2016年11月25日金曜日

誕生日旅行 Day 1

連休中に今年のバックログを一気に解消したい。できるかどうかは別として、さかのぼって、7月の日本旅行までカバーしたい!まずは10月末の旅についてです。

以前からジョショアツリー国立公園に行きたいねと話していました。砂漠地帯にあるので夏はかなり暑い。でも今なら気候もよさそうと調べてみたら、ちょうど私の誕生日の週末に、星を愛でるイベントが開催中だったこともあり、行ってみることにしました。

金曜と月曜に休みを取って3泊4日の行程でした。ショショアツリー国立公園はロサンゼルスから200km強で全米で最も訪問者が多い国立公園の一つでもあるそう。飛行機を使うか考えた末、急でいい時間帯のフライトも取れず。空港でのチェクインなどの時間も考えると、車でいっちゃえ〜と約800キロを運転することにしました。

前日も仕事で遅かったので、朝に荷造りして出発は8時過ぎ。久々に恵みの雨が降り、途中はバケツをひっくり返したようだったのが、南下するにつれ青空が広がりはじめました。約8時間は長いけど、こんな時でもないと聴けないワグナーのオペラをかけながらひたすら走りました。もちろんU2のアルバム"Joshua Tree"も聞きましたよ。途中ひたすらまっすぐ(でも退屈な)5号線から58号線に折れ、車がまったく走ってない道をいけば、あ〜、カリフォルニアはやはり広いと実感。日本がすっぽり入っちゃうんですからね。
懐かしかったのは、友人えみこさんが昔住んでいたカリフォルニアシティのそばを通ったこと。まだ日本に住んでいた頃、彼女を訪ねていっしょにタンデムスカイダイビングをしたあの夏からもう何年だろう。行きはダニーが運転してくれたので、広大なモハビ砂漠を眺めながら昔に思いを馳せました。

途中からちらほらとジョショアツリーが見え始めました。この
4時半には29 Palmsという面白い名前の町に到着。ジョショアツリー国立公園は東京都の1.5倍はあり、園内で過ごす時間を優先するには、入口のそばに滞在するのがおすすめで、29 Palmsha北側入口に一番近い街でです。車を降り立つと暖かい風を頬に感じました。25Cと丁度いい感じ。日が落ちると気温も下がるかもしれないので、イベントへはダウンジャケット持参ででかけました

町のメキシコ料理店で夕食をとってイベント会場へ。その場所は毎週末、アマチュア天文学者が自慢の望遠鏡を持って集う場所だそうですが、イベント期間中はより多くの望遠鏡が設置され、パークレンジャーや州外の専門家を招いてのトークも行われました。興味深かったのは天文学の発展に貢献した女性たちの話でした。数学学者で長年NASAで活躍し、今も健在のKatherine Johnson女史は、昨年オバマ大統領からメダルを授与されています。彼女の足跡をたどった映画が来春公開されるそうなので、今から楽しみ。自分が書いた本を夫の名前で出版し、教科書といわれるまでに売れていたのに、夫が事実を後悔した途端、学者たちが本をボイコットされた専門家の話などを聞きながら、時代の変化をかんがえ今見える光も、もう存在しない星のものかもしれないと思ったり。新月に近く、天の川も美しく濃紺に映え、昴やアンドロメダがとても綺麗に見えました。

翌日は公園内をドライブ&ハイキングです。

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