2014年11月27日木曜日

水の香り

二日続いた冷たい雨が上がり、さわやかな一日となりました。資源ゴミの日。古本や母のお稽古ごとの紙類を出すので早起きしたついでに、日の出前に散歩に出かけました。
 
朝の空気に元気づけられ、母がいるとわかった家で片付けがはかどった一日でした。

夏に亡父の郷里を訪ねた時立ち寄った阿蘇山が今活発に活動し始めています。そのニュースを聞いて、案内してくれた親戚を思い出していたら彼女から嬉しい荷物が届きました。
なんかつながってるなあ。彼女たちが住む街は被害はないけれど、本当にいい時にダニーと私が阿蘇を見れてよかったと喜んでくれました。当時は火口はきれいに見えたけれど活発にガスも出ていました。その後間もなく立ち入り禁止になったので運が良かったです。

父の葬儀関連の書類や写真が沢山出てきて一瞬ひるんだものの「大丈夫、なんとかなるよね」と母に問い、自分にいい聞かせながら少しずつまとめました。父母がみなと楽しんだ麻雀卓は長姉の家に持って行くので、アルバムやその他の物も一緒に届けます。後はゆっくり兄姉で思い出を整理してくれれば父も喜ぶでしょう。
父の軍での履歴書や勲章、航空地図、戦後司令部での勤続をたたえる賞状も出てきて歴史を感じます。明治に生まれ昭和に生き平成に父が逝ってもうすぐ20年。

しかし人生の歴史から考えると彼らが残したモノは、私の所有物と比べいかに少ないか。母が片付けられなくて気をもんでいるのなら私はどうなってしまうのか。予行演習!と思いながら片付けるも思い出が詰まった写真や手紙を捨てられずにいます。とりあえずあまり厳しく整理せずに送ってしまおうと決めました。幸いダニーもそうする事を進めてくれます。
この葉書も全部とっておいてとダニー。これ以前ももらったんですけどまだこんなにあったとは!目がかわいくていつも笑ってしまう。
今日は仏壇のある座敷でいつもは気がつかない水の香りがしていました。この前行ってきた奥入瀬渓流を歩いた時のような瑞々しい空気が漂っている感じ。霊には香りがあると聞いたことを思いました。この部屋で一緒に片付けてるよと知らせてくれるのかな。と書いて、まさか過去二日の雨でどこかに雨漏り?と心配になってきました。押し入れを整理しても濡れた場所はなかったので大丈夫だといいけど(笑)。

母の魂が早く安らげるよう、無理せできるペースで具体的に行動に移していこう。

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