです。アメリカでは一番流通している粉が中力粉なので、どうしても生地が硬くなりがち。家とは違うプロの味を堪能しました。
食事の後は大好きな富澤商店へ。いまでは多くのデパ地下を始め多くの店舗を構えていますが昔は小売りは通販のみの扱いでした。ここで上用粉や山芋パウダーなどの和菓子材料を仕入れていました。レンズ豆など当時珍しかった食材も問い合わせれば必ず手に入ったものです。今回もおまんじゅうの材料や晒あん、無添加スープのもと、糸とうがらしやにがりなどを仕入れました。
夜はいとこも交えて最後の夕食。初めてのお正月の印象はすこぶる良かったダニーでした。


翌日一足早くダニーは帰路へ。母と私は池上七福神巡りへ出かけたのでした。
つづく

年末年始旅行記 Day 12-14 三が日

明けましておめでとうございます。今年も平和で笑顔にみちた一年になりますように。朝9時に揃って挨拶のあと、お屠蘇で乾杯。みりんだけでは甘過ぎますが、途中日本酒を加えたお屠蘇は香草のすっきりした飲み口でダニーも気に入っていました。


今年は鎌倉ひさご亭から取り寄せたおせち料理が並んでいます。事前にカタログを送られて選んで!と言われていた私たちですが、余の種類の多さに降参、結局おまかせでした。

どの素材も国産でどこで穫れた有機栽培のなんとかとメニューにあり、食材に関心の高い世相を反映しています。アワビの酒蒸しや伊勢エビなども入っていてダニーの目はキラキラ!アワビやニシンの酢漬け、ローストビーフはもちろん、煮貝やごまめ、昆布巻きまですべて挑戦して美味しいと言っていました。そして種類の違う伊達巻きも、こっちの方が美味しいとしっかり老舗の味を判定。やっぱりあなたは前世日本人?
お雑煮は昆布とカツオだしでさっぱりと。ささみ、小松菜、かまぼこに結び三つ葉とゆずをのせて。お餅は頂いた手作りものです。
午後には兄や姉がお茶を飲みにやってきました。みな母の家の側に住んでいて、父亡き後も何かと母を尋ねてくれるので感謝しています。。皆それぞれの子供を家に迎える立場なのでここ数年は挨拶だけで帰ります。物心ついた頃に既にすぐ上の兄が大学生でしたが、その兄も先月おじいちゃんになったそう。年下の姪に男の子が生まれて今実家に居るそうです。家が近所なのでダニーと私も挨拶に連れて行ってもらいました。生後2ヶ月にならない赤ちゃん!力強く育ってほしいものです。

2日もよい天気。朝晩はさすがに冷えて裏庭一面にがしがしと踏みごたえある立派な霜柱がおりていました。そういえば霜が降りた土の上を歩くなんて久しぶり。裏の空き地にはいつの間にか母がちょっとした畑を作っていて楽しんでいます。家で穫れた大根は辛みがありなかなかでした。春はふきのとうが出るそうです。ダニーはカニ切りに大忙し。


かに、おいしかった〜
この日は叔母一家の訪問を受けました。母方の末の妹である叔母は相談相手として心強い味方。2年前の夏も母に付き添ってアメリカに遊びにきてくれました。その彼女の息子、一番下のいとこにも赤ちゃん誕生。踏まれても強くと名付けられた麦乃ちゃん。

昨日生後2ヶ月の赤ちゃんを抱いたばかりだからか、とってもたくましく感じられました。この日も12人が狭い部屋に集まって、飲んで食べて笑ってにぎやかに過ごしました。

新年3日目。初詣は明治神宮にしようか、川崎大師にしようかと考えていましたが、初詣客でごった返す映像をテレビで見たダニーは尻込みしています。まだ本調子でない彼が出先で気分が悪くなっても困るので、行き先は徒歩五分の浅間神社に変更。お参りする心は同じです。


料理好きのアメリカ人友人に頼まれた買い物をしに東急ハンズへ。写真まで送ってきてくれたのですが残念ながら在庫切れでした。Krispy Kremeの前には相変わらず列ができていました。

夕方は11月にはうちにも遊びにきてくれたYちゃんのお家へお呼ばれ。何もないといいつつ、おいしい料理が出てくる、出てくる!

ワイン通の彼女と私たちは各自一本ずつ空けたあと、駅近くのボーリング場へ。ダニーは生まれて初めてといいつつストライク!


3ゲームやってご機嫌で帰りました。Yちゃんは翌日からお仕事ご苦労様です。ダニーは右膝に大きな青あざをこしらえていました。う〜ん、写真で見ると納得。。。