金曜にフェニックスへ飛びました。朝の国内線ターミナルは静かで、アートを楽しむ余裕もありました。水玉模様の靴&お花の彫刻は、日本人アーティスト草間彌生さんの作品です。香川県の直島にある作品「かぼちゃ」は写真で知っていたけれど、本物の作品を見るのは初めて。幼い頃から悩まされた幻覚や幻聴を作品にしてきたアーティストのシンボルともいえる水玉モティーフは、その幻覚幻聴から作品を守るためだそう。今回調べてみて初めて知りました。
フェニックスまでは2時間弱で、揺れもなくスムースなフライトでした。8月末でもまだまだ暑い!
隣の席の人が「フェニックスは暑いよ〜、本当に参るよ、大丈夫?」と話しかけてくれ、セドナに行くと話したら「それは大正解!北に行けば過ごしやすいよ」と安心してくれホッとしました。確かに飛行機を降りると即座に風の違いを感じました。鼻の穴を通る空気がドライサウナのようなヒートなんです。レンタカーで一路セドナへ。一番暑い時間を移動にあてるよう計算しておきました。起伏のある道路の両脇には、これぞサボテンというイメージ(ちょっと埴輪チックの?)のサボテンが砂色の山肌にたくさん生えています。途中かなり激しいスコールが降ったけれど、2時間後にセドナに着く頃には爽やかな青空が広がっていました。
セドナは赤い岩肌が印象的なの山々に囲まれたアートも盛んな街です。私はかなり前に一度、グランドキャニオンへ行く途中に立ち寄ったことがあるだけなのに、今回なぜか懐かしい感じを覚えました。ダニーは初めて。気温はさほど高くないけれど日差しは結構強いものがありました。
ホテルにチェックインして、まずは腹ごしらえと美味しいと評判のタマリを食べに行きました。タマリとはトウモロコシの粉を練って具を包み、トウモロコシの葉で包んで蒸し上げるメキシコ版ちまきです。上にはソース、サルサ、チーズ、サワークリームを乗せて。大満足のボリュームとお味でした。
スコールがいつまたくるかわからないので、ドライブをかねてボルテックスの目当ての一つであるベルロックまで行ってみました。青空に映える赤い岩肌!ずんずん登りたいと心ははやるものの、熱中症要注意のダニーと一緒なので慎重に行きました。所々で瞑想している人もいました。ロックごとにパワーの種類が違うと言われています。
ちょうど友人がセドナを訪れたばかりで、カテドラルロックには登って!とのことだったので、行ってみました。写真ではスケールが読めないけれど、遠くからも圧倒的な存在感を誇る岩柱群です。
かなりの高さがある岩山にダニーはおののいていましたが、登ってみると結構登りやすい。しかし、そう思って進むと、かなり角度のある岩の割れ目を登る箇所もあり、変化に富んでいます。
途中雲が出たのが幸いして、暑さと標高の高さで息切れが激しかったダニーも頂上まで登ることができました。頂上からは遠くの雨雲も見えます。下山途中では綺麗な二重の虹がお目見え!
これには感動しました。
今回、360度の動画&写真を撮影できるカメラを買ったので早速試し撮り。三脚を立てて撮ると、くるっと一周の景色が綺麗に写っていました。
帰り際に岩に食い込むように立てられた教会を外から見学しました。
ホテルに帰ると夜の帳が落ち始めています。スコールがあったようで、屋上テラスには水が溜まっていました。
仕事三昧の毎日から急にペースが変わって、異次元に迷い込んだかのような不思議な感じの夜でした。翌朝はエアポートメサという人気ボルテックスで日の出を見る予定で、アラームを5時に設定しました。さて、起きられるか?
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