2009年9月8日火曜日

夕陽ハイキング

Marine Headlandsにハイキングに行きました。ここはゴールデンゲートブリッジをわたってすぐの所にある国立公園。瞑想リトリートでお友達になったMさんは、環境科学の専門家で、教育プログラムのデザインや実際に子供たちに環境やエリアの生態系について教えています。彼女の仕事が終わる時間に訪ね、夕陽ハイキングを楽しみました。

5時過ぎは日はまだ高く、気持ちのよい青空が広がります。霧も多いこの地域、ラッキーな日を選んだようです。
干潟にかかる桟橋を渡ってロデオビーチへ。砂は濃い茶色で荒い感じ。サーファーが数名波を探して漂っていました。Mさんは毎朝7時には波に乗っているそうです。

とにかく風が気持ちよいこと!空気が違うんです。磯の香りと適度に湿度を含んでいるのに透明で、生命力に満ちている感じ。深呼吸すると体中の細胞が活性化されるようです。私はどちらかというと山派で森林浴が大好きですが、海辺で同じように力をもらったのは久々でした。

トレイルから崖の下を見ると青い海が広がります。


登りながら日の傾き加減でかわっていく景色を楽しみます。Mさんは昨年仕事を少し休んで、屋外で働く世界の女性たちを訪ねたそうです。彼女たちのライフストーリーを写真とともに公開して、女性の地位向上、社会進出を応援するという大きな目的を持って活動しています。南アメリカや中央アジアなど現地に知り合いもいなければ言葉もわからない土地に一人で飛んで、地元でお友達を作ってばりばり取材した彼女の話に一気に引き込まれました。


ゴールデンゲートブリッジとサンフランシスコのスカイラインもきれいに見えます。時々海側から霧が流れてきますが、今日は下にはおりてこない模様。


登りながら日の傾き加減でかわっていく景色を楽しみます。

ここサウサリートは海軍の重要な基地でもあった場所で、所々見晴らしのよい場所に、要塞の名残である大砲を設置した基地跡があります。

麓におりてビーチでいろいろな話をしているうちに、黄昏は深まりました。

刻々とかわる空の色の不思議。波に揺れるサーファーを見ながらほほに感じる風。すべてがmagicalな一日の終わり。
干潟の水辺に映し出された茜色の雲は静かでそれでいて深い存在感がありました。絵心のある人だったらどんな絵を描くだろう?東山魁夷先生の絵をちらりと思い出したり。

夜ごはんをMさん宅でごちそうになり、充実した思いで夜のゴールデンゲートブリッジを渡って帰りました。自然に力をたくさんもらった一日でした。

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