2009年3月6日金曜日

ティータイム

「喫茶去」の話が出たところで、お茶のお話。
お茶は何でも大好きです。お抹茶、緑茶、番茶にそば茶。日本茶だけでもいろいろな種類があり、その時々の気分で飲み分けています。柿の葉茶もいいし、麦茶の温かいのも美味しい。ハーブティのティーバックも常備して、夏は冷たくして冷蔵庫に入れます。お酒を飲まないゲストを招いてのディナーにも、アイスハーブティが彩りを添えてくれます。

イギリスに暮らしていたときに出会った、とびっきりのお気に入りは、Fortnum & MasonnのRose Pouchongです。紅茶にバラの花びらの、甘いというより清々しい香りが素敵です。年末にロンドンで定番Earl GrayとPeach Teaとともに仕入れてきました。缶のデザインは昔のグリーンからシルバーに変わっていました。F&Mとともに人気のあるWhittardでは、お気に入りのMango/Peachの紅茶がなくなっていてちょっとがっかりしました。

でも最近、お気に入りに新しいフレーバーが加わりました。テキサスはオースティンの友人宅で出会ったルイボス・ティーです。地元のお店、Tea Embassyには、紅茶、緑茶、中国茶、ハーブティが200種以上あります。茶葉の種類も豊富ですが、彼らの売りは、ユニークなフレーバーティ。Kyoto Cherry Rose Senchaなどというものもありました。どれにしようか迷ってしまいますが、試飲もできるし、大きな缶を開けて茶葉を見せてくれたり、香りを楽しませてもくれます。




店内はティーポットやカップ、優れものの茶漉しなどお茶を楽しむ道具で飾られて、さながら小さなミュージアムのよう。鉄瓶や茶せん、茶杓もありました。

そういえば以前、日本からのお客様のお土産で、伊藤園のT.Pi.Oというショップの桜の花びらが入った番茶をいただきました。丁度よい量で、飲みやすく、ギフトにもぴったり!アメリカ人の同僚も初めての味だと喜んでいました。

この日は二人とも鼻がぐずっていたので、ジンジャーティ(といっても葉っぱなし、乾燥したしょうがを煮出したもの)と、ルイボスティー数種類を試しました。


そして、家に連れ帰ったのが、レモン・シフォン、クリエイティビティ、オアシスの3つのフレーバー・ルイボスティ。ルイボスとは、南アフリカの一部に自生するブッシュで、その葉っぱは針のように細く、乾燥したものが健康茶として古くから愛飲されているそうです。淹れると透明な赤っぽい色のお茶になります。カフェインなし、タンニンもすくなく、効酸化作用があるとされています。

健康食品店で見つけて、日本でも飲んでいましたが、フレーバー物は初めて。友人宅で飲んだレモン・シフォンは、どうしたらこんなクリーミィなレモン味がするの?とびっくりするおいしさ。クリーミィレモン味のお茶?と思われるかもしれませんが、なかなかどうして、お茶だけでちょっとしたデザート気分を味わえるくらいリッチな味わいです。マリーゴールドの花びらやレモングラスも入っていて、茶葉なのに、袋を開けるとクッキー缶を開けたときのような香りが辺りに広がります。小腹がすいて、甘いものが欲しくなったときの助っ人としても大活躍(笑)。

                 レモンシフォン

クリエイティビティは、カルダモン、レモングラスのほかに、乾燥させたりんご、レモンやオレンジの皮、バジル、パプリカなどがはいって、すっきりとした味わい。その名の通り、創造力を目覚めさせてくれるような、リフレッシュした気分になります。コンピューターの前で目がしょぼしょぼしてきたら、このお茶をいれて一息入ます。                  クリエイティビティ

オアシスはオレンジ、ストロベリー、ピーチ、ひまわりの花びら入り。果樹園やお花畑の香りがカップから広がります。                 オアシス

カフェインなしなので、夜寝る前も楽しめて、効酸化作用もあるとなれば嬉しい限り。

お茶を入れてそのお茶を味わう。それは私にとって、いまここを楽しむ嬉しい時間です。

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