2015年8月13日木曜日

日本 2015 梅雨 - Day 4 金沢

またまた時間が開きましたが、6/31から7/6の新幹線の旅を振り返っていきます。

広島方面は数日前から大雨。予報は引き続き雨で天は旅程変更に味方してくれました。
東京駅での最初のミッションは駅弁を買うこと!
 
 6:16発まで余裕です。
北陸新幹線、かがやき501、定刻出発
 
スーツケースも棚にのせられ快適です。
ダニーは深川弁当。アサリご飯に焼き穴子。 私のはちょっとしらすが乾燥してたけど、よく噛めば甘みと旨みが広がります。
干ばつのカリフォルニアと比べると、なんと緑が深いことか。日本は本当に水に恵まれていますね。
8:46am, 金沢到着。「まれ」の舞台、能登までは行けないけど、駅前も賑わってます!
案内所で情報を仕入れて、ロッカーに荷物を入れて目指すは兼六園。観光地金沢は観光周遊バスも二種類走っていて、どれに乗っていいのやら戸惑いました。朝のラッシュアワーもどきでもあったので、結局地元の人たちが通勤通学に使う路線バスで兼六園まで行きました。
 
日本三名園に数えられる兼六園、名前の由来は優れた景観の代名詞である「六勝」- 宏大、幽邃、人力、蒼古、水泉、眺望 - を兼ね備えているからだそう。

確かに宏大さを生かしつつも静寂さをたたえ、人の手が入りながら古びた趣を欠くこともなく、水豊かな風景が眺望を遮ることもない。1676年までに遡る歴史を経て今の姿になったのですね。
日本一古い噴水。池からの高低差のみで水が上がる仕組みです。
時雨亭でお茶とお菓子をいただくのを楽しみにしていました。

 
お菓子は季節毎に変わり、6/30は丁度切り替わる最後の日。庭園入場券は二日間有効なので、翌日7/1に、また違うお菓子をいただきに来ます!
涼やかな甘さの上品なあんを包んだ煉りきり。藤のグラデーションも涼しげですね。
貸し切り状態の空間で、耳を澄ませば自然のささやきが静寂にとけ込み、時に水鳥が飛び立つ音が獅子おどしのように感覚をリセットしてくれます。
廊下を渡れば入縁に囲まれた落ち着いたお座敷があります。パノラマはダニー撮影。
ここはどこでいつの時代?と自分に問いかけたくなる空間でした。

金沢では、「弁当忘れても傘忘れるな」と言われるほど雨が多く、それも急に降ってくることが多いそうです。その恵みがこれだけの豊かな緑の源でもあるのでしょう。
成巽閣 (せいそんかく) へは園内から入ることができます。前田家13代目が母上の隠居のために立てた御殿は、細部への装飾も美しく、広い階段が珍しい二階建てでした。館内は屋外へ向けて以外撮影禁止でしたが、二階の窓から間近にみた杮葺屋根は美しかった。
9間半に渡る広縁は間に柱をいれずに支えられていて、 庭の景色が遮られることなく臨めるようになっています。

散策を終えて金沢21世紀美術館へ。
公園のような美術館を目指しているだけあって、街の中心に位置していても、採光も十分で素敵な建物です。

丁度お昼時だったのでカフェレストランに行ってみました。
前菜ビュッフェ&パスタランチ、ドリンク付きで2000円!色とりどりの地元野菜も沢山使われていました。
蒸し暑い中を歩いてきたので、明るいけれど店内の涼しさに、体がよろこんでいるのがわかります。

常設展だけでいいかな〜と思っていたけれど、せっかくだから特別展も見ようというダニー
そのお陰で大好きな映像作家、束芋さんの展示を見ることができました!
彼女の織りなす不思議な映像の世界はいつも引き込まれます。作品に向き合う自分の、その時々の心境や立ち位値で、知らなかった自分に気付かせられるというか。今回の作品はモノクロのちょっとマグリット風の映像で、静かな波の音とともに、私を夏の北陸から全く違う世界へ誘ってくれました。
こちらで有名なのが「スイミング・プール」。アルゼンチンのアーティスト、レアンドロ エルリッヒの作品です。上から見下ろすとプールなのに水は表面10センチに張られているだけで、下の空間に入ることができます。
 
上から見下ろし、下から見上げる。どちらからも新鮮な驚きと込み上げる笑いが楽しめる作品でした。


 お腹も知的好奇心も大満足。又、街中に繰り出します。



歴史ある建物を巡りながら、水音に誘われて行けば、勢いよく流れ落ちる滝がありました。雨が多いんだなあと思いながら降りて行くと、水力発電用の水路でした!
 

