11/21から24まで東北に行ってました。友人Yちゃんの里帰りに同行して青森、秋田、岩手をまわりました。その盛りだくさんの旅の模様はまたぼちぼち書いていきます。
わかっていたことながら、家から離れている時間が長くなればなるほど戻って気分が落ち込みます。
もうできないよ。。。と言葉に出してしまいました。片付けられない。焦燥感だけがつのる悪循環。
帰った翌日、パニックが少し落ち着いてからガチガチの体をほぐすために整骨院の予約を一日早めました。いつも夕方は混んでいるのが変更ができ、治療院に着くと誰もいなくてとても静かで驚きました。前にも書きましたがその整骨院はご夫妻で経営していて、奥さまは体操教室で母とよく話もしたそうです。年齢を感じずに仲良くできたそうで、この方となら気が合うだろうなと私も納得していました。
受付を済ませると夕方はいない事が多い先生が「治療前にちょっとお時間ありますか、お話ししたい事が」と言って座敷に案内されました。そこでの先生の話に救われました。
先生は滅多に肩など凝らないのに先週の土日はぱんぱんに張って不思議に思っていたそうです。まず始め土曜日に高校生の娘さん(週末は治療院受付を手伝うこともある)の肩が重くなりどうしたかと思っていたらそのうち先生に症状が移り、そして母が先生に話しかけて来たそうです。自分が片付けられなかったために私が苦労しているのが申し訳ない、ごめんなさいとしきりに謝り、私の事が心配で霊界に行けず今も自分は家に居ると。とにかく私の苦労に心を痛めている、申し訳ないと伝えてくれと。
現世で徳を積んだ母は、もう天界の優しい光の中でこの世を忘れて楽しんでいるとばかり思っていたのに。この期に及びまだ心配かけているとは全くもって面目ないです。
確かに今私が置かれている現状は片付け以上に余計なストレスがあります。そのことも母はわかってくれていて申し訳ないといっているそうです。とにかく自分も一緒にいる、本当にごめんなさいと伝えてと先生は頼まれたそうです。そして肩の凝りは一気にとれたと。
母が片付けたかった時に一緒にできなかったことを悔やみ、どこから手をつけていいのかわからず一人固まっていた日々が続いていました。手を貸してくれる、チアリーダーになってくれる友人もいます。みんな心配して声をかけてくれます。でも誰かを煩わせる事はストレスになるばかりで頼めないし、まず私の中で踏ん切りがつけられなければ何も進まないとわかっているので助けを求める気にもなれずにいました。
そんな折、先生を通じて語りかけてくれた母。自分のことをわかってもらえている。こんな心強い事があるでしょうか。周りに敵がいても大切な人が自分を受け入れて味方でいてくれることがわかった。これだけで充分です。
早く安心してもらいたいからがんばる気力が湧いてきました。ゆっくりだけれど少しずつ。何度も繰り返してきた言葉だけれど、いまは声を出して母に話しかけながら片付けを進めています。先生も「お母さまならどうするだろう?と考えた時、まず浮かぶのがお母さまの声だと思って間違いないですよ」と言ってくれました。「今日予約を変えて来られたのも、来た時に誰もいなかったのもみなお母さまがアレンジしてます。明日なら私はここにいなかったので」とも。
押し入れをひとつづつ。粗大ゴミ引き取り申し込みを少しずつ。失敗する度に「またやっちゃった。容量悪くてごめんね」と母に謝りながら手足を動かしていけばなんとかなる気がしてきました。
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