お風呂で疲れを流したお陰ですっきりした目覚めでした。本日も晴天なり。しかし日本ではどこで何を食べても種類は豊富でお味もいい、あらためて驚きです。そしてホテルも他国の大都市と比べるとスペースは狭めでも断然お得感が高いと思います。
仙台駅でずんだ餅と銘菓 萩の月を仕入れて、いざ八戸へ。
また来れた、八戸!懐かしさが込み上げます。
車を借りて一路、奥入瀬/十和田湖へ。助手席はナビ&音楽担当のYちゃん、ダニーは後部座席で日本語の勉強に精がでます。Yちゃんのご両親は外国人と初対面と聞いて、ちょっと緊張&会話する努力をせねばと奮起していました。
渋滞もなく青い空と緑の田んぼに挟まれて、爽やかな風を感じながらのドライブは最高です。金曜日だから既に混んでいるかと思いきや静かです。明朝始発に乗る予定だった遊覧船ですが、丁度出発時刻に子の口に着いたし、天気が素晴らしくいいので乗ることにしました。 車は休屋まで持っていってもらうことにしました(要追加料金)。乗船客は私たち三人だけ。なんか申し訳ないみたい。
十和田湖は二重式カルデラ湖で周囲約46km, 一番深い所で326mのとても美しい湖です。昨年11月に来たときは遊覧船の運行は前の週で終わっていたので、今回楽しみにしていました。
母のアルバムには十和田湖周辺や奥入瀬でとった写真が幾枚もありました。
こんな晴れの日に来れたことに感謝です。
Yちゃんが何かの景品で当てた自撮棒を持ってきていて三人一緒の写真も撮れました。自他ともに認める写真撮影マニアのわたしですが、自撮棒は小恥ずかしくて未経験でしたが、結構使えますね。でも自分が映るより撮る方が好きなので買う予定はありません。
グラデーションの違う碧の世界。風はどこまでもすがすがしく、全てがキラキラして嬉しくて。エンジン音でかき消されるだろうと決めつけ、おもいっきり「ありがと〜」と叫んでみました。後から思えば、私たち以上の船員さん(みんな制服制帽でかっこ良かった)が階下に居たはずなので、何事か?と思われたかも。。。
休屋まで約50分のクルーズでした。着いてからは船着場で十和田湖ゆかりの展示をみたり、林檎を買い食いしたあと、車を受け取って昼食をとりました。
林檎は保存状態はいいのでしょうけれど、やっぱり旬の味はもう薄れていました。
ダニーは名物ヒメマスの甘露煮のせ、私たちは山菜のせの稲庭うどん。運転しない二人は奥入瀬ビールも。
木漏れ日の中、遊歩道を乙女の像へ向かいます。 ご当地マンホールを見つけるのも旅の楽しみの一つ。遊覧船まで湖面に浮かんでいる細かさ!海外ではお目にかかれませんよね、デザインされたマンホールなんて。
去年11月の雰囲気とは別の場所のよう。あの雰囲気も好きだけれど、とにかく爽やかでどこまでも歩いていたい空の色です。
緑をこよなく愛した母もこの季節にきっと来たのだろうな。十和田湖の唄は、遊覧船では外に出ていたので船内放送を聞き逃しました(汗)。
十和田神社に感謝の参拝
子の口まで戻り、渓流を歩きます。
子の口から銚子大滝まで1.6km。ゆっくり歩いても30分かかりません。水量の多さは11月とは比べものにならない豊かさで迫力あります。午後の柔らかな陽射しが舞踊る飛沫を照らしています。森林浴&滝でマイナスイオンパラダイス!
滝音も深く響き、流れは見ていて飽きません。五感をやわらかく刺激されながら歩を進めれば、細胞単位でヨロコビに満たされます。
九段の滝で一旦引き返し、車で石ケ戸に向かいました。
同行二人じゃないけど、昨年と同じく母の緑色のジャケットを着てきました。空いていたので雲井の滝では車を寄せることもできました。その後石ケ戸駐車場に停めて、阿修羅の流れまで歩きました。
一路、十和田ホテルへ。母のアルバムを見ていつか泊まってみたいところでした。こんなに早く実現するとは思わなかった。
ログハウスを思わせる落ち着いた佇まいの外観はアルバムのパンフレットと全く同じに見えましたが、平成10年に今の姿に建て直しされたそうです。元々このホテルは、昭和15年の東京オリンピックに向けて外国人観光客のために政府要請で秋田県が立てたものだそうです。日中戦争のため東京での開催は見送られ、次候補のヘルシンキでも第二次大戦の勃発により開催される事はありませんでした。
天然秋田杉を贅沢に使って宮大工が技を競ったといわれる建物はどこを見ても美しく、本館は国の登録有形文化財となっています。その本館の和室を予約してあったのですが、チェックイン時にYちゃんが"キャンセルが出たため+10,000円でスイートルームにご宿泊いただけます”というサインに気がつきました。そして両方の部屋を見せてもらって、私たちは別館のスイートルームに泊まることに!
どの部屋からも湖が見えます。最初に泊まるはずだった和室の床の間に「望」の掛け軸がかかっていました。それは大切な友人だった亡きO氏のファーストネーム。旅の間中、今はこの世に居ない人たちとなぜか近くつながっている気がしました。
夕食前に汗を流し、本館を見学しました。館内は浴衣でくつろげます。改装時は使える木材はすべて新たに磨くなどしてまた使われたそうです。
木のぬくもりに包まれる空間は、柔らかな照明も手伝ってなんとも言えぬ心地よさでした。立派な元玄関は吹き抜けの造り。二階部分はライブラリーで窓越しに湖を眺めながら読書もできます。
食事はレストランにて。7時半でもまだ日は落ちていません。
地酒テイスティング
調度品も和モダンのすてきなものばかり。売店で曲げワッパを買おうかものすごく迷ったけれど又この次に。ダニーはおつまみ類パッケージのひらがなやカタカナを読んで、その品揃えの豊富さと組み合わせに興味深げでした。いかにカマンベール詰めちゃうなんてフランス人もびっくり!?だね〜とか(笑)。
お風呂の後はYちゃんと部屋飲み。ルームサービスメニューがなかったので、食後にレストランで赤ワインを選んで部屋に届けてもらいました。
森林浴で充電できたからか、疲れ感じず眠くもならず。
デザートの萩の月と赤ワインで湖畔の夕べは更けていきました。
おまけ - 乙女の像を紹介するこんなかわいい漫画を見つけました。お暇なおりにどうぞ。
梅雨の真っ只中とは思えないお天気だね。お母さんのおかげだ!
返信削除その通り!いつも見守ってくれているみたいです。
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