2020年1月14日火曜日

年末年始旅行記 2019-2020 ⑤ 12/27

*** 2週間の旅行を振り返っています ***

里帰りすると、毎年必ず訪れる場所があります。先述のギネスが美味しいパブ、Ballymoneyの海岸もそうですが、どうしても外せない場所、それはGlendalough (グレンダロッホ)。

二つの湖という意味のグレンダロッホは、標高が異なる二つの湖を挟んで作られた修道院跡で、歴史は8世紀に遡ります。遊歩道や、難易度の異なるトレイルもあり、人気のハイキングエリアです。弟の奥さんに初めて連れて行ってもらったのは、結婚した年のクリスマスでした。それ以来、地球上で一番好きな場所の一つになりました。そこに行くと、なぜかとても懐かしい思いにかられるのです。魂に直接響くというか、なんだろう。冬は足場がぬかるんでいるので遊歩道以外のトレイルは歩いたことがないけれど、いつか標高が高いところまで歩いて、修道院跡や湖を眺めてみたいと思っています。


さて、アイルランドといえば冬は山に雪が積もった白銀の世界を思い浮かべる方もいるようですが、クリスマス前後に雪はめったに降りません。降ったとしてもダブリン近郊では、1月後半から2月にかけてが多いようです。一度だけ、大雪でフライトキャンセル、着陸もできるかどうかハラハラしたことがありますが、今年は特に暖冬です。

もう一つ、アイルランドといえば羊。幅の狭い田舎道を走っていると、羊の群れをよく見かけます。牧歌的な風景を写真に撮るにはさあ大変。車がやっと2台すれ違える幅の道路に、一時停止する路肩などありません。いつも「羊だ〜」と言いながら残念な思いで通り過ぎます。グレンダロッホに行く途中で、側道に折れてやっと一枚パチリ。

グレンダロッホは、駐車場が満杯で引き返す羽目になりました(涙)。初めて来たのは11年前ですが、ここ5年ほど特に混んで来たように思います。
お昼を食べてから仕切り直しするつもりで、途中の街まで引き返しました。ここのギネスは10点満点中5点、ちょっと残念なお味でした。チャウダーは美味しかった。

引き返してまた入れなかったら残念なので、年明けに出直すことにして、その街にある歴史ある貯水池を散歩しました。

どこを見ても絵になります。写真でその美しさをお届け出来ないのが残念。

ヴァートリー貯水池 (Vartry Reservoir)は、1863年と1923年に作られた二つの貯水池です。貯水量は合計で300億リットル、想像できないけど。周りに歩けるエリアがあって、人気のハイキングコースのようです。ちょうど自転車のチャリティレースとウォーキングイベントが開催されていました。

こちらのUpper Reservoirは新しい方、と言っても約100年前に作られた貯水池。


午後2時、傾き始めた金色の日差しが柔らかでした。



こちらはLower Reservoir.

午後3時、人っ子一人いませんでした。

この日は、世界中に散らばる友人家族がクリスマスに集まるというので、お茶に立ち寄る約束をしていました。それまでちょっと時間があるので、海岸線をドライブして、夏に賑わうビーチへ。途中途中で、眺めの良い場所に車を寄せたりして、のんびりドライブを楽しみました。

4時を過ぎるとかなり暗いです。友人たちが借りている家までの道のりは、それはもう真っ暗闇のくねくね道で、運転には気を使いました。まあ真っ暗だと対向車が来てもすぐわかるし、ハイビームもすぐに解除してくれるので、すぐに慣れました。友人たちの帰宅が遅れて、30分くらいしか時間がなかったけど、久しぶりに会えてよかった!

夜はダニーの大学時代の友人と街でディナーをしました。クリスマスイヴと比べると、人出が落ち着いていました。
ちょっと時間があったので、1669年創業のパブで一杯。ここのは私的に8/10点かな。

石焼きステーキや魚が目玉のレストランで、オヒョウのグリルを食べました。生の切り身を一旦アツアツの石にのせて、その後切りながら熱を通す、という方法で食べるそうです。ウエイターが無愛想な人で、なんかよくわからないまま、みんな適当に肉や魚に火を通して食べました。
ダニーの左手のカップルは、以前ベイエリアに住んでいて、ダニーとは偶然地元のパブで再会を果たしました。その後東海岸に引っ越してからも、クリスマスに帰るたびにパブで落ち合っています。右手のカップルは、大学時代から付き合って結婚したカップル。旦那さんは母校で教鞭をとっています。卒業以来の再会だそうです。

明るくて充電もできるバスが好きなので、のんびりバスに揺られて、帰宅は1時半くらいとなりました。

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