見事な竹薮を抜ける遊歩道を抜けて、鈴木大拙館へ。今回、目的地を金沢に変更して下調べを始めて、一番に行ってみたいと思った場所でした。



 



80歳後半も海外で公演、90歳を過ぎても英訳を手がけていた哲学者の軌跡への興味はもちろん、空間そのものが何とも心地よく去りがたい場所でした。
駅まで戻り当日の宿、彩の庭ホテルへ。
行きはさっと通り過ぎたけど、金沢駅はなかなかデザインも優れた素敵な駅です。
何気なく選んだホテルでしたが、今年3月オープンとあって設備も快適で居心地いい場所でした。


部屋以外でも、中庭や外庭を臨むラウンジエリアで開放的な雰囲気で寛ぐことができます。

一休みして片町へ。金沢の繁華街です。といっても人口密度が高い都市の繁華街とは比較にならないほどこぢんまりしていて、ゆったりした気分でいられます。
会社の旅行で金沢を訪れたばかりの従兄弟から勧められた川端鮮魚店へ。 片町交差点から直ぐです。
お店にはいろいろルールがあるようで、まずは案内をよく読むところから。
注文は自分で書いて注文箱へ。「練習不足だから。。」と言いつつ、しっかり最初のオーダーを書くダニー。よく見るとジョッキのジがツなんで笑いをかみ殺すのに苦労しました(笑)。
 
空いたジョッキやお皿はまとめて下げるのでこちらかは声をかけないこと、こんな張り紙もありました。セッティングはこんな感じだけど結構座りやすい。バケツは炭火焼で焼いた海産物の殻入れ。
地野菜の金時草はおひたしで。おいしかった〜
鮮魚店を名乗るだけあって新鮮!鯵好きのダニーはお刺身に大満足でした。
何だったか。。。地野菜のかき揚げにいか団子。ぷりぷり団子、美味しかったです。  
お品書きの縦書きを真似しなくてもいいんだけど。この注文表をみたお姉さんがクスリと笑うのを私は見逃しませんでした〜。ちっちゃい字がツボにはまったか?
〆はのどぐろ。焼き加減が絶妙でした。
他にも興味あるメニューはたくさんあったけど、もう一件行きたい居酒屋さん目指して夜は続きます。
 
いたる本店 はカウンターも席も大賑わいでしたが、運良く数分待ちで入れました。
加賀野菜のサラダ。ここにも金時草が入ってました。

白海老の唐揚げはぷりぷりしてて、ちょうどいい塩加減が海老の身の甘さ&風味を引き立てます。
燗あがりの天狗山廃純米はコクと旨みたっぷり。期間限定の純米吟醸をゆっくり楽しんで。。。
デザートは加賀棒茶のクリームブリュレ。これがすっごくおいしくて、デザートは基本的に食べないダニーが半分きっかり食べて、それでもまだ物欲しそうな顔 (笑) してたくらいでした。
落ち着いた漆黒が深さを増す時間帯にさしかかり、いい感じの路地を歩けば、都会の喧噪とは違う、そこここで人々が夜を楽しんでいる気配が静かに感じられます。
行きにダニーがアイリッシュウイスキーを置くバーに目を付けていました。
といっても、食後の一杯にいただいたのは日本のウイスキー。最近は海外でも日本のウイスキーが注目されています。若いマスターは、英語は話せないけれど、翻訳アプリで海外からのお客さんと話すのが楽しいと言っていました。
 
11時半、人影も殆どない駅を抜けて、タクシーでホテルへ。一日を振り返ると、朝東京を出てから、いい意味でとても遠くに来たような気がしました。  
戻ればロビーで、アイルランドの国旗が出迎えてくれました。 

風呂上がりにはラウンジで本を読むもよし、マッサージチェアでこりをほぐすもよし。
各部屋の入り口横には、ちょっとした展示ケースが並んでいて、地元アーティストの作品を中心として、生活の中にも使えそうな美術工芸品が展示されていました。
昼は自然光、夜はデザインされた光に映えるそれらの作品を鑑賞しながら、初日の金沢、これにて終了。 

4 件のコメント:

  1. 金沢に何回か行ったことがあるけど。。。こんなに素晴らしい金沢は、知らなかった。さすがおねーちゃん。金沢の良さがいっぱい詰まってる(^-^)

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    1. さとは、札幌といい金沢といい今のご実家といい、素敵な故郷がたくさんあって幸せだね。金沢、季節毎に行ってみたい素敵な街ですね。

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  2. 素敵な写真の掲載、どうも有難うございます。読んでて故郷が凄く懐かしくなりました。本多の森公園(歴史博物館の隣)は私の一番のお気に入りの場所です!

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    1. 希さん、コメントありがとうございます!こんな素敵な街がふるさとなんてうらやましい限りです。どこも落ち着いていて心安らぎました。

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