二日目は、ヴォルテックスで朝日を見る予定でした。しかし5時のアラームで起きれば外は真っ暗でバケツをひっくり返したような大雨。予報ではそれが9時まで続くということで、迷わず8時にアラームをリセットしました。
朝食を終える頃には晴れ間がのぞき始めました。連日の睡眠不足も解消できていい感じ!
エアポートメサの展望台からの眺め
その後、レッドロック州立公園をドライブしました。車の数もまばらで、雄大な景色をたのしみながらゆったりとアップダウンの続く道を楽しみました。その後は一路、モニュメントバレーへ。セドナからは340km, 4時間弱です。広い空の下、果てしなくまっすぐな道を走り、ところどころ休憩しながら景色を楽しみます。
晴れ間のあとに急にスコールがきたり、バレーに近づくにつれ、めまぐるしく天気が変わりました。
モニュメントバレーはアリゾナ州北部とユタ南部にわたる一帯で、ビュートと呼ばれる岩山群が記念碑のようにみえるのがその名の由来です。ユタ側のゴールディングからアプローチ。
ナバホ族居住地であり聖地でもあるこの地域は、部族が管理する公園として一般公開されています。キャンプ場は大人気ですぐいっぱいになるそう。私たちは公園内キャビンに泊まりました。
夕方5時前にチェクインしてからもめまぐるしく変わる天気。
キャビンは目の前にビュートが見える絶好のロケーション。木のぬくもりが感じられる室内もとても快適です。ホテルが満室でラッキーでした。奥には二段ベットがある小部屋もあり、4人は泊まれます。ダニーは無理だけれど私の身長なら十分です。シャワーも水圧が強くて驚きました。シャワーの時間は短めに(5分だったかな?)お願いしますとありました。あの水圧なら十分時間内で浴びることができます。砂漠なのにすごい。
30分後には大きな虹がビュートの真上に!
日はかなり傾き始めましたが、園内唯一の3.3マイル(5.3km)のハイキングへ。
日中ではダニーの熱中症が心配なので、早朝か夕方かを考えていましたが、明日は27kmのドライブを朝のうちに回ることにし、歩くことに。西日に輝くビュートは近くで見るとかなり迫力があ、西部劇の舞台に紛れ込んだかのような不思議な感覚。歩き始めて一組のカップルとすれ違っただけで、人っ子一人いない荒野を行きます。
トレイルは、緩やかな上り下りありで、砕石で足元がゆるい箇所は結構体力を使いました。日中だったら地面からの照り返しもハンパないでしょうし、より体力を消耗していたでしょう。夕方で大正解でした。
ミトンの形に見えるミトンビュート。
砂漠は昼夜の寒暖の差が激しいけれど、当日は歩くとちょっと汗ばむくらいの適温。ちなみに年間を通しての最高気温は32C(90F), 最低気温は-4C(24F)です。
刻々と変わる空の色に映えるビュートは、角度の変化とともに違う姿を現してくれます。静寂の夕闇に浮かぶシルエットがなんとも素敵でした。
暗くなったけれど、足元はまだよく見えるし、キャビンが見えるので迷わず無事戻りました。うちのシャワーより水圧がしっかりしたシャワーを浴びてホテルのレストランへ!
ナバホ名物はフライブレッド、揚げパンです。私はその上に野菜やビーンズ、サルサを乗せたベジタリアンタコスにしました。ダニーはナバホ料理サンプラースを頼んだら、シチュー3種類と私と同じタコスのミニサイズとフルサイズの揚げパンが!当然全部は食べられなかったけれど、美味しかったです。お茶も懐かしい味でした。
スープとサラダバーもついてお腹いっぱい。ローストコーンのスープは甘くてちょっとピリ辛。完食は無理でした。。。
デッキから星がまたたく夜空を見上げ、静寂を満喫。7時前の日の出を楽しみにベッドにもぐりこみました。
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