四十九日より一足早く、昨年八月十日に母の納骨を行いました。台風の渦中にありながら濡れる事もなく滞りなく一日が終わりました。その日の模様はこちら。
あれから一年。本当に早いものです。
今年の暑さは観測史上最大と言われる厳しさと聞いています。わが家にはテレビはありませんが、朝身支度を整えながらラジオで日米のニュースをさらっています。政治経済のトピックスが終わるともっぱら日本では暑さがクローズアップされて、みんな大丈夫かなと心配になります。去年、毎朝熱中症注意報のイラストを見ながら過ごした朝を何となく思い出しながら、毎朝家を出るときは20℃前後。去年8ヶ月過ごし、先月も帰ったばかりの日本。今も私は多くをそこに残してきたような気がします。日々の仕事でも日本語に深く触れ、同僚も日本人、日常に日本語が溢れています。眠りにつく前に読む本も日本語を手に取ることが多いです。何よりもお正月が恋しい、厳密に言えば母がいるお正月ってことですが。
このところ毎朝に、ことのほか夏の匂いを感じます。
日照り続きですがほのかに甘い湿り気を含む朝の空気が夏休みの朝を思い出させます。ラジオ体操のカードを首に下げて近所の子と歩く道。帰ってきて飲む冷たい麦茶。仕事に出かける父母を見送って、午前中はドリルをやった。真面目というよりせっかちで、毎日やるべきドリルは最初の一週間で全部片付けてしまいました。それでも最後に工作か感想文で半泣きの目にはあっていた記憶はあります。
先週は博物館のメンバー限定パーティ、友人の誕生日パーティで金曜日からサンフランシスコに泊まっていました。青い空と海風を感じて、また2年前に母が来てくれたときの事を思い出していました。
去年の8月から一年。静かな夜、数々の巡る思いに身を馳せていると時空がずれてしまったよう。いまへの有り難さと失ったものへの郷愁。朝に夕に、桃色の雲を青空をに見るたび、泣き笑いしそうになる毎日です。
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