亡き父、母、そして私も大変お世話になった、ファミリードクターのN先生が、昨晩旅立たれました。
手術して一ヶ月ほど入院されているとは聞いていました。母は密かに、復帰は難しいのではないかと思っていたそうです。確かに82歳まで、毎日診察をするまでには、無理だったかもしれません。でもそれが最後のお別れになるとは。
母とご挨拶に行ってきました。自分より若い知り合いやお世話になった方々を見送る日々。
いつかはやってくるお別れの時ですが、その時に悔い無きように毎日を過ごす。頭でわかっていることを、実地訓練で飲み込まされる。この貴重なタイミングに感謝すべきなのでしょうね。
明日は昨年自宅で旅立った伯父の一周忌に参加します。最後まで病院に行くことを拒み、自宅で愛妻、伯母の元で過ごした伯父。画家で優しい笑顔が印象的な穏やかな紳士でした。
さよならのあとも皆で集まって思い出すこと。故人には、それが慰めになるのか、現世への未練となるのか、知るよしもありませんが、残されたものにとって、会いたい人を懐かしむ。これは自然かつ、必要な感情の表現だと信じます。
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