2013年2月2日土曜日

東京日記 2013 ④「気持ち」でまわる経済

今回の帰国中、しみじみ感じたこと。それは日本文化に根付いた気持ちを形にして送る習慣です。仏事も続きましたが、私自身、新居を持ったことで多くの方々にお祝いしていただきました。

帰国時に友人や親戚とあるお土産のやりとりからはじまる気持ちの品を贈って贈られる。簡易包装も定着してきたけれど、買い物をするたび「お熨斗はどういたしますか?」と聞かれます。包装紙もお祝い事と仏事では色合いやデザインが違うことなど、前は当たり前だったことがやけに新鮮。

自分のためなら買わないけれど、人に贈るために真剣にものを選ぶ。そんな風習が及ぼす経済効果につながってると今更ながらに感じました。

断捨離は業法哲学としてすてきだけれど、相手を思いやった贈り物は、きっとどこかに居場所が見つかるのではないでしょうか。たとえそれが物理的な場所でなくても。

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