お茶を召し上がれ、というただそれだけの言葉。
きっさこ、と読むこのことばとは本の中で出会いました。
お茶好きの私として、とても気に入っている言葉です。
私は今まで、お茶を一緒に飲みたい人=話をしたい人(好きな人)と、無意識の内に位置づけていました。しかし、喫茶去とは、「嫌いな人にも一杯のお茶を差し出せる余裕」と紹介されています。儀式でもなく、健康やのどの渇きのためでもなく、ただ「さあ、お茶をどうぞ」というこころ。目指したい境地です。
茶の湯とはただ湯を沸かして茶を立てて飲むばかりなる本を知るべし 千利休
お薦め本:
書名: ほっとする禅語 70
著者: 渡會正純・石飛博光
発行所: 株式会社 二玄社
禅語はもとより、石飛博光さんの書に心が和む一冊です。
0 件のコメント:
コメントを投稿