午後からチョコまんじゅうときみしぐれをつくりました。なぜか今日の気分はTchaikovsky. バイオリンやピアノ協奏曲や交響曲をならしながらのまんじゅう作り。最近またバロックに戻っていたので、色とりどりの羽が舞っているような旋律がとても新鮮。
チョコまんじゅう作りは初めて。金塚晴子さんのレシピを参考にしました。幼稚園の頃、ヤマザキのチョコまんが大好きでした。特にビターチョコの皮が大好きで、それだけ食べてあんこを残して怒られたことも。白あんはネイビービーンズ、リマビーンズと両方で作った物があったので両方使ってみました。二つは色も風味も違います。
ビターチョコの皮が豆っぽさもうまく隠して、こちらの人にも喜ばれる味です。皮は焼きたてはさっくり、少し経つとしっとりしてチョコ風味が濃くなります。あんにマーマレードやベリージャム、フルーツリキュールをまぜてもきっと合います。
きみしぐれは白あんとゆで卵の黄身とまぜた皮で小豆あんを包んだお菓子。同じ卵を使ったお菓子でも、和ものと洋ものでは全く違いますよね。そういえば「ありあけのハ〜バ〜♪」という焼き菓子(今も健全)の味プロファイルははきみしぐれに似ています。
ゆで卵の黄身をそぼろにしてから、レンジで水分を飛ばし(火取り)て粗熱を取った白あんと水でといた膨張剤を混ぜます。
その皮であんこを包み、強火で5分蒸します。ひび割れがきれいに出たら成功です。卵入りの和菓子には共通の懐かしさがあります。きみしぐれの皮だけ蒸したらしっとり卵ボール風味のようになるのかな。今日食べたかったのはそんなほっこりした甘さと舌触りでした。
わざわざヒビが入るように蒸し上げてあんを見せるところは、羽裏に遊び絵を使ったり、ちらりとしか見えない帯揚げに凝ったりするのに通ずる日本文化の粋ですね。
あんこ物が苦手だった幼少の頃、和菓子の選択をするとしたらきみしぐれでした!わたしもできたら黄色の皮の部分だけたべてこし餡は残したかった。
返信削除ひび割れからちょっと中が見える粋。考えたこともなかったけれど本当ですね!
へ〜、幼少の頃からきみしぐれとは通!。私は大人になってしばらくしてから知りました。豆のクセをゆで卵の黄身でやわらげて、色美しく仕上げる工夫はすごいです。こちらの人は「ひび」を失敗と思うのでは?と考えた時に、模様として、そして中をのぞかせるための役割に気づきました。
返信削除写真を見ながらへぇ〜と感心。
返信削除それにしても、お2人とも幼少の頃からチョコまんとかきみしぐれとか、通ですね〜!そちらにも感心。
Cさん、チョコまんはなんちゃって和菓子なのよ。通好みというより菓子パンみたいな感じ。作ってるのもヤマザキだったし。でも皮がおいしいんだな〜。
返信削除冷めるとちょっと下の方がしわっぽくなるのだけど、それを活かして皮を二色にして栗に見立てれば?とDanny。Good idea!手間かかるけど.次回やってみます。