2014年4月22日火曜日

円満家庭保険

ほとんど喧嘩はしないわが家でも、意見の相違はあります。

話し合いで解決できる事がほとんどだけれど、価値観の違いは100%納得というわけにはいかないのが常。一度は落ち着いても、気になることは浮上してきてしまうこともあります。

私的にどうしても納得できないのがお掃除レディースに来てもらう頻度です。いまは週に一度、三人来て2時間弱で掃除してくれます。掃除機、ガラスを含めた拭き掃除はもちろん、窓の桟に溜まった埃も払ってくれるし、とてもいい仕事をしてくれます。でもでも。。。贅沢過ぎると思えてならない。せめて2週間に一度にしてもらいたいと何度か提案しました。庭師は週に一度ですがこちらこそプロに任せたいエリアなのでこちらの削減は考えていません。

でもダニーにとって、週一度のお掃除はとても大切な事らしいのです。たしかにきれいな方がいいに決まっている。でもある程度は自分だってできる。週に一度掃除機はかけるし、落ちた髪の毛だって毎回拾っていると主張しました。子供もペットもいないし、そんなに汚れるはずはないと。ダニーの反論は、それでもプロ三人が二時間でやる仕事を自分たちでやろうすれば週末の一日はつぶれる。その時間があるなら他のことをやればいい、時間は買えないのだからと。

確かに時は金なり。でも世の常として時間があれば(仕事してなければ)お金はなくて、時間がない時に余剰資金はたまりがち。

先週後半から短期の仕事に戻りましたが、基本的今年前半は、週に一度他人が家にくる事自体が苦痛でした。

そして数回目に直訴した時、彼は何度も説明してきた彼なりのロジックを一通り説明した後、とても悲しそうな顔をしていいました。「君にとって大事なことを僕は尊重してきたつもりだ。定期的に家を掃除してきれいな空間を保つことが、僕にはとても大事なことなんだ、それだけで十分な理由だと考えてもらえないかな。もちろん家計が厳しくなれば二週間に一度を検討する、でもまだそこまでには至っていないし、君だって何時間も掃除に費やすより料理をしたり、友達と会ったり楽しむ時間を満喫すればいい」と。

確かにロジックは通っています。どこに重きを置くかの違いです。でも確かに、彼は私の「大事」を尊重してくれていました。書けばきりがないほど。その悲しそうな顔をみて、お掃除費用=円満家庭保険、と自分の中で割り切れました。遅すぎなくてよかったと思いながら。

3 件のコメント:

  1. お久しぶりです、風邪の具合はいかがですか?なぜか最近コメントがかけないなあと思っていたら自分の設定のせいでした。。。^^;
    それにしても男性の拘るとこって「ソコですか?」って突っ込みたくなる時ありますよね!毎週プロ3人がかりでお掃除すごいですねえ!とはいえしょうもない趣味につぎ込まれるより良いのかも。。。!?
    しかしお庭のバラ立派ですね!ウチは芝生の種を全部鳥に食べられちゃったトコで先は長そうです〜^^

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    1. @yaさん、お久しぶり!コメントありがとうございます。お陰さまで風邪はなんとか落ち着きました。@yaさんも咳が大変だったみたいですね。もう大丈夫ですか?私は未だ夜眠れなくて困っています。お互い気をつけましょうね。
      贅沢が苦手なので肩身が狭いですが、割り切らないと本当の喧嘩になっちゃうもので。ま、たしかに高価な趣味に没頭されるよりは私もご利益受けられるしと考え方を変えます。
      芝生のは残念だったけど、ハーブは大丈夫かな?うちも球根をリスに全てやられまた植え直しです。お互い気長にがんばりましょう〜

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  2. 興味深いね、この価値観の違い。

    もしかするとこれは日本人の感覚なのか、私もお掃除レディースを雇うことに抵抗があったのだけど、半年程前から2週間に1回お願いするようにしました。お金で時間を買うというのは、まさにこのこと。今は他にプライオリティがあるのでそうしているけど、時間ができたらまた自分でやるのかな。

    東京滞在中は週2回の掃除が家賃に含まれていたのだけど、朝10時きっかりに登場されるのは結構苦痛でした。彼らが来る前にある程度片付けておかないと、と思っちゃうしね。

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