2015年8月29日土曜日

日本2015 梅雨 - Day 6 松島/仙台

7月2日は母の祥月命日でした。爽やかな朝、引き続き東北地方は快晴に恵まれるそうです。去年、病室では朝ご飯に鯖の塩焼きと納豆など母と私の好物が並びました。もう食べられないのはわかっていたけれど美味しそうだよ、と声をかけると眠っていた母が薄く目を開いて「あなた食べなさい」と言ったような気がしました。時差ぼけのような頭と体で食欲があるのかないのかもわからない。でもしっかりいただきました。
レストランは7時からですが、聞いてみたら6時半にラウンジに用意してくれるとのこと、ありがたいサービスです。お庭を眺めつやつやご飯を食べながら、母の居ないさみしさと一日が始まったことへの感謝が入り交じった朝でした。
梅雨の真っただ中とは思えない晴れ空!金沢は魅力に満ちた町でした。
7時丁度発、東京行きの新幹線で大宮へ向かいます。
根っからプログラマーのダニーは、大宮までの間で新幹線のスピードをリアルタイムで表示するプログラムを作ってご満悦。いや〜、GPSの青点が移動するのが早いこと!
今日から日曜までは友人Yちゃんも一緒です。昨年11月、三泊四日で彼女の里帰りについて行きました(その模様はこちら)。とても楽しい旅行だったのでいつかダニーも一緒にと思っていたのがこんなに早く実現するなんて嬉しい限りです。木、金と休みを取ってくれたYちゃん、ありがとう。彼女が東京から乗ってくる東北新幹線に乗り継いで一緒に仙台へ向かいます。
日本三景を訪れるのにこれ以上ふさわしいお天気があるでしょうか、梅雨なのに!?
荷物を預けてローカル線乗り場へ。 全ては予定通りで、目指すは本塩釜駅のお寿司屋さんです。
 
久々にガタゴト横揺れする電車に乗った(笑)

お目当てのお寿司屋さんは定休日だったのですが、ここも美味しかったあ。 ダニーは穴子丼とお刺身。ビールでYちゃんと三人で乾杯。
 
ハッピーなお腹を抱えて、港まで歩きます。周辺はまだ復興工事が盛んに行われていました。
 
4年と4ヶ月。 忘れない。

  
母が何度か足を運んだ日本三景、松島。こんな形で来るとは思いもよらなかったけれど。

大小260あまりの島々が浮かぶ湾の水深は10m余り、これは過去からの自信で地盤沈下が進んだ結果だとか。侵食されやすい地盤にあった山の山頂が今は島に見えるのですね。
全ての島には名前がついているそうです。

 
橋を渡っててくてくお散歩。緑が、風が、心地よい。


五大堂へはすかし橋を渡って行きます。 その名の通り、橋桁が透いていて、海が見えます。気を引き締めるためにこういう造りとなったそう。ご本尊の開帳は33年毎です。



国宝瑞巌寺(ずいがんじ)は臨済宗のお寺で開創の歴史は平安初期に遡ります。参道は津波で受けたダメージのため工事中でした。迂回路を通ってまず目に入ったのは、松島湾で捕れた鰻を供養する鰻塚。かなりな大きさで迫力ありました。

かなり歩いて時間も押していたので、境内には入りませんでした。暑さと昼間のビールでちょっと疲れてきたのもあるし(苦笑)。
Yちゃんとダニーは名物牛タンを美味しそうに食べていました。私はずんだソフトクリーム。おいしかった〜。
帰りは松島海岸駅から仙台へ。レトロなデザインが素敵です。

金沢でのんびり二日間過ごしたからか、仙台の人の多さにびっくりしました。東北一の都会ではありますが。ホテルにチェックインしてYちゃんが買ってきたスパークリングワインで乾杯して、夜のプランを立てます。

明日も晴れを思わせるきれいな夕焼け空の下、繁華街に繰り出しました。友人たちからのおすすめ情報もあったのですが、明日も予定びっしりなので徒歩圏内でのご飯にしました。
ここで初体験したのは海鞘(ほや)!旬とあって、食べてみることにしました。ちなみに海鞘を英語ではシーパイナップルと言います。ナマコはシーキューカンバーだしね。こうしてカタカナで書くとなんか日本人が冗談でつけたっぽい名前に見えませんか?
そしてダニーは突き出しにでてきたセンマイにも挑戦。好んでは食べないけれど、たべられるよと完食。Yちゃんと私はカツオにしてもらいました。
地酒が美味しかった。メモ帳がまだ行方不明で銘柄がわからない。。。
海鞘はやっぱりちょっと生臭くってはじめまして、ごちそうさま、以上って感じでした。

二軒目でもそれぞれ好きなものをいろいろと。Yちゃんは生、ダニーは焼牡蠣、私は海老だしラーメン。ポーチドエッグとよくあいました。
ホテルの最上階にはお風呂があって、そこでゆっくり疲れをほぐし、お風呂の後は音楽をかけながらスパークリングワイン再び。大好きな人たちと過ごせた母の命日でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