2009年6月17日水曜日

世界で一番価値のある560円

お金で買えるもの。モノ、情報、サービスなどなど。その時々によってほしいものも変わるし、手に入れたときの満足度もまちまち。でも、私にとっていつも満足を与えてくれるもの、それは本。古今東西、もう亡くなった人から自分よりすごく年下の人まで、すばらしい本を残し、今も書いてくれている。それぞれが自分の信じるところ、いいたいことを世界中とシェアしようとしてくれている。すばらしいことだと思う。

一番好きな映画は?食べ物は?色は?場所は?画家は?匂いは?花は?スポーツは?音楽は?俳優は?作曲家は?本は?あげればきりがない自分の中の一番。それでも私はあえて、本についていえば、マルクス・アウレーリウスの自省録をあげるだろう。121-180に生きたアウレーリウスはローマ皇帝で哲人。ローマの戦国時代に生きた彼は、ストアの教えに沿って日々を振り返り、自己の成長を死ぬまで続けた人だ。

”生きがいについて”、”こころの旅"、”人間をみつめて”など名著を残した神谷美恵子氏の名訳で、このような名著に触れることの幸福を心より感謝する。

0 件のコメント:

コメントを投稿