2020年1月17日金曜日

年末年始旅行記 2019-2020 ⑧ 12/30 San Sebastian

素晴らしい快晴の朝!バスク地方最大の都市で、美食の都として名を馳せる、サンセバスチャン(バスク語でドノステア)に出かけました。車で1時間弱です。
ドライブは快適でしたが、街中至るところで工事中で、渋滞に巻き込まれ、とほほ。
お昼過ぎ、やっと広場の地下駐車場に車を停めて、ビーチ方面へ。
旧市街へは、橋を渡っていきます。特徴ある建物は、コンサートなどのイベントが開かれるアートセンターです。


パン屋さんの店先、かわいい!
1817年創立のコンスティチューション広場
縦横に趣のある通りが重なり、美味しそうなバールが軒を連ねています。

10年前に行った美味しいピンチョスを出すバール、見つけられる自信があったのだけど、ついに見つからず。
最初にピンと来て入ったバールは、シンプルなじゃがいも入りオムレツが最高に美味しかったです!

2軒目は、とにかく混んでたけど、なんとかカウンターに場所を確保。ビールグラスの背後にある山盛りのは、シーフードサラダのよう。すっごいボリューム、重くて一人じゃ持てなさそう。出来たてみたいで、まだ一皿も注文がないみたい。
クロケタス、季節のきのこのソテー(絶品)、カニ肉づめパイ(超絶品)、フィッシュパテアンチョビのせ。どれもこれもほっぺた落ちました。生ハムも美味しかったらしい。

ハム屋さんの店先。お店の人、カメラ目線だったw
サンセバスチャン、美味しいものが好きな人は、何日いても飽きないと思います!
お腹も一杯になったことだし。ずっと気になっていた、大きなキリスト像がそびえる丘に登ることにしました。渋っていたダニーも、食べ過ぎたので観念したようです。
洗濯日和。あちこちの窓に、洗濯物がハタハタしてて、和んだな〜
日焼け防止に、目深にかぶった毛糸帽に注目!
12mのキリスト像がある城跡までは標高123m。色々なルートがあるらしいですが、私たちは港の先端にある水族館エリアから、階段をひたすら登りました。
途中途中の景色がまた素晴らしい。

左下のダニーと比べて、像の大きさがわかっていただけるかと。
それなりに人出はあったのですが、広々としているからか、気配が感じられません。一人で陽だまりに包まれているような静寂感があります。

3時過ぎには麓に戻りました。なんだかとても遠くに旅をしたような気分。時間軸を超えたような、そんな午後でした。
この建物は図書館です。中も素晴らしいらしいので、開いているときに来てみたい
再び橋を渡り、新市街に戻りました。
帰りは大晦日の食材を仕入れに、近くの町の大きなスーパーに立ち寄りました。
スペインなら生ハムでしょ!ダニーはじっくり吟味して選びます。私は食べられないので、小さめのパックでごめんよ。チーズは熟成度の異なるマンチェゴのパックと、その他のアソートチーズ。
こんな風に、生ハムの塊が売られているのです!大迫力にびっくりした〜

新年に食されるカラフルなヌガー。お正月スイーツテーブルで売ってました。
精肉コーナーの迫力を、ご覧ください!
十分すぎるほどの食材を仕入れて、宿に戻りました。
群青色の空に半月映える、それほど寒くない夜。隣町のゲタリアまでバスで行ってみることに。料金は乗るときに行き先を告げて支払い、蛇腹で繋がった2台分くらいのスペースがあるバスに乗りました。終点はサンセバスチャン。です。海岸線の風景は素晴らしいので、晴れた日にのんびりバスで出かけるのもいいかもしれません。
漆黒の闇に包まれているけど、時間的にはまだ7時前。広場では、大勢の子供たちのはしゃぐ声が賑やかです。
中心のプラザでは、コーラルが高らかに鳴り響いていました。そして教会のベルが7時を知らせます。とっぷり暮れた夜は11時くらいの雰囲気。
さて、どこでご飯にしよう?と目貫通りを歩くと。。。
美味しそうな食材店が目にとまりました!入ってみると、数々のお惣菜や海中で寝かせたワイン、季節のヌガーなど美味しそう&面白そうなものが並んでいます。
そこで地ビールとアンチョビと唐辛子のピンチョスを仕入れました。
教会を過ぎて、路地を進みます。その先に、人気のシーフードレストランがあると友人に聞いたので行ってみました。しかしオフシーズンは営業していないようで、待っていたのは、ひっそりとした暗い街並みでした。でも危ない感じは全然しません。
ここは魚市場のようです。倉庫街も黄色い灯りがなんとも郷愁をそそる感じ。昔バイクでよく行った埠頭を思い出したかな。
ぶらぶら港を散歩して、また目貫通りに戻ります。
一本裏通りから戻ったら、明るい八百屋さんがありました。この時期に鮮やかなエアルームトマトがあるって不思議。南スペインではまだ獲れるのかな。このお店でチーズプレートに添えるリンゴとナッツをゲットしました。
ピンチョスが美味しそうな賑わっているバールに入りました。他でも見かけましたが、ウニのピンチョスをがありました。殻はホンモノ。特にウニ好きではないので、他のものをオーダーしたけど、帰る前に一度は食べてみようかな。
ダニーはハム入りクロケタス、蟹甲羅焼きなどを楽しみ、私はイカのすり身とイカスミをつめた揚げ春巻きを食べました。濃厚なんだけどしつこくなくて美味しかった!ビールでも白ワインでも。
紙ナプキンはフロアに捨ててもマナー違反ではありません。
ディナー前から気になっていた、隣のカフェに立ち寄りました。お客さんの年齢層が高く、地元のおじいちゃんおばあちゃんの憩いの場所みたいないい雰囲気。照明もちょっと暗くて、スペインのカフェを指していうのもなんですが、昭和な感じでした。コーヒーと楽しみたかったのだけど、あと10分で閉店なので、テイクアウトすることにしました。
一見クリームブリュレのようなタルト。何が入っているの?と聞いたら「ゴールドのや赤いのがあるフルーツ」と言われ、何だろう、、、と考え込んでいたら、スマホ翻訳で「プラムよ!」と教えてくれました。
バスにてスマイアへ戻って、先日みんなと出かけたバールへ。
今回、気に入った赤ワインが見つ借りました。それとピンチョスには、パンのブリーフライのせ。甘酸っぱいジャムとくるみがとろけるチーズと相性抜群!

教会の周りや、静かな通りを思いのままに散策します。通りはゴミひとつ落ちておらず、人影もなし。

落ち着いた照明の街並み、大好きです。いつもとは違うルートで、宿に戻りました。
戻ってお茶を入れて、エクレア(チョコカスタード入りだった!)とプラムパイ。クラストはさっくり、クリームは甘さほどよく、とっても美味しかったです。口福、幸福。

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