2012年5月20日日曜日

素晴らしかった

金環日食を見ることができました。恥ずかしながら、この世紀の天体ショーがあることを日本に着くまで知らず、観察用眼鏡も売り切れ買いそびれました。

今朝は曇り。そのうちぽつぽつ雨も落ちてきて、いつもの浜辺に散歩に行こうか、それともテレビで生中継を見ようか。悩みに悩んで家を出ました。家の前で日食グラスをポケットにしまう男性がいたので「見えましたか?」と聞いてみると、少し見えたけど隠れてしまったとのこと。眼鏡を買い忘れたと話したら、昨日までコンビニにたくさん売っていたと教えてくれました。公園に着くまで7件のコンビニ(7件もあること自体しらなんだ)を回るもどこも売り切れ。まあ予想していましたけれどね。
いつもの浜辺は元旦により賑わっていました。
雨は止んだけど、厚い雲が空を覆っています。。。
カメラをセットした二人組の女の子達も不安そうな面持ち。

針で穴を開けた厚紙と紙しか持たない私は、とりあえずまあ待ってみましょうと開き直りました。

少し明るくなってきた。。。
たま〜に雲が薄くなり、いけないこととは知りながら肉眼で空を見つめたら結構見えたんです。雲のナチュラルフィルターを通してかけゆく白い丸。それだけでもう感動。
そうこうしているうちに輪っかが出没。以下の写真は普通の小型デジカメを持って撮った写真です。若干露出補正はしましたがトリミングはしていません。午前7時34分から49分までの15分間の模様です。







最後の写真で焼きたてクロワッサンが食べたくなったのは私だけ?

カメラをセットしていたAちゃんとYちゃんは前回沖縄で日食が見られた25年前はまだ生まれていなかった女の子達。眼鏡を持っていない私に快く貸してた彼女たちと楽しくおしゃべりしてメルアドまで交換。いつかサンフランシスコに撮影旅行に来たいと話していた笑顔が印象的でした。

あきらめないで出かけてみるものですね。

日本に於いてこれほど広範囲で日食が観察できたのは、1118年の源平合戦当日だったとか。時を超えてこのタイミングで日本にたまたま居合わせたことに感謝感激。貴重な体験でした。

では最後に、トリミングした光の輪をご覧下さい。

3 件のコメント:

  1. 貴重な体験!グレーの雲がかかっていてくれたおかげで良く見えているようですね。でも日食というものを知らなかった時代の源平の兵士たちはこれを観てどんなことを考えたのかな。ステキな写真をシェアしてくれてありがとう!

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  2. えみこさんのコメントどおり、すごい写真!パワーもらいました。どうもありがとう。こんな瞬間に立ち会えた地球上にいる人たち皆とのつながりを考えますね。

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  3. えみこさん、そうなんです。水島の合戦では平家が事前に日食が起こることを知っていて、うろたえた源氏を一気に攻めて勝ったそうです。「源平盛衰記」には当時の模様が「闇夜のごとくになりたれば。。。」という一文があったとか。ではなぜ平家は知っていたのか?その当時でも日食予報みたいなのが出されていたのですって。すごいよねえ。

    Akikoさん、写真楽しんでもらえてよかった。次回は300年後だそうです。本当に貴重な体験、そしてそれを多くの人とシェアできる時代に生きてるってことも、素晴らしいですよね。

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