2020年1月22日水曜日

年末年始旅行記 2019-2020 ⑨ 大晦日

*** 年末年始の2週間を振り返っています。***

2019年最後の日。なんかピンと来ませんが、大晦日到来。朝8時に、散歩に出かけました。

まだ太陽が昇っていないので、ちょっと寒い。それでも例年に比べると暖冬です。



とにかく静か。私たち以外に、二人ほど散歩している人がいるだけでした。
日の出は確か8時40分くらいだったかな。9時過ぎ頃に、丘の上にも陽が差してきました。


宿にあったトースター。これ、外身を外したわけじゃなくて、こういう仕様です。子供やペットがいたらとても使えない。でも素早く香ばしく焼けました。厚さや形が異なるパンも焼けるので、結構スグレモノかも。
10時に友人たちと待ち合わせしています。その前にコーヒーはいつものカフェで。
この日は、友人家族と兄弟総勢8人でハイキングに行きました。
スクエアからちょっと登ると、街がよく見渡せます。

友人のお父さまが眠るお墓にお参りして、歩き始めます。
なだらかな上り坂をおしゃべりしながら歩けば、知らないうちに結構高いところまで来ているました。
巡礼の道、エルカミーノ・デ・サンチアゴの一部を歩くことになるなんて、思いもよりませんでした。
大部分の道が舗装されていたけど、通る車はほとんどなし。両手には緑のなだらかな丘が広がり、羊や馬がのんびりと草を食んでいました。



途中葡萄畑もありました。
一見、カリフォルニアにありそうな葡萄畑ですが、みてください。かなり背が高い!
暖かくて、コートいらないくらいです。カシミアのセーターを着ていたダニーも私も、コートは脱ぎました。

一旦別の道と交わるところに、休憩エリアがありました。そこから展望台までは5分ほど。5000万年前(!)からの地層を説明する案内板がありました。海岸線にも降りられる道があるそう。いつかのんびり降りてみたい、けど行きはヨイヨイ、帰りは。。。ですね。

Yちゃんと青森の北山崎を歩いた時のことを思い出しました。景観は違うのになぜだろう?と思ったけど、前のブログから、ちょっと雰囲気が似てるのをわかっていただけるかと。
巡礼の道はまだまだ続きますが、我々は来た道を戻ります。みんなそろそろビールが飲みたくなったかな?足早になってる!


私は一人、のんびり写真を撮りつつ、急ぎ足でみんなに追い付いていきました。



いつも閉まっている教会が空いていたので、中を拝見

8kmほど歩いたでしょうか。気持ちよかった!お腹空いて、待ちに待ったピンチョス。
エビフライが美味しかった〜。バカラオ(干し鱈)のクロケタスも、今回の旅ではここで初めてお目にかかりました。あまりの美味しさに、夜用にテイクアウトしたかったのだけど、ビールを一杯飲み終えて、カウンターに戻った時はすでに売り切れでした(涙)。

みんな大晦日の晩餐に向けて、買い出しや料理があるので、1時間ほどで解散。また夕方7時に集合となりました。

長らく閉まっていたけど、改装されて新しく評判いいよ!と教えてもらったバールをチェック。外装も内装もモダンです。
店内もかなり賑わっていました。ここでウニピンチョスをオーダー。まあまあかな。ウニ好きの人の意見も聞いてみたいです。
ホタテのグラタン風、美味でした。柔らかくてコクのあるソースも、塩味はマイルドで、そのままワインのつまみにちょうどいい。アンチョビ系はどこで食べても美味しくて、ハズレはありません。


スーパーのそばにあったボルダリングウォール。大晦日もシエスタするのか、街の中は閑散としていました。


ベーカリーも早く閉まるかもしれないので、食後のプティフールを買いに行きました。トレーの写真を撮るのを忘れた。。。可愛い一口サイズの
宿への帰り道にまた寄り道。
ダニーは暖かなバールでビールを飲んで、ごきげん!

低く垂れ込めていた雲もいつの間にか消えて、金色の夕陽が注ぎます。

午後4時半頃のテラス。先日隣町のグルメ食材店で仕入れた地ビールで乾杯!

晩御飯の材料も整ったし。友人たちと落ち合うまでのんびり本を読んだりして寛ぎました。

大晦日は、夕方から9時頃までバールは営業しますが、そのあとはみんな家族団らんで食事を楽しむので、レストランはどこも閉まります。

子供たちもたくさん集まって、道端で鬼ごっこをしたりしています。
どこのバールも店内も軒先も人でいっぱい!

ハモン・イベリコの被りものを被った、陽気な一団突如現れてびっくり。
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9時過ぎには蜘蛛の子を散らすように、町から人が消え去りました。
私たちも宿に帰って晩餐の支度です。

熟成年数の違う4種類のマンチェゴチーズ、メンブリオ(クインスジャム)とともに。

ホワイトアスパラ、ツナ、トマトのサラダ。

アンチョビ、オリーブとペッパーのマリネも、Getaliaで買いました。程よい酸味がいい感じ。そして私のメインは、カサゴのパテ。色がきつく脂っこいかと心配したけれど、そんなことは全くなく、上品な旨味で食感もふわふわで美味しくいただきました。カサゴは英語で「スコーピオンフィッシュ」だと初めて知った!漢字は瘡魚(由来は皮膚がただれたように見える=瘡蓋ができたようだから)だそうです。
オイルは買わなかったので、きのこはバターでソテーして、スクランブルエッグに。これでもか!ってほどのバターで作るから、美味しくないわけなし。
これも、いい意味で噛みごたえのあるバゲットにのせて、美味しくいただきました。

IHコンロの着火に戸惑ったりしているうちに時間が経ち、あっという間にカウントダウン間近になりました。
スペインでは、12時の鐘に合わせて、一粒づつぶどうを食べて新年を祝います。なので24粒しっかり用意。
街からは景気のいい音が響いてきたので、外に出てみたら、あちこちで花火が上がっていました。

明けましておめでとうございます!2020年も元気で楽しくいきたいものだ〜とほろ酔い加減でご機嫌に過ごしました。が、2時にはみんなで集まる予定なので、ぬくぬくしてられるのもあとちょっと。

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