母の病状を知り成田に着いたのが5/30でした。どのような日々がどのくらいあるのかわからない。まあ、これは何も去年だけでなくいつでもそうなのではありますが。不安いっぱいの心を悟られない様病室に入った瞬間をはっきり覚えています。
いまも母が行きていた頃とその後という線引ははっきりしたまま。あっというまに時間が経つとは思っていたし、来月の帰国日程も決まりました。まだ決めなくてはならない事や事務処理も残っています。こちらに戻って4ヶ月、仕事を始めて丸2ヶ月経ちました。仕事に逃げている自分を認めながらやり過ごしている毎日。今はその流れに逆らわないことにきめています。無理してもいい事はないと本能で反応しているというか。現に先週からひどい風邪で体は正直です。咳が止まらず、何を食べても味がしない。風邪=自分にあう免疫カクテル製造中、と気合いを入れ、食欲ないのはプチダイエットだ〜とポジティブに考えるしかない!
日本は6/27-7/9まで。仕事の忙しいタイミングにぶつかってしまいますが、プロジェクト開始前に伝えてあったので仕方なし。ダニーも一緒なので、またレイルパスで旅行する予定です。
5月に入って日本は夏日が多かったり、台風が来たり、はたまた火山が噴火したり。母とよく出かけた箱根山も心配でニュースに気をつけていました。ある意味人口密度の低い場所でガス抜きが始まって無事避難もされたようで不幸中の幸いか。避難民の方が早くお家に戻れますように。こちらはここ数週間曇り空が続いて、毎朝ロンドンを思い出す天気が続いています。水不足で新たに節水基準も厳しくなり、庭の薔薇たちは今ひとつ元気なさげ。それでも毎日目が覚めて咳しながらも仕事を続けていられることはありがたい。病欠を一日もとった事がなかったという母のすごさを今一度考える土曜日の朝です。
大切な人が居た時と大切な人が居なくなった日からは、見るもの感じるものが違っているよね。今日、おかあさんの木という映画の予告編をたまたま目にして「当たり前の日々が宝物になる」って言ってて、涙が出ました。きっと前なら平気だったんだと思うけど、大切な人が居ないという事はこういう事なんだなぁって思いました。おねーちゃんの言う線引きがすごくわかるなぁって思いました。
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