おいしい食事と楽しい会話。クリスマス音楽が静かに流れる中、夜は更けて行きました。
友人特製のジャンバラヤ
みかん丸ごとケーキも人気でした
あるゲストは文化習慣を専門とするコンサルタントで、海外から赴任するエグゼクティブを対象にトレーニングをしているそうです。私たちも最近にわかにアゼルバイジャンの文化を学びました。というのは、家の売り手がアゼルバイジャン出身ご夫婦だったから。月曜日は夕食に招かれたので、ギフトとして何を持って行こうかと調べたら、デザートとお花、お花は奇数がいいそうです。しかし肝心の色や種類は何がいいのかわかりません。日本ではウェディングブーケにもなるカラーは欧米ではお葬式の花という印象が強いです。菊の花束を結婚式に持つような感じでしょうか。慶事と弔事の色も国によって様々だし、これを間違えたらかなり失礼なことになります。答えがわからなかった私たち、その知り合ったばかりのコンサルタントに聞いてみました。彼はビジネス慣習を専門としているのでわからないと言っていましたが、翌朝メールをくれました。全ての取引は食事で終わる、とのこと。これで彼らが私たちを夕食に招いてくれたのも納得です。
月曜日は快晴!空はどこまでも高く青く、常緑樹のレッドウッドに混じって赤や黄色の葉がまぶしく映えます。当日は休みを取って目医者と歯医者と専門医を梯子しました。酷使している目が心配でしたが視力も大丈夫。眼鏡を作れば目にかかる負担は防げるけれど、かけなくても問題はないレベルなので、もうしばらく裸眼で頑張ってみようと思います。瞳孔を開く検査もしたので、秋晴れの空がいっそうまぶしく感じられました。歯の方は専門医にも紹介されましたが、これは年明けかな。年期が入るとメンテナンスも重要です。
夜のたたずまいはこんな感じ
近くのレストランでバクラバというデザートを買い、シャンペンを添えました。
Welcome to your house! といわれても実感がない。。。
ご主人はアイリッシュベーコンを作っている会社を経営しています。ビジネスの売却日が伸びたので、後6ヶ月パロアルトに入るそうです。近くに一軒家を借り、土曜日に引っ越しです。私たちはその後、そろそろと引っ越しを始めます。奥さんは英米文学を教えていた先生で、アイルランド人作家にも詳しくアイルランドも大好きだそう。私たちがこの家を引き継ぐ事になって本当に嬉しい、と話してくれました。庭師もハウスキーパーも引き続き同じ人にお願いすることにします。それ以外に自分たちでどうやって家をメンテナンスしてきたか、事細かに話してくれました。まだしばらく街に留まってくれるというのも心強いです。
ペルシャ料理ではごはんのお焦げを楽しみます。タディットとよばれるクランチーお焦げは最高!わざとお焦げをつくる日本製の炊飯器もイランでは売られていると聞きましたが、このご夫妻は昔ながらの方法でお鍋で作るそうです。
バクラバも喜んでいただけました。
どんなに掃除をしても入ってくる埃、雨が降りそうな時はスプリンクラーを切ること、雨樋の掃除には針金ハンガーを繋げた自家製の道具が一番であることなどなど、家を慈しんできたからこそでてくるアドバイスをたくさんもらいました。来週末には明るい時に出かけて、家のクセやかわいがり方について引き続き教えてもらう予定です。まずは少しずつ荷造りです。
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